就職率100%は求職者159人の結果
大学の2025年度・2026年3月卒業生の進路結果は、2026年5月1日現在の集計です。ビジネス学部は卒業者161人、求職者159人、就職者159人、就職率100%で、専門学校への進学者1人が掲載されています。[1]
| 項目 | 大学公表値 | 読み方 |
|---|---|---|
| 卒業者 | 161人 | 学部卒業者の人数 |
| 求職者 | 159人 | 就職を希望する人数 |
| 就職者 | 159人 | 就職した人数 |
| 求職率 | 98.8% | 卒業者に占める求職者の割合 |
| 就職率 | 100% | 求職者に対する就職者の割合 |
求職率98.8%と就職率100%は分母が違います。卒業者161人全員が就職したという意味でも、全員が第一志望の企業へ入れたという意味でもありません。学部の率と、自分が受ける選考の条件は分けて考えましょう。
企業名と職種を分けて、応募先を調べる
2025年度の主な就職先には、伊藤忠テクノソリューションズ、大塚商会、SOMPOシステムズ、日本アイ・ビー・エムデジタルサービス、ディスコ、東ソー、オルビス、鹿島建設などが掲載されています。[1]
金融関連ではSMBC日興証券、三井住友銀行、三井住友信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券などがあり、公務員では千葉県、神奈川県横浜市、茨城県古河市の事務職が掲載されています。公務員の職種は大学が明示した表記ですが、各企業の採用職種や人数は分かりません。[1]
たとえば情報関連の会社に就職したことだけから、全員がシステムエンジニアに採用されたとは判断できません。大手企業を希望する場合も、企業名の印象だけで選ばず、募集職種、業務内容、勤務地、選考方法を確かめます。
学部案内にはサポーター企業やリーダーシップ・プログラムの協力企業も載っていますが、これは教育への協力に関する一覧です。2025年度の就職先一覧とは別であり、協力企業すべてに卒業者が就職したと読むことはできません。[2]
経営・マーケティング・経済・会計の学びを使う
ビジネス学部は2020年4月に開設され、経営、マーケティング、経済、会計の4分野に加え、法律、情報・統計、英語などを学ぶ構成を案内しています。知識を学び、実際の課題へ使い、振り返る流れが特徴として示されています。[2]
カリキュラムの紹介では、経営戦略論で戦略の考え方や手法を学び、マーケティング・コミュニケーションで変化する媒体や情報環境を踏まえた企画の知識を学ぶとされています。統計学基礎演習では、実際にデータを集めて分析する内容が掲載されています。[3]
就活で「マーケティングを学んだ」「データを使える」と話す際は、どの問いに対して何を調べ、どの手法で考えたかを説明します。授業の名称をそのまま能力の証明にせず、自分が扱った課題と作業を具体的にしましょう。
| 学びや経験 | 自分の行動として示すこと | 確認する根拠 |
|---|---|---|
| 企業や市場の分析 | 複数の情報を比較し、論点を絞った | 比較対象、出典、判断の理由 |
| データを用いた課題 | 集計方法を選び、結果の範囲を確かめた | 対象、方法、解釈の限界 |
| 商品・サービスの提案 | 利用者や企業の課題を踏まえて案を変えた | 調査、助言、修正前後の違い |
| チームの活動 | 意見を整理し、仕事を進めやすくした | 自分の担当、共有方法、振り返り |
リーダー役でなくても、協働への貢献を説明できる
リーダーシップ開発プログラムは、1・2年次に企業が提示する課題へグループで取り組み、自分と他者への理解を深め、チームで成果を生む役割を考える学びです。大学は、周囲を引っ張る形だけでなく、支える形など個々の特徴を生かすリーダーシップも説明しています。[4]
代表や班長でなかったから書くことがない、と考える必要はありません。議論で抜けていた視点を出した、意見の違いを整理した、締切を見て作業を調整したなど、実際の行動を振り返れます。役職名よりも、チームのどの課題にどう働きかけたかが大切です。
一方で、企業に提案したことと、企業が採用・実施したことは別です。授業の発表を実際の事業成果として書いたり、チーム全員の成果を自分一人の実績にしたりせず、担当した範囲と確認できる結果を示しましょう。
プログラムの説明ページには、学部開設前の2017~2019年度に教養教育科目で実施した授業という注記もあります。過去の事例を現在の学部生全員が経験したと考えず、自分の履修した授業と活動に沿って整理します。[4]
チームでの工夫を伝える文章例
編集部の架空の例です。「企業への提案を考えた際、私は調べた情報を比較表にする役割を担当しました。話し合いが好みの違いで止まっていたため、想定する利用者と解決したい問題を先に共有しました。その後は案ごとの利点と課題を比べ、提案内容を絞り込みました。」
これは共立女子大学の学生の体験談ではありません。自分の経験へ置き換え、実際の担当と議論の経過に沿って書きます。売上や集客を確認していないのに改善したと書かず、調査や発表で何が変わったかを説明しましょう。
面接では、別の意見をどう扱ったか、自分の案を変更した理由、次に同じ課題へ取り組むなら何を変えるかも振り返れます。「協調性がある」という一言だけでなく、行動の根拠を伝える準備をします。
学部の相談とサマーキャンプを、進路の具体化へ使う
学部のキャリア形成サポートは、専任教員による定期的な相談や、2年次のキャリア支援サマーキャンプを案内しています。卒業後のイメージを学生間や教員と考え、その後の学修へつなげる機会です。[5]
2026年度のサマーキャンプは9月4日に実施されたと、9月10日付の学部ニュースで報告されています。卒業生の仕事・就活経験の紹介、講演、自己理解と職業観を考えるセミナーが行われました。今後参加できる募集ではなく、実施済みの支援例として確認できます。[6]
全学のキャリアセンターも、キャリアカウンセラーとの面談や多様なプログラムを案内しています。希望する業界が定まらない段階でも、関心のある仕事と授業での経験を一つずつ持って相談すると、比較すべき点を整理しやすくなります。[7]
今日から、経験一つと応募候補一つを比べる
- 2025年度の実績を見て、関心のある企業や採用区分を選ぶ。
- 現在の募集内容を読み、仕事内容と必要な提出物を確認する。
- 授業や活動一つを、目的・担当・判断・改善の順で整理する。
- 学部教員やキャリアセンターへ相談し、経験の伝え方と応募候補を見直す。
ビジネス学部の学びを進路へつなぐときは、幅広い知識と協働経験のうち、自分が具体的に説明できるものを選びます。就職率や大学名だけで自分を評価せず、実際の経験と希望する仕事の条件を照らして準備を進めましょう。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 共立女子大学 2025年度大学進路結果確認日:2026-09-10 / 2026/3卒2026/5/1。ビジネス161卒159求159就100、求98.8、専門1。企業単年度、事務公務明示
- 共立女子大学 ビジネス学部確認日:2026-09-10 / 2020/4開設、4主要分野、協力企業は就職先でない
- 共立女子大学 カリキュラム確認日:2026-09-10 / 経営戦略、マーケコミュニケーション、統計実データ分析
- 共立女子大学 リーダーシップ開発確認日:2026-09-10 / 1–2企業課題、役職に限らぬ支援型。下部2017–19教養授業注記を現学部事例に移さない
- 共立女子大学 キャリア形成サポート確認日:2026-09-10 / 教員定期相談2年キャンプ
- 共立女子大学 2026年度キャリア支援サマーキャンプ確認日:2026-09-10 / 2026/9/10発表9/4実施。OG経験・講演・自己職業理解、現在募集扱いなし
- 共立女子大学 キャリアセンター確認日:2026-09-10 / カウンセラー面談・多様プログラム