新学部と旧学科、2027年度の案内を分ける

学部の進路ページには「2023年4月開設」と記載されています。一方、2025年度の大学進路結果では、建築・デザインは家政学部の学科として集計されています。学部名の付いたページに就職先が載っていても、その卒業者の年度と所属まで確認する必要があります。[1] [2]​‌‌​​​​‌​‌​‌​​‌‌‌​‌‌​‌‌‌​‌​‌‌​​‌​‌‌​‌​​‌​​​​​​‌​‌‌‌‌​​‌​​​​​‌‌‌‌

また、学部トップページでは2027年4月から建築、デザイン、コクリエイトの3コース体制へ移ることを案内しています。カリキュラムページは2コースの学びを掲載しており、2026年時点の在学生は自分の入学年度の履修資料を基準にしてください。[3] [4]

コクリエイトコースは2027年4月開設の案内であり、すでに卒業者の実績があるコースではありません。今の学部を調べるときも、将来の入学者向け説明を現在の全学生の履修内容へ置き換えないようにしましょう。[3]

参考にできる97.2%は、旧家政学部の学科実績

2025年度、2026年3月卒業生について、大学は2026年5月1日現在の進路結果を公表しています。家政学部建築・デザイン学科は卒業者115人、求職者107人、就職者104人、就職率97.2%、大学院進学者2人です。[2]

旧家政学部建築・デザイン学科の2025年度実績
項目読み方
卒業者115人旧学科の卒業者
求職者107人就職を希望する人
就職者104人就職した人
就職率97.2%求職者107人を分母とする割合
大学院進学者2人就職とは別の進路
[2]

この率は卒業者115人全員を分母にした値ではなく、建築コース・デザインコースを合わせた学科の値です。コース別就職率や、設計職・デザイナー職への就職率はこの表から分かりません。過去の進路の広がりを知る参考として使いましょう。

会社名と職種を分け、コース別の就職先を見る

2025年度の旧学科建築コースの主な就職先には、オカムラ、住友林業ホームテック、積水ハウスリフォーム、野村不動産パートナーズ、ポラス、三井デザインテック、三菱地所ホーム、YKK APなどが掲載されています。[2]

旧学科デザインコースには、あとらす二十一、カインズ、カルチュア・エンタテインメントグループ、帝國器材、東京映像美術などが掲載されています。これは企業名の一覧であり、個社の採用人数や職種は示されていません。[2]

住宅関連の企業でも設計、施工に関わる仕事、提案や顧客対応などの募集は区分が異なり得ます。企業名から卒業者の担当を決めつけず、自分が応募する職種の仕事内容、応募条件、提出物を確認してください。大手企業を希望する場合も、この確認は同じです。

学部の進路ページには2023年度、2022年度、過年度の一覧も掲載されています。年度の異なる企業を集めて2025年度の実績として見せず、比較する表の時期をそろえることが大切です。[1]

建築は空間の条件、デザインは使い手への意図を整理する

建築コースの紹介は、建築、インテリア、まちづくりを扱い、人間や環境への理解と工学・表現の技術を結び付ける内容です。図面や模型だけでなく、何を調べ、どの条件を優先して空間を考えたかが説明の材料になります。[5]

デザインコースは、グラフィックとプロダクトの2分野を案内しています。立体や平面の基礎から、社会や生活者の視点でデザインを考え、卒業制作・卒業論文へ進む流れが示されています。[6]

就活では、学んだ分野をそのまま能力の証明とせず、自分の課題でどんな判断をしたかを示します。建築なら敷地や利用者の条件、デザインなら使う場面や伝えたい情報を整理し、それに対して形や構成をどう選んだかを説明しましょう。

学部内のページには旧家政学部時代の卒業生や作品の紹介もあります。先輩の事例は参考になりますが、新学部の自分と全く同じ履修環境だったとは限らないため、自分の授業と成果物に沿って準備します。[5] [6]

作品集には完成形と、判断の過程を入れる

作品集の提出が求められる場合は、応募先の形式や容量などの指定を先に確認します。そのうえで、完成画像だけでなく、課題の条件、調査、途中案、修正の理由、自分の担当を読み手が追えるように整理することを勧めます。

一つの作品で整理する項目(編集部の提案)
項目書き出す内容
目的誰がどの場面で使うものか、解決したい問題
条件敷地、素材、寸法、期間など実際に与えられた制約
調査・検討見学、資料、比較案、試作で確認したこと
修正どの指摘や結果を受け、何を変えたか
担当個人制作か共同制作か、自分が担った範囲
振り返り残った課題と、次に確かめたいこと

共同制作の場合は他の人の担当まで自分の制作と見せないようにします。授業で提案した設計を実際に建設されたものとして説明したり、試作品を販売済みの商品として紹介したりせず、成果物の段階を明記してください。

編集部の架空の例です。「空間を提案する課題で、私は利用者の動きと図面の整理を担当しました。最初の案では入口付近に人が集中すると考え、通路の配置を複数案で比較しました。発表では選んだ案と見送った案を示し、使いやすさの観点から変更理由を説明しました。」

これは実在する学生の体験談ではありません。実際に行った調査や比較に置き換え、測定していない使いやすさを実証済みと書かないことが大切です。

制作環境で使った技術を、目的と結び付ける

デジタルクリエーションラボは、大判出力などの平面制作、3Dプリンターやレーザーカッターを使う立体制作、VRや照明・映像のシミュレーションなどを扱う環境として紹介されています。[7]

設備があることと、自分が使いこなしたことは別です。実際に使った機器やソフト、担当した操作、出力後の調整を具体的に整理しましょう。「3Dを使える」という説明に加え、何を確かめるために模型を作ったかまで話せると、制作の目的を伝えられます。

作品一つと募集職種一つを持って相談する

キャリアセンターは「kyoritsu就活」からの予約による個別相談を案内しており、進路選択、応募書類、面接準備を相談できます。作品の専門的な内容は教員にも確認し、応募先に伝わる説明を整えましょう。[8]

  • 自分の所属・入学年度に対応する履修資料と進路情報を確認する。
  • 希望する会社の募集職種、応募条件、提出物を調べる。
  • 作品一つの目的・条件・比較案・担当・修正理由を整理する。
  • 教員やキャリアセンターへ相談し、作品説明と志望理由を見直す。

新学部の就活を考えるときは、旧学科の実績を参考にしながら、自分の制作と希望する仕事を具体的に照らすことが大切です。大学名や作品の印象だけで判断せず、利用者の課題をどう捉え、形にしたかを伝える準備を進めましょう。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 共立女子大学 建築・デザイン学部卒業後の進路確認日:2026-09-10 / 2023/4開設注記。2023/2022/過年度一覧、新学部卒としない
  2. 共立女子大学 2025年度大学進路結果確認日:2026-09-10 / 旧家政学部学科115卒107求104就97.2院2。コース別単年企業・職種不明
  3. 共立女子大学 建築・デザイン学部確認日:2026-09-10 / 2027/4コクリエイト新設3コース、2026在籍と区別
  4. 共立女子大学 カリキュラム確認日:2026-09-10 / 2コース、top2027との時期差
  5. 共立女子大学 建築コース確認日:2026-09-10 / 建築インテリアまちづくり、工学美術環境。旧卒業生2010/2012等を新学部に移さず
  6. 共立女子大学 デザインコース確認日:2026-09-10 / グラフィックプロダクト、基礎から卒制。2021旧学科卒業生明示
  7. 共立女子大学 デジタルクリエーションラボ確認日:2026-09-10 / DCL1平面2立体3VR照明等。設備と個人習熟別
  8. 共立女子大学 在学生の皆様へ確認日:2026-09-10 / kyoritsu就活予約個別相談

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