学部名への不安を、確認できる材料に分ける
法学部は法律学科のフレックスA・Bと政治学科を紹介しています。法律の学びに加え、政治学科では政治理論・歴史、国際関係、政策などを扱います。資格職だけでなく、自分がどの組織で、どのような課題に関わりたいかを考える入口になります。[3]
大学名や学部名への不安があると、応募する前に候補を減らしたくなることがあります。まずは卒業生の進路を参考にし、自分の希望する仕事、応募条件、説明できる経験を別々に書き出してみましょう。実績を知ることと、自分の選考準備をすることの両方が必要です。
2025年度の実績は、就職希望者と卒業者を区別する
| 学科・専攻 | 卒業者 | 就職希望者 | 就職者 | 進学者 | 就職率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 法律・フレックスA | 290 | 255 | 244 | 5 | 95.7% |
| 法律・フレックスB | 110 | 85 | 83 | 5 | 97.6% |
| 政治 | 193 | 177 | 174 | 4 | 98.3% |
就職率は就職希望者に対する就職者の割合です。資料では、求職登録及び進路の届出をしていない者を就職希望者から除き、9月卒業者も含めています。進学者は大学院・大学・留学・専門学校等の区分です。卒業者全員が就職した割合や、第一志望に入れた割合ではありません。[2]
フレックスA・Bや政治学科の就職率の違いを、採用側の学科評価と結びつけることはできません。各区分で人数や進路の選び方が異なり、表は個人の選考通過可能性を示していません。
主な就職先は、所属区分と年度をそろえて読む
| 区分 | 掲載先 |
|---|---|
| 法律・フレックスA | 三井住友銀行、ニトリ、東京都 |
| 法律・フレックスB | 大塚商会、読売広告社、埼玉県 |
| 政治学科 | 千葉銀行、富士ソフト、目黒区 |
これは大学が掲載した主な就職先の一部です。各社の採用人数、配属職種、選考通過率はこの一覧からは分かりません。掲載があることは応募を考える材料になりますが、今年度の募集や採用を保証するものではありません。グループ名の表記は特定の一社への入社と読み替えないようにします。
大手企業に関心がある場合も、社名だけで決めず、募集職種と仕事内容を比較してください。大学全体の企業規模別実績を、自分の学部の大手内定率に置き換えることはできません。有名な会社への応募と、仕事内容に納得できる会社を見つける作業を並行して進めましょう。
学びを自己PRに変えるときの振り返り方
次の表は、公式に紹介された学びを手がかりにした編集部の振り返り案です。履修した人全員が同じ経験をしているわけではありません。自分が実際に取り組んだ課題だけを選び、担当、工夫、結果の順に整理します。
| 学びの観点 | 経験の探し方 | 確認する問い |
|---|---|---|
| 法律の事例検討 | 事実と適用するルールを分けた | 結論を出す前にどの条件を確かめたか |
| 政治・政策の比較 | 立場が異なる関係者の論点を整理した | 対立する意見をどう取り扱ったか |
| 演習での発表 | 反論を受けて説明を修正した | 結論を支える根拠の弱さにどう対応したか |
「学んだので能力があります」と結論だけ書くより、うまくいかなかった点と、修正のために取った行動を一つ示します。チームの成果と自分の担当を分け、測っていない効果や周囲から受けていない評価は付け加えないことが大切です。
公務と民間を併願するなら、締切と準備を同じ表に置く
公務と民間のどちらを志望するか決めきれない場合、まず両方の選考情報を並べてみましょう。募集区分、提出書類、試験内容、面接時期を一つの表にすると、何が共通で何が別準備なのかが分かります。具体的な日程は応募する年度・機関・企業の募集要項で確認してください。
公務への関心を説明するときは、「安定している」だけで終わらせず、どの分野の課題に関わりたいかを言葉にします。民間企業では、同じ関心がその会社の顧客や事業にどうつながるのかを調べます。面接のために志望を作り替えるのではなく、自分が関わりたい相手と仕事の違いを考える作業です。
法律を学んだだけで法務職に配属されるとは限りません。公式就職先に金融機関やメーカーが載っていても、職種は一覧から分かりません。法的な知識を直接使いたいのか、条件を整理して判断する考え方を使いたいのかを分け、募集職種の説明を読んでください。
面接で説明する文章の組み立て例
以下は編集部の架空の例です。実在の学生の体験談や内定事例ではありません。
「演習で事例を検討するとき、最初の結論をすぐに発表せず、確認できた事実と仮定を分けました。反対意見が成り立つ条件を整理してメンバーと共有し、結論の根拠と残る疑問を説明しました。」
この文章をそのまま使うのではなく、自分の課題名、確認した資料、修正した内容に置き換えます。「なぜそう考えたか」「別の方法はなかったか」と質問されたときに、経験に沿って答えられる範囲へ絞りましょう。成果が小さくても、判断を具体的に説明できることが準備になります。
候補を比較するときに確かめたいこと
- 公務と民間の締切が重なる週に、何を優先するか。
- 募集職種で法律・政治の学びと接点がある業務は何か。
- 試験準備だけでなく、応募書類や面接の練習時間を確保できているか。
確認した答えは、募集要項に書かれていたこと、説明会で聞いたこと、自分が推測したことを分けてメモします。分からない条件がある場合は空欄を残し、次の説明会や相談で質問してください。空欄を憶測で埋めるより、候補を比べる基準が明確になります。
キャリアセンターには資料と迷っている点を持っていく
駒澤大学は、個別相談で進路の相談、応募書類のチェック、面接練習に対応すると案内しています。駒キャリでは求人や選考体験報告等を閲覧でき、OB・OG照会も紹介されています。利用条件や受付方法は、参加前に最新の学内案内で確認してください。[4]
相談時は、応募先の募集要項と自己PRの下書きを用意します。「何をすればよいか」だけでなく、「この経験で自分の行動が伝わるか」「候補の比較で抜けている観点は何か」のように、一つの相談で確かめたい点を絞ると、その後の修正へ進みやすくなります。
今日から進める三つの準備
- 今日:授業・実習・活動から、自分の担当と工夫を説明できる経験を一つ選ぶ。
- 次の数日:気になる応募先を三つ選び、職種・条件・締切・未確認事項を並べる。
- 応募前:書類を相談し、修正した内容を自分の言葉で話す練習をする。
選考でうまくいかなかったときは、大学名だけを原因と決めず、書類、試験、面接のどこで課題があったかを振り返ります。準備できる部分を一つずつ改善し、次の応募に使える材料を増やしていきましょう。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 駒澤大学 2025年度卒業生(2026卒)主な就職先確認日:2026-09-10 / 1ページ・法学部。2026年5月1日現在。学部卒業生のみ
- 駒澤大学 令和7年度卒業生就職状況確認日:2026-09-10 / 1ページ・該当学科行と注記。2026年5月1日現在
- 駒澤大学 法学部確認日:2026-09-10 / 現行学科・専攻と学びの説明
- 駒澤大学 進路状況と支援体制確認日:2026-09-10 / 個別相談、駒キャリ、OB・OG照会。利用時は学内最新案内を確認