学部名への不安を、確認できる材料に分ける
GMS学部のグローバル・メディア学科は、実践的な英語でのコミュニケーションと、情報・メディアを多様な視点から分析する学びを紹介しています。英語とメディアのどちらか一方だけを専門とする説明では、学びの広がりが伝わりません。[3]
大学名や学部名への不安があると、応募する前に候補を減らしたくなることがあります。まずは卒業生の進路を参考にし、自分の希望する仕事、応募条件、説明できる経験を別々に書き出してみましょう。実績を知ることと、自分の選考準備をすることの両方が必要です。
2025年度の実績は、就職希望者と卒業者を区別する
| 学科・専攻 | 卒業者 | 就職希望者 | 就職者 | 進学者 | 就職率 |
|---|---|---|---|---|---|
| グローバル・メディア学科 | 292 | 257 | 253 | 5 | 98.4% |
就職率は就職希望者に対する就職者の割合です。資料では、求職登録及び進路の届出をしていない者を就職希望者から除き、9月卒業者も含めています。進学者は大学院・大学・留学・専門学校等の区分です。卒業者全員が就職した割合や、第一志望に入れた割合ではありません。[2]
学部公式の就職情報ページにも年度別一覧がありますが、この記事の就職先表は大学全体の2025年度卒業生資料のGMS欄に統一しています。別年度の有名企業を混ぜて実績を大きく見せないようにします。
主な就職先は、所属区分と年度をそろえて読む
| 区分 | 掲載先 |
|---|---|
| 航空 | 日本航空、JALスカイ |
| 金融 | 野村證券 |
| 小売 | 高島屋、良品計画 |
| メディア関連 | MAPPA、サイバーエージェント |
これは大学が掲載した主な就職先の一部です。各社の採用人数、配属職種、選考通過率はこの一覧からは分かりません。掲載があることは応募を考える材料になりますが、今年度の募集や採用を保証するものではありません。グループ名の表記は特定の一社への入社と読み替えないようにします。
大手企業に関心がある場合も、社名だけで決めず、募集職種と仕事内容を比較してください。大学全体の企業規模別実績を、自分の学部の大手内定率に置き換えることはできません。有名な会社への応募と、仕事内容に納得できる会社を見つける作業を並行して進めましょう。
学びを自己PRに変えるときの振り返り方
次の表は、公式に紹介された学びを手がかりにした編集部の振り返り案です。履修した人全員が同じ経験をしているわけではありません。自分が実際に取り組んだ課題だけを選び、担当、工夫、結果の順に整理します。
| 学びの観点 | 経験の探し方 | 確認する問い |
|---|---|---|
| 英語で情報を読む | 日本語資料と内容を照合した経験 | 言語の違いで判断を誤らないよう何を確かめたか |
| メディアを分析する | 発信者や対象者による表現の違いを調べた経験 | 何を比較し、どの根拠で結論を出したか |
| 情報を伝える | 発表や制作で説明を修正した経験 | 伝わらなかった箇所をどう見つけたか |
「学んだので能力があります」と結論だけ書くより、うまくいかなかった点と、修正のために取った行動を一つ示します。チームの成果と自分の担当を分け、測っていない効果や周囲から受けていない評価は付け加えないことが大切です。
英語を使う仕事は「使う場面」まで分ける
英語を使いたい人は、海外の情報を読む、顧客に案内する、社内外の調整をする、といった使用場面を分けてみましょう。同じ会社でも、配属によって英語を使う頻度や求められる水準は異なり得ます。説明会では「英語を使えますか」より「新人のどの業務で英語を使いますか」と聞くと具体化できます。
メディアを志望する場合も、コンテンツをつくる仕事、届け方を考える仕事、顧客の課題を聞いて提案する仕事を一緒にしないことが大切です。好きな作品の名前に加え、自分が担当したい工程、その工程に関心を持った経験を言葉にしましょう。
留学をしていないことを、そのまま経験不足と結びつける必要はありません。授業で異なる言語の資料を読み比べた、共同発表の認識のずれを確かめた、といった実際の行動を探します。一方、履修しただけの科目を「実務で使いこなせる」と書くのは避けましょう。
面接で説明する文章の組み立て例
以下は編集部の架空の例です。実在の学生の体験談や内定事例ではありません。
「授業の発表で海外の記事を紹介した際、日本語記事と説明の前提が違うことに気づきました。両方の対象読者と発表時期を確認し、違いが分かる比較表をつくりました。質疑で説明できなかった箇所は再確認し、資料を修正しました。」
この文章をそのまま使うのではなく、自分の課題名、確認した資料、修正した内容に置き換えます。「なぜそう考えたか」「別の方法はなかったか」と質問されたときに、経験に沿って答えられる範囲へ絞りましょう。成果が小さくても、判断を具体的に説明できることが準備になります。
候補を比較するときに確かめたいこと
- 語学の水準は応募時の必須条件か、配属時の目安か。
- 制作・広告運用・営業など、募集職種の担当範囲はどこまでか。
- 課題や作品の提出がある場合、どの点を説明する必要があるか。
確認した答えは、募集要項に書かれていたこと、説明会で聞いたこと、自分が推測したことを分けてメモします。分からない条件がある場合は空欄を残し、次の説明会や相談で質問してください。空欄を憶測で埋めるより、候補を比べる基準が明確になります。
キャリアセンターには資料と迷っている点を持っていく
駒澤大学は、個別相談で進路の相談、応募書類のチェック、面接練習に対応すると案内しています。駒キャリでは求人や選考体験報告等を閲覧でき、OB・OG照会も紹介されています。利用条件や受付方法は、参加前に最新の学内案内で確認してください。[4]
相談時は、応募先の募集要項と自己PRの下書きを用意します。「何をすればよいか」だけでなく、「この経験で自分の行動が伝わるか」「候補の比較で抜けている観点は何か」のように、一つの相談で確かめたい点を絞ると、その後の修正へ進みやすくなります。
今日から進める三つの準備
- 今日:授業・実習・活動から、自分の担当と工夫を説明できる経験を一つ選ぶ。
- 次の数日:気になる応募先を三つ選び、職種・条件・締切・未確認事項を並べる。
- 応募前:書類を相談し、修正した内容を自分の言葉で話す練習をする。
選考でうまくいかなかったときは、大学名だけを原因と決めず、書類、試験、面接のどこで課題があったかを振り返ります。準備できる部分を一つずつ改善し、次の応募に使える材料を増やしていきましょう。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 駒澤大学 2025年度卒業生(2026卒)主な就職先確認日:2026-09-10 / 1ページ・グローバル・メディア・スタディーズ学部。2026年5月1日現在。学部卒業生のみ
- 駒澤大学 令和7年度卒業生就職状況確認日:2026-09-10 / 1ページ・該当学科行と注記。2026年5月1日現在
- 駒澤大学 グローバル・メディア・スタディーズ学部確認日:2026-09-10 / 現行学科・専攻と学びの説明
- 駒澤大学 進路状況と支援体制確認日:2026-09-10 / 個別相談、駒キャリ、OB・OG照会。利用時は学内最新案内を確認