2026年度の3学科と、旧学科の対応を確認する

学科名と年度の違い
学科確認した状況進路資料の読み方
農業資源生物学科地域創成農学科から2026年4月に名称変更2025年度の旧名称の実績と対応させる
海洋水産生物学科2023年開設2025年度の他学科の卒業実績を流用しない
アクアグリーンフィールド学科2026年新設、同年5月は1年次在籍卒業後の進路紹介は想定として読む
[1] [2]

2025年度の進路表には醸造学科も掲載されています。現在の3学科の構成とは異なるので、醸造学科の卒業生の就職先を新設学科の実績として扱わないようにしましょう。本稿では過去の実績と、現在の学科の学びを分けて紹介します。[2] [3]​‌‌‌‌​​​​‌‌​‌​‌‌​‌​​‌​​‌‌​​‌‌‌​​​‌​​​‌​​‌​​​​​​​‌​​‌​​‌‌​‌​‌‌‌‌​

履修科目や実習の条件は、入学年度によって確認が必要です。学部全体に共通する説明があっても、全員が同じ実習や研究を行うと決めつけず、自分が実際に取り組んだ内容を応募書類に使います。

2025年度の卒業・進路人数を読み解く

2025年度の進路(2026年5月1日現在)
学科・卒業時期卒業者進学者就職者
地域創成農・3月19人0人18人
醸造・9月1人0人1人
醸造・3月12人1人9人
[3]

地域創成農学科の9月卒業者は0人と公表されています。上表は「卒業対象在学生数」ではなく「卒業者数」を使いました。就職希望者数がないため、卒業者数を分母にして希望者の就職率を算出することはしません。[3]

海洋水産生物学科とアクアグリーンフィールド学科について、2025年度表に卒業実績がないことは、就職できないという意味ではありません。開設時期の違いを踏まえ、現時点で公表されている教育内容と、応募先の実際の募集をそれぞれ確認してください。

食品、農業、自治体などの就職先を調べる

2025年度卒業生の主な就職先では、地域創成農学科にヒガシマル醤油、石原果樹園、クボタアグリサービス、DCMなどが掲載され、公務員の欄に兵庫県、洲本市が示されています。醸造学科には太田麹店、垣内みそ店、新日本ホテルズなどが掲載されています。[4]

企業や自治体の名称だけでは、生産、品質管理、営業、事務、技術職などの採用区分は分かりません。農学部出身だから全員が研究開発職という読み方をせず、今年度の募集職種と必要な学歴・資格・経験を確認します。

学科ページにある実習先・インターンシップ協定企業は、就職先とは別の情報です。企業で学ぶ機会があることを、その会社へ就職できる仕組みや優先採用の証拠にしないでください。[5]

農業資源生物は、生産から販売までの接点を考える

農業資源生物学科は、農作物の生産、食品加工、農業経営などを学び、最初の2年間で幅広い分野に触れ、3年次以降に関心のある分野を深めると紹介しています。フィールド実習や植物工場、食品を分析する設備なども案内されています。[6]

実習を振り返る際は、「作物を育てた」「食品を作った」だけで終わらせず、記録した条件、予想と違った点、原因を確かめるために行ったことを整理しましょう。商品の検討なら、作る側の工夫に加えて、使う人や買う人にどう説明したかも材料になります。

進路を考えるときは、生産の現場に関わりたいのか、加工や品質に関心があるのか、商品を届ける仕事をしたいのかを分けてみます。一つに決めきれなくても、候補の仕事内容を調べる際の問いが具体的になります。

海洋水産生物は、資源・加工・展示の学びを整理する

海洋水産生物学科は、水圏環境の保全、水産増養殖、水産食品、生物展示などの学びを紹介しています。2024年3月に完成した臨海実習棟は、生態調査や水産食品の実習、課題研究などで活用する施設として案内されています。[7]

将来の進路として、水産関連の団体、食品製造会社、水族館・動物園、環境保全に関する団体、行政機関などが挙げられています。これは想定される進路であり、2025年度卒業生が各分野へ就職したという一覧ではありません。[7]

応募先を比較する際は、生物を扱うことに関心があるのか、食品として活用することなのか、人に魅力を伝えることなのかを考えます。研究や実習の説明では、扱った対象、調べた方法、自分が担当した範囲を示すと、専門外の相手にも伝わりやすくなります。

新設学科では、観察と地域の学びを蓄積する

アクアグリーンフィールド学科は、森・里・川・海のつながり、食生産、地域資源の活用を学ぶと紹介しています。1年次のアクアフィールド実習では、水辺の生物や環境、水生生物の飼育などを学ぶと説明しています。[8]

新設学科の学生は、まだ自学科の卒業実績が蓄積していない段階です。自然が好きという気持ちを出発点に、観察して気付いた違い、地域の人から学んだこと、調べ直した疑問を記録しておくと、後の研究や進路準備につながります。

公式ページには、2027年完成予定のキャンプ場や、2027年7月上旬に誕生予定の関連水族館の構想も掲載されています。これらを確認時点ですでに利用できる施設として扱わず、参加や実習の具体的な機会は最新の学内案内で確かめてください。[8]

資格の取得と採用条件を分けて確認する

農学部は、所定の授業単位によって得られる資格として、学芸員、食品衛生管理者、食品衛生監視員を3学科共通で案内しています。食品衛生監視員は任用資格と示されています。履修条件は大学へ、採用の条件は募集元へ、それぞれ確認してください。[8]

仕事を比較する問い(編集部の提案)
関心募集で確認すること
食品や農水産物生産、製造、品質、営業などの職種と担当内容
自然・生物の展示や保全施設や団体の募集職種、資格、実習・経験の扱い
地域や行政採用区分、専門科目、資格要件、試験日程
大学院・研究研究したい課題、指導分野、入試条件

資格を取得できるという大学の案内と、その資格を使う職に採用されることは別です。資格名だけを自己PRにせず、関連する授業や実習で何を理解し、どの作業を行ったかも説明できるようにしましょう。

実習での確認と改善を、自己PRにする

編集部の架空の例です。「実習の記録をまとめた際、班によって記録する項目が違い、結果を比べにくいことに気付きました。私は不足する項目を整理して教員に確認し、班で記録の書き方をそろえる提案をしました。条件を正確に残し、分からないことを確認する大切さを学びました。」

これは吉備国際大学の学生の実話ではありません。自分の栽培、加工、調査、飼育などの経験に置き換えます。成功した結果だけでなく、比較できなかった理由や、次に変えるべきことを説明できることも大切です。

研究職以外を考える場合も、記録を整える、相手に分かるように説明する、分担を調整する経験は仕事内容との接点を探せます。ただし、企業が求める人物像を推測だけで決めず、募集や説明会の内容と照らし合わせてください。

南あわじの窓口で、実習と応募準備を相談する

大学は南あわじ志知キャンパスにもキャリアサポートセンターの窓口を置き、個別の履歴書指導、面接練習、グループディスカッション、模擬試験などの支援を案内しています。研究や実習の専門的な相談は教員と行い、応募書類の準備と組み合わせられます。[9]

  • 自分の学科名と、参照する就職実績の年度を確認する。
  • 実習で担当した内容、疑問、改善したことを記録する。
  • 候補三つの募集職種と必要条件を比較する。
  • 実習・研究と応募日程を整理し、教員や窓口へ相談する。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 吉備国際大学 農業資源生物学科確認日:2026-09-10 / 2026地域創成農→農業資源生物名称変更、海洋水産2023開設
  2. 吉備国際大学 在学生数確認日:2026-09-10 / 2026/5/1農業資源・海洋水産・アクアの3学科、アクア1年のみ
  3. 吉備国際大学 卒業・進学・就職者数確認日:2026-09-10 / 2025地域3月卒19進0就18、9月卒0。醸造9月1/0/1、3月12/1/9。希望人数なし
  4. 吉備国際大学 就職実績確認日:2026-09-10 / 令和7年度地域創成農・醸造の企業と公務員。学科/年度厳密区別
  5. 吉備国際大学 農業資源生物 進路・資格確認日:2026-09-10 / 協定実習先と就職先を分離、年度不明一覧は2025として使わない
  6. 吉備国際大学 農業資源生物 特徴確認日:2026-09-10 / 2年幅広い学び3年以降専門、フィールド・植物工場・分析。唯一等優位表現非採用
  7. 吉備国際大学 海洋水産生物学科確認日:2026-09-10 / 環境保全・養殖・食品・展示、2024/3臨海実習棟、卒業後は想定進路
  8. 吉備国際大学 アクアグリーンフィールド学科確認日:2026-09-10 / 森里川海、1年アクア実習、3学科共通資格。キャンプ場・水族館は2027予定、現在完成でない
  9. 吉備国際大学 キャリアサポートセンター確認日:2026-09-10 / 南あわじ志知窓口、履歴書・面接・GD・模試等

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