国際情報学部の実績を、新しい情報デザイン学科と分ける
大学の教育研究上の目的では、国際情報学部国際情報学科は2026年度より学生募集停止と案内されています。一方、デザイン工学部情報デザイン学科は2026年4月に開設されました。旧学科の在学生が学んだ内容や卒業者の進路を、新学科の卒業実績として説明しないことが大切です。[1] [2]
公式の就職実績ページでは、情報デザイン学科の欄に前身となる学科の実績を掲載していると注記しています。見出しが新学科になっていても、2022~2024年度の就職先は前身の国際情報学科の実績として読みます。この記事では、2025年度の人数も国際情報学部の集計として扱います。[3] [4]
旧国際情報学科にはグローバルスタディーズコースとメディアスタディーズコースがあり、2年次以降は所属コースを中心に他コースの授業も学べると紹介されています。履歴書や面接では、自分の正式な所属と、実際に履修・参加した内容を伝えましょう。[5]
2コースの就職者数と分母を確認する
| コース | 卒業者 | 就職希望者 | 就職者 | 就職率 |
|---|---|---|---|---|
| グローバルスタディーズ | 66人 | 59人 | 57人 | 96.6% |
| メディアスタディーズ | 95人 | 92人 | 89人 | 96.7% |
| 国際情報学部計 | 161人 | 151人 | 146人 | 96.7% |
就職率は就職者÷就職希望者です。卒業者全員の割合でも、希望した職種への採用率でもありません。5月1日現在の就職未決定者はグローバル2人、メディア3人の計5人です。また、表の就職者には1年以上の非正規の職員として就職した人も含まれています。[4]
大学院進学はグローバル1人、メディア0人で、外国の学校等への進学はそれぞれ2人と1人です。大学院進学と海外の学校への進学を一つの項目として読まないようにします。表の「卒業生に占める就職者の割合」は、就職者÷(卒業者-大学院進学者)という注記があり、就職希望者を分母とする率とは別です。[4]
編集部提案として、学科の数字を見る目的は、自分の選択肢を把握することに置きます。少人数のコースで率が違うことだけを理由に、自分の経験の価値や採用されやすさを決めつけず、応募する仕事と準備内容を確認しましょう。
情報・マスコミだけでなく、企業ごとの仕事を調べる
公式の2022~2024年度の実績には、情報・通信分野で富士ソフト、東芝デジタルエンジニアリング、丸紅情報システムズ、トヨタシステムズ、アビームシステムズなどが掲載されています。マスコミ分野には中部日本放送、テレビ朝日映像、CBCラジオ、三重テレビ放送などがあります。[3]
広告では博報堂プロダクツ、サン・アドなど、メーカーではトヨタ自動車、豊田自動織機、アイシン、スズキなどが掲載されています。名古屋銀行やあいち銀行、ANAエアポートサービス、ジェイアール東海ホテルズなどの例もあり、就職先は一つの業界に限られていません。[3]
ただし、この一覧は2025年度だけの実績ではなく、企業別の人数やすべての職種を示していません。放送局に就職した人を全員アナウンサー、情報通信企業への就職者を全員エンジニアと読み替えることはできません。[3]
| 関心 | 調べる内容 |
|---|---|
| 映像・広告 | どの媒体や制作工程を担当する職種なのか |
| 情報システム | 開発、運用、提案など、具体的な業務と必要な学習 |
| 観光・国際ビジネス | 接客、企画、営業などの違いと語学の使用場面 |
| メーカー・金融 | 応募職種で情報収集や調整の経験をどう生かせるか |
正式な法人名と求人票を確かめ、過去の卒業生の就職先が現在も同じ条件で募集しているとは考えないようにしましょう。
KITは、渡航先よりも準備・発見・振り返りを説明する
旧国際情報学科のKITは、1年次の必修海外研修として紹介されています。前期にトラベル英会話やプログラムを学び、後期に現地の文化・社会事情などを準備し、研修後に体験や学習成果、今後の目標を発表する流れです。単に海外へ行ったことだけでなく、研修前後を含む学びとして整理できます。[5]
実施形態には年度差があります。公式ページは2020~2022年度はオンラインで実施し、2023年度から随時渡航を再開したと注記しています。全員が同じ国へ渡航した、すべての年度で同じ研修を行った、と一括りにしないようにしてください。[5]
紹介されるプログラム例には、現地取材を基に台湾観光ツアーを企画するものや、カンボジアの暮らしや歴史を学ぶもの、映画制作などがあります。自分が参加したプログラムとその時期を確かめ、何を見て、事前の予想がどう変わったかを整理しましょう。現在の渡航先や費用は、その年度の案内で確認します。[5]
編集部の架空の例:観光企画の研修で、有名な場所を並べるだけでは想定する旅行者の関心に合わないと気づいた。現地で得た情報を基に移動や体験の順序を見直し、企画の理由を班で説明した。面接では「異文化理解が深まった」という言葉に加え、情報を確かめて提案を変えた行動を話した。実在の学生の事例ではありません。
企画・制作では、完成物と判断の過程を一緒に示す
旧学科のWLIは、協調型リーダーシップを養う取り組みとして紹介されています。2年次以降には講演会の企画・運営や、自治体・企業の課題を調べて提案する活動があります。国際情報演習では、学生がグループでプロジェクトを立ち上げ、企画・実行します。[5]
2023年度の例には、衣服の廃棄を減らす交換イベントや、瀬戸市の祭りで地元団体と協働した、陶器を小物に再生する子ども向けワークショップがあります。これらは授業での具体例です。自分が参加していない企画を、自分の実績として応募書類に書かないようにしましょう。[5]
新しい情報デザイン学科の紹介にも、前身学科の学生によるKP(kinjo productions)の活動が掲載されています。企画、脚本、撮影、編集、俳優などを学生で分担し、短編映画を作る内容です。ここでも前身学科の情報を掲載していると注記されているため、活動の主体と年度を確認して読みます。[2]
編集部提案として、作品を見せられる職種への応募では、制作目的、対象者、自分の担当、使った方法、改善した点を一緒に整理します。完成物だけでなく、なぜその構成や表現を選んだかを説明できると、考え方を伝えやすくなります。公開権限のない映像や個人情報、共同制作者の素材は、許可なく提出しないでください。
広い学びから、応募する職種に合う経験を選ぶ
旧学科には観光、マスコミ、貿易ビジネス、プランナー、国際貢献、クリエイターという実践的プログラムの紹介があります。例えば広告の企画制作、貿易の知識、Webや情報システムの理論・技術など、扱う内容は異なります。学んだ範囲を広く列挙するより、応募職種と関連する経験を選んで説明しましょう。[5]
大学のキャリア支援では、国家資格を持つカウンセラーの個別面談やガイダンスを案内しています。キャリア教育の授業には、自己PR・企業研究・面接対策、SPIなどの適性検査対策に関わる内容もあります。自分が利用できる授業・講座と申込条件は学内で確認してください。[6] [7]
編集部提案として、相談には求人票と、研修・演習・制作の経験メモを持っていきます。企業研究が足りないのか、自分の役割が伝わりにくいのか、作品の説明を補う必要があるのかを一つずつ確かめましょう。国際情報学部での経験を、仕事で求められる行動へ結び付ける準備になります。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 金城学院大学 教育研究上の目的確認日:2026-09-11 / 全文。旧国際情報2026募集停止
- 金城学院大学 情報デザイン学科確認日:2026-09-11 / 全文。2026新設、KPは前身在学生の紹介、履修新旧別
- 金城学院大学 就職実績確認日:2026-09-11 / 全文。2022~2024年度の前身学科実績注記、企業別職種人数不明
- 金城学院大学 就職状況一覧表確認日:2026-09-11 / 全4頁本文画像。p1 2025年度161卒151希望146就、2コース・進学内訳・分母
- 金城学院大学 国際情報学科確認日:2026-09-11 / 全文。旧2コース、KIT年度別形態、WLI/2023演習/6プログラム
- 金城学院大学 就職支援確認日:2026-09-11 / 全文。個別相談・ガイダンス
- 金城学院大学 キャリア教育確認日:2026-09-11 / 全文。自己PR企業研究適性検査