2025年度から1学科8コースへ改組

岩手大学理工学部は、2025年度以降の入学者を対象に理工学科の8コースで教育を行っています。2024年度以前の入学者は化学・生命理工学科、物理・材料理工学科、システム創成工学科に分かれます。自分の入学年度の履修情報と、先輩の就職実績の組織名を対応させて読みましょう。[1]‌‌​‌‌​‌​‌​​‌​‌‌‌​‌​‌​‌‌​‌​‌‌​‌​‌​​​​‌​‌‌‌​‌​​​​‌‌‌​​​​‌‌‌​‌​​​‌​

現在の8コース
分野を整理するための区分正式なコース名
化学・数理・物理・材料化学/数理・物理/材料科学
情報知能情報/クリエイティブ情報
電気・機械・社会基盤電気電子・情報通信/機械知能航空/社会基盤・環境工学
[1]

2025年度卒業者の進路調査は旧3学科で集計されています。例えば知能情報とクリエイティブ情報の新コースを、この年度の就職人数で比べることはできません。新しい教育内容はコース案内、実際の就職先は卒業年度を明記した進路資料で確認するのが適切です。[1] [2]

就職97.2%と大学院進学56.3%は分母が違う

2025年度の理工学部は卒業者437人、大学院進学者246人、就職希望者178人、就職者173人です。大学公表の就職率97.2%は173人を178人で割った値で、進学率56.3%は246人を卒業者437人で割った値です。二つの割合を足すことはできません。[2]

旧学科別の2025年度進路
学科卒業者大学院進学者就職者/就職希望者
化学・生命理工学科91人65人22人/23人
物理・材料理工学科77人41人31人/33人
システム創成工学科269人140人120人/122人
学部計437人246人173人/178人
[2]

学部卒での就職と大学院進学の両方が現実的な選択肢です。周囲の進学人数だけで決めず、関心のある職種の応募条件、深めたい研究、学費や生活の見通しを比較してください。大学院進学者には岩手大学大学院220人、東北大学大学院15人などが含まれます。進学先の名称だけから、全員が同じ研究分野に進んだとは判断できません。[3]

学部卒の実績から、会社と職種を分けて探す

2025年度の学部卒業者の進路先一覧には、キオクシア岩手、東京エレクトロン、アルプスアルパイン、神戸製鋼所、三菱マテリアルなどが掲載されています。建設業では大林組、鹿島建設、清水建設、大成建設、情報通信業では日立ソリューションズ東日本などの例も確認できます。[3]

公式実績から仕事内容を調べる入口
業界・分野2025年度学部卒の掲載例募集要項で確認すること
半導体・電子部品キオクシア岩手、アルプスアルパイン設計・生産技術・品質などの募集職種
機械・材料東京エレクトロン、神戸製鋼所、三菱マテリアル扱う製品、必要な専門知識、配属の決め方
情報通信日立ソリューションズ東日本、アルファシステムズ開発対象、顧客、研修、担当工程
建設・コンサルタント大林組、パシフィックコンサルタンツ現場・設計・調査の違い、転勤範囲
電力・公共分野東北電力、国土交通省東北地方整備局、岩手県事業や採用区分、勤務地、異動範囲
[3]

この一覧は学部卒の実績で、修士修了者の就職先と混ぜていません。また、企業名から配属職種を確定することはできません。大手に行けるかという不安は、志望職種の条件と自分の学修経験を確かめる作業に置き換えましょう。掲載実績がある会社でも、現在の募集条件は自分で確認する必要があります。

コースの専門性を、取り組んだ課題で伝える

知能情報コースは人工知能、データサイエンス、ネットワークなど、クリエイティブ情報コースは情報デザイン、ヒューマンインタフェース、コンピュータグラフィックスなどに重点を置きます。基本的なカリキュラムは共通しつつ、3年次の必修・選択科目の設定に違いがあります。どちらか一方だけが開発を学ぶ、という読み方はできません。[4]

機械知能航空コースでは力学、CAD、制御やプログラミング、シミュレーションなどを学び、航空宇宙、知能ロボティクス、機械システムに関わる研究を行います。化学コースでは物理化学・無機化学・有機化学を基礎に、実験や卒業研究へ進む構成が示されています。[5] [6]

社会基盤・環境工学コースは、橋や道路、環境保全、防災などを扱います。研究紹介には積雪寒冷地の建設材料、廃棄物の資源循環、洪水・津波の被害軽減などがあります。学んだ専門用語だけでなく、誰のどんな課題に関わる研究かを説明すると、専門外の面接官にも伝わりやすくなります。[7]

技術的な経験を説明する順序
項目自分の経験から書くこと
課題何が分からない・うまく動かない状態だったか
方法どの方法を選び、なぜ他の方法と区別したか
検証どんな条件で比較し、結果をどう確かめたか
改善失敗や制約を受けて何を変更したか
担当研究室やチームの中で自分が行った範囲

研究が始まる前の学生は、実験レポート、設計演習、プログラミング課題を使えます。完成物の規模より、自分で理解して説明できることを優先してください。使用したツール名だけで実力を示そうとせず、具体的に何を作り、どう確認したかを伝えます。

うまくいかなかった過程も、説明材料になる

編集部の架空の例です。「計算結果と実験結果に差があり、測定条件と計算上の仮定を一覧にした。指導教員に相談して比較条件をそろえ、差が残る要因を絞った」と整理します。狙った成果がまだ出ていなくても、問題をどう切り分けたかが伝わります。実際の数値や改善幅を確認できない場合、推測で補わないでください。

情報系の制作物なら、動く画面だけでなく、利用者の課題、設計の理由、テストした条件、残る制約をまとめると説明しやすくなります。チーム制作は共同成果と自分の担当を分け、研究データや共同研究の情報を応募先に出せる範囲も教員へ確認しましょう。

研究・進学・就活を同じ予定表で調整する

学部の進路実績を見る限り、就職だけでなく進学準備も重要な選択です。ただし、進学すれば自動的に希望職種へ就けるわけではありません。研究室で取り組みたいテーマと、企業が募集する業務を並べ、大学院で深める意味を説明できるか確認してください。

求人、インターンシップ、説明会、キャリア相談は岩手大学キャリアサポートナビで確認できます。進学と就職の迷い、自己PR、面接練習も相談対象です。応募書類の添削や面接対策を希望する場合は、原則として前日までに書類を提出します。[8]

今週の準備
作業用意するもの
応募職種を比較関心のある求人を三つ選び、業務・学位条件・勤務地を記入
経験を整理実験・設計・開発から一つ選び、課題と検証の過程をまとめる
予定を調整研究室の予定、進学準備、応募期限を一枚にする
相談で確認求人票と経験メモを持ち、専門性の伝え方を確認

「理工学部だから技術職」と大きくまとめるより、どんな対象を扱い、どの段階の仕事をしたいかまで考えると応募先が絞れます。学部名や企業の知名度だけで判断せず、自分が積み重ねたい専門性と働き方を軸に選びましょう。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 理工学部・入学年度別の学科コース確認日:2026-09-11 / 全文確認。2025年度以降理工学科8コース、2024以前3学科8コース
  2. 令和7年度 卒業・修了者の進路状況調査確認日:2026-09-11 / PDFp5全文・画像実読。旧3学科卒437、院246、希望178就173。進56.3%=246/437、就97.2%=173/178。新8コースの実績でない。正規167有期5と就173の差1は説明不可のため雇用別数不使用
  3. 令和7年度 卒業・修了者の進路先一覧確認日:2026-09-11 / PDFp3全文画像実読。学部のみ。院246うち岩手220東北15、企業配属職種不明。p6大学院一覧不使用
  4. 知能情報・クリエイティブ情報コース確認日:2026-09-11 / 全文確認。AI/DS/ネットワークと情報デザイン/UI/CGの重点差。基本カリキュラム共通で3年必修選択設定に差。2022学生紹介不使用
  5. 機械知能航空コース確認日:2026-09-11 / 全文確認。力学、CAD、制御プログラム、シミュレーション、航空宇宙・知能ロボティクス・機械システム
  6. 化学コース確認日:2026-09-11 / 全文確認。物理無機有機、実験、DS、卒研。院6割強/大企業9割以上は年度分母不明のため不使用
  7. 社会基盤・環境工学コース確認日:2026-09-11 / 全文確認。建設環境防災。JABEE・技術士資格説明は対象年度再確認未了のため不使用。企業例は学部最新PDFのみ採用
  8. 岩手大学の就職支援について確認日:2026-09-11 / 本文全文確認。キャリタスUC、40分の個別相談、対面/Web、応募書類の事前提出、業界研究会、Web面接会場。開設曜日等は記事不使用

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