病院名に加えて、身につけたい看護と働く環境を比べる

岩手医科大学看護学部の就活では、附属病院だけでなく、国公立・公的病院、私立・一般病院、行政などの選択肢を確認しましょう。公式の進路データには複数の分野と地域の実績があり、全員が附属病院へ進むという構成ではありません。[1]​​​‌​​‌​‌​‌‌‌​‌‌​‌‌‌‌‌‌‌​‌​​​​‌​​‌‌​‌‌‌​‌​‌‌​​‌‌‌‌‌‌‌​​​‌‌‌​​‌​​

応募先を選ぶときは、希望する看護の領域と新人教育、配属、勤務、生活の条件を整理します。実習で慣れた環境で学び続けたいのか、別の地域で経験を積みたいのかも含め、見学で具体的に確かめてください。

応募先を比較する入口
項目確認すること
看護の内容対象となる患者や地域、関心のある領域
新人教育指導、研修、相談、振り返りの方法
配属希望の伝え方、決定方法、異動
勤務・生活勤務体制、休息、勤務地、住まい
応募条件必要資格、取得見込みの扱い、選考と締切

「大きな病院なら安心」「地元なら自分に合う」と名前や場所だけで決めず、自分が知りたい条件を同じ質問で比較しましょう。

第1~6期生544人の累計では、附属病院40.4%

キャリア支援センターの2026年5月1日現在のデータは、看護学部第1~6期生、計544人の累計です。直近の1学年だけの就職実績や、就職希望者を分母にした就職率ではありません。[1]

第1~6期生544人・進路の構成比
区分構成比
岩手医科大学附属病院40.4%
国公立・公的病院27.4%
私立・一般病院(附属病院を除く)25.9%
行政3.3%
福祉施設0.4%
その他1.3%
進学0.6%
国試準備中・進路調査中0.7%
[1]

附属病院への進路が多い一方、ほかの病院や行政などの実績もあります。ただし、図の割合を丸め前の人数へ逆算したり、附属病院への合格可能性として使ったりはできません。

同じ累計544人の地域別図では、岩手県52.9%、岩手県を除く東北地方17.8%、関東地方25.5%が示されています。地域の希望を考える参考になりますが、特定地域への配属が保証される数字ではありません。[1]

公表されている病院・行政・進学先の例を見る

同じ2026年5月1日現在の第1~6期生の主な就職・進学実績には、以下のような掲載例があります。複数期の累計であり、すべてが2025年度卒の実績ではありません。[1]

第1~6期生の主な掲載例
区分
医療機関(国公立・公的)岩手県医療局、東北大学病院、東京大学医学部附属病院、国立がん研究センター中央病院
医療機関(私立・一般)岩手医科大学附属病院、東北医科薬科大学病院、聖路加国際病院、藤田医科大学病院
公務員岩手県、盛岡市、北上市、一関市、山形県、足立区
進学北海道教育大学函館校養護教諭特別別科、栃木県立衛生福祉大学校、獨協医科大学助産学専攻科
[1]

病院の一覧だけでは、採用職種や診療科への配属、個々の施設への人数までは分かりません。行政への掲載実績も、採用区分や今年度の応募条件を別に確認してください。

進学の実績があることと、自分が希望する課程へ出願できることも別です。必要資格、学歴、試験、費用を調べ、働き始める場合と何を深められるかを比較しましょう。

看護師・保健師・助産師は、課程の条件と国試結果を分ける

大学は、看護学部卒業によって看護師国家試験受験資格を得られ、特定科目を選択履修した学生は保健師または助産師の国家試験受験資格を得られると案内しています。保健師課程と助産師課程はいずれも選抜制です。全員が三つの資格を自動的に取得するわけではありません。[2] [3]

学部が公表する令和7年度卒業生の国家試験結果は次のとおりです。受験者を分母にした試験結果であり、入学者全員の資格取得率や就職率ではありません。[2]

令和7年度卒業生の国家試験結果
試験受験者合格者合格率
看護師89人87人97.7%
保健師20人18人90.0%
助産師10人10人100.0%
[2]

進路を考えるときは、自分の履修課程と取得見込みを確認し、応募書類でも取得済みと取得見込みを区別します。資格が必要な採用では、試験や登録の時期と採用条件を募集元へ確認してください。

学部は国家試験対策講座、サポートミーティング、卒業生の助言などを取り入れていると案内しています。就活と国家試験対策を別々に予定へ入れ、実習や学修を圧迫しないよう準備を進めましょう。[2]

地域包括ケアと多職種連携の学びを伝える

看護学部は、同じキャンパスの医学・歯学・薬学との連携学修、地域包括ケアを踏まえたカリキュラム、大学病院や地域の医療・福祉施設での臨地実習を特色として案内しています。自分が実際に学んだ内容を選び、希望する看護と結びつけましょう。[2]

公式案内では、1年次に病院や福祉施設の看護活動を体験し、2年次に実践実習、3・4年次には大学病院の各領域や学外の病院、在宅、福祉施設などで学ぶとされています。実習先の名称だけでなく、対象者をどう理解し、何を確認したかを振り返ってください。[2]

編集部の架空の例では、「実習で退院後の生活を考える場面に触れ、入院中の状態だけでは必要な支援を考えきれないと気づきました。私は指導者に確認し、生活環境や家族の状況を踏まえて情報を整理する大切さを学びました」と説明できます。実際の経験に置き換えましょう。

他職種との連携を自己PRにする場合も、「コミュニケーション力があります」だけでなく、誰の視点で何に気づき、どのように確認・共有したかを示します。患者や家族が特定できる情報は出さず、自分の学びに焦点を当ててください。

病院見学では、配属と新人教育を具体的に聞く

見学で使える質問例
確認すること質問例
配属希望領域はいつ、どのように伝えますか
指導新人が困ったときの相談先と支援体制を教えてください
学び集合研修と現場の指導はどう組み合わされていますか
連携新人が他職種との連携を学ぶ機会はありますか
勤務夜勤に入るまでの準備や、勤務後の休息を確認したいです

一つの診療科だけを希望している場合も、配属がどのように決まるかを確かめます。見学で好印象だったことと、制度として説明を受けたことを分けて記録すると、応募先を比べやすくなります。

保健師など行政分野に関心がある場合は、対象となる地域や住民、募集職種、必要資格、選考方法を確認します。病院の応募書類と同じ志望理由にせず、その仕事に関心を持った経験を整理してください。

キャリア相談には、募集の比較表と経験メモを持参する

キャリア支援センターは、進路総合ガイダンス、業種研究講演会、実践セミナー、個別相談などを案内しています。応募書類や面接への助言も受けられるため、実施方法と最新の予約案内を確認して利用しましょう。[4]

求人情報の検索やセンターとの情報共有には「求人NAVI」が案内されています。募集条件や締切を確認し、不明点を窓口へ相談してください。センターの講座は対象学年や学部を確認し、自分の準備段階に合うものを選びます。[4]

今週は応募候補を三つ比べ、実習の経験を一つ、状況・自分の行動・学びの順でまとめましょう。相談では「この病院で学びたい理由が具体的か」「配属条件をどこまで確認すべきか」を確かめ、次に直す点を決めてください。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 就職状況データ・就職実績確認日:2026-09-11 / 2026/5/1看1~6期544人の累計、円グラフ・地域地図・主就職進学先画像3点全文実読。病院93.7%等合算せず全区分表示、人数逆算なし。単年や就職率ではない
  2. 看護学部紹介確認日:2026-09-11 / 本文全文実読。4学部連携、臨地実習、保助選抜、R7卒業生国試看89/87/97.7、保20/18/90、助10/10/100。全国平均は分母差があるため不使用
  3. 学部紹介確認日:2026-09-11 / 本文全読。看護師受験資格+特定科目履修で保健師又は助産師受験資格
  4. キャリア支援センターの支援内容確認日:2026-09-11 / 本文全文確認。薬看中心の講座・相談・求人NAVI。相談具体曜日時刻と参加100社は最新確認できず記事不使用
  5. キャリア支援センター確認日:2026-09-11 / トップ新着2026看3キャリアビジョン6/12、看1コミュニケーション・看2実習マナー6/2、看3就活スタート5/18。記事は支援内容ページを主採用、日時不使用

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