5学科の卒業・就職人数を確認する

法政大学の進路表では、2025年度の理工学部は卒業者539人、就職者315人です。2026年3月卒業者について、2026年5月1日現在で集計しています。学科別では次の人数が公表されています。[1]‌‌​‌‌‌‌‌‌​​‌​‌‌​‌​‌​​​​​​‌‌​‌‌​‌‌‌‌​‌​‌​‌‌‌‌‌‌‌‌​​​​‌​​‌​‌​​‌​‌‌

2025年度・理工学部の学科別人数
学科卒業者就職者
機械工学科121人55人
電気電子工学科121人43人
応用情報工学科107人67人
経営システム工学科83人74人
創生科学科107人76人
理工学部合計539人315人
[1]

卒業者と就職者の差を、すべて未内定者と考えることはできません。大学院など就職以外の進路もあるためです。希望する研究を続けたいのか、学部卒で取り組みたい仕事があるのかを分け、人数だけで学科や進路の優劣を決めないようにします。

機械工学科には機械工学専修と航空操縦学専修があります。専修別に掲載された資料を、機械工学科全体と同じ範囲の数字と考えないことも必要です。航空会社の企業名が載っていても、学科全員の操縦職採用を意味しません。[2]

学科の専門を、取り組んだ課題の言葉に直す

学部の紹介は、機械のものづくり、電気電子技術、安全で有用な情報環境、経営の数理的理解、物理と数理を基にした分野横断の問題解決など、学科ごとの方向性を示しています。自分が履修した科目や研究から、具体的な課題を一つ選んでみましょう。[2]

学科の学びを伝える視点(編集部提案)
学科・専修振り返る問い
機械工学専修設計条件や材料、動作の制約をどう比較したか
航空操縦学専修学んだ手順や確認事項を、どの場面で理解し直したか
電気電子工学科測定条件や回路・装置の振る舞いをどう確かめたか
応用情報工学科使う人の目的と安全性をどう考えたか
経営システム工学科数理的なモデルの前提と現実の違いをどう扱ったか
創生科学科物理・数理の考え方を、別の問題にどう応用したか

「専門性があります」という説明を急ぐより、対象、方法、確かめたことを順に話すと、研究内容が伝わりやすくなります。使った装置や手法は、なぜそれを選んだかを添えてください。研究室全体が扱うテーマと、自分が担当した課題も区別します。

2025年度の学科別進路例から、仕事の区分を調べる

学部の2025年度実績資料では、電気電子工学科に日産自動車、パナソニック、NECソリューションイノベータなど、応用情報工学科に任天堂、SCSK、TISなどが掲載されています。経営システム工学科には日立製作所、NTTデータ、アクセンチュアなど、創生科学科にはいすゞ自動車、日本アイ・ビー・エム、東京都庁などの例があります。いずれも学部卒業生の欄です。[3]

企業例は、特定の学生が同じ仕事に採用される保証ではありません。学部の図表にある「学びが生かせる職業」は、実際に入社した企業一覧とも別の情報です。希望する会社の募集区分で、開発、設計、運用、企画など何を担当するのかを確かめます。

学科の実績から応募先を比べる項目(編集部提案)
項目具体的な確認
対象学位学部卒・修士修了など、募集要件は何か
専門の接点研究テーマそのものか、使った方法が関係するか
職種採用時に職種が決まるか、配属後に決まるか
選考資料研究概要、指定課題、試験などが必要か

同じ情報系企業でも、業務や顧客は異なります。メーカーでも研究、製品設計、品質、現場の運営では役割が変わります。知っている企業名だけで選ばず、現在できることと、入社後に学びたいことを職種単位で整理してみてください。

研究概要は、比較の条件と残る課題を示す

研究や実験の説明は、「何を解決したいか」「どう調べたか」「何が分かったか」「次に何を確かめるか」の順でまとめます。完成した結論がなくても、検証を進めるための条件設定や、予想と違った結果への対応は説明できます。

編集部の架空の例:「実験結果のばらつきが大きかったため、条件の記録を見直しました。測定の順序と装置の状態を分けて整理し、どの条件をそろえて再実験するかを決めました」。構成を示す架空の例です。実際の研究記録に置き換え、行っていない検証や改善結果を加えないでください。

数値を示す場合は、何と比べた値か、対象数や条件が何かも説明します。条件が違うものを比べて改善したと主張すると、研究の中身を誤って伝えることになります。小さな変化でも、比較が妥当である理由を話せる方が、自分の判断を明確にできます。

共同研究では自分の担当を示し、公開前の情報や外部との取り決めがある資料は指導教員に確認します。応募先に提出できる範囲で、方法と考察をまとめておきましょう。

就職と進学は、研究内容と募集条件の両方で考える

大学院を考える場合は、続けたい研究の問い、希望する研究室、入試、費用、修了後に検討する仕事を整理します。周囲が進学することだけを理由にせず、学部での経験をどこまで深めたいかを考えてみてください。

学部卒で就職したい場合は、希望職種の対象学位と、応募時点で求められる知識・経験を確認します。自分の研究テーマと完全に一致する仕事だけを探すのではなく、数理的に考える、条件をそろえて実験する、結果を説明するといった方法を使う仕事も検討できます。

公務員や資格が関わる職を考える人は、採用区分と必要条件を個別に調べます。授業を履修したことと、資格取得・採用が成立したことを分け、試験と企業応募、研究の締切を一つの予定表に入れましょう。

研究一枚と募集三件を持って相談する

今週は研究か実験を一つ選び、目的、方法、自分の役割、検証結果、残る課題を一枚にまとめます。その後、応募候補三つの対象学位、職種、提出物、締切を比べてください。接点が分からない部分は、研究室やキャリアセンターに相談する問いになります。

キャリアセンターの個別相談は、所属キャンパスに関係なく利用でき、基本予約制です。キャリア就職システムでの予約方法を確認し、研究の説明と応募先の比較に活用できます。[4]

専門用語をたくさん知っていることだけでなく、問題をどう分けて確かめるかも、学んできた内容です。自分がした判断を一つずつ説明できる状態を作りましょう。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 法政大学 卒業者の進路状況(過去3年)確認日:2026-09-10 / p1、2025年度5学科卒539就職315
  2. 法政大学 理工学部 学科紹介確認日:2026-09-11 / 5学科と機械2専修の学び
  3. 法政大学 理工学部の進路・就職状況確認日:2026-09-11 / 2025学部卒の5図。記事企業は電気/応用情報/経営/創生、率不使用
  4. 法政大学 利用方法・個別相談確認日:2026-09-11 / 全キャンパス、基本予約制

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