2025年度は卒業83人・就職64人。進路の目的を分けて考える
法政大学の進路表によると、2025年度のグローバル教養学部は卒業者83人、就職者64人です。2026年3月卒業者を対象とする、2026年5月1日現在の数字です。学部の規模や進路を知る材料になりますが、個人の内定可能性を示す数字ではありません。[1]
| 項目 | 人数 |
|---|---|
| 卒業者数 | 83人 |
| 就職者数 | 64人 |
卒業者と就職者の差を、すべて海外大学院への進学者や未内定者と決めつけないことが大切です。進路を選ぶ背景は人によって異なります。また、学部の就職者数から、外資系企業に入った割合や海外勤務になった人数は分かりません。
自分の判断では、卒業後すぐに働きたいのか、研究したいテーマがあるのかをまず分けます。就職にも進学にも関心があるなら、片方を消す前に、応募時期、必要書類、費用、準備に使える時間を並べて、両立できる範囲を確認しましょう。
進路先の企業名から、実際の職種と働く場所へ調査を進める
学部別の公式ページでは、主な進路先の上位業種としてサービス、卸・小売、製造、情報・通信、運輸・郵便が掲載され、製造と情報・通信は同じ順位です。企業例にはコニカミノルタ、ボッシュ、日本航空、SCSK、アクセンチュア、LINEヤフーなどがあります。[2]
この企業一覧には対象年度、会社別人数、配属職種が明記されていません。したがって、2025年度だけの就職先一覧や、GIS生向けの推薦先としては扱えません。日系・外資系という区分だけで、英語を使う頻度や勤務地を推測しないようにしましょう。[2]
| 比較軸 | 確認する具体的な問い |
|---|---|
| 業務内容 | 顧客対応、分析、運用など、どの作業を担当するか |
| 英語の使い方 | 読む・書く・会議・交渉のどれで使うか |
| 勤務地・配属 | 日本法人の採用か、初期配属はどう決まるか |
| 選考準備 | 必要な言語、書類、試験を募集区分ごとに確認したか |
英語を使いたい理由も一段深く考えてみてください。海外の資料から情報を集めたいのか、異なる背景の人と協働したいのかで、魅力を感じる仕事は変わります。「グローバルに働きたい」を、仕事の一場面として説明できる状態を目指します。
読む・書く・発表する学びを、判断の過程として説明する
GISのAcademic Skills Coursesは、1年次の春・秋学期に英語での読解、文章作成、プレゼンテーションを学ぶ必修科目です。英語の習熟度に応じたクラスで、少人数の議論や教員からのフィードバックを通して学ぶ構成が紹介されています。[3]
就職活動では、受講した事実と、そこで自分ができるようになったことを分けて説明します。英語の点数だけでなく、資料の信頼性をどう確かめたか、反対意見をどう扱ったか、聞き手に合わせて説明をどう変えたかが経験を掘り下げる入口になります。
| 経験 | 振り返ること |
|---|---|
| Reading | 意見と根拠を区別し、別の資料と照合したか |
| Writing | 主張を支える資料を選び、論の弱い箇所を直したか |
| Presentation | 聞き手の知識や質問を受けて、順序・図・言葉を調整したか |
編集部の架空の例:「英語での発表準備で、二つの資料の結論が違うことに気づきました。調査対象と時期を整理し、違いが分かる表に変更しました。発表後の質問を踏まえ、言い切れない点も説明に加えました」。実際にこの経験がない場合は使わず、自分の課題や発表の記録に置き換えてください。
この構成なら、英語力と情報を確かめる行動を別々に伝えられます。どの言語で面接を受ける場合も、何を調べ、どこで判断し直したかという事実は共通にしておきましょう。日本語版と英語版で実績の大きさが変わらないよう、役割と結果を先に固定すると整理しやすくなります。
GGLIでは、社会課題と仕事がつながる場面を聞く
GIS Global Leadership Initiative(GGLI)は、2023年4月にGIS内に設置された産学連携組織です。産業界などで活動する人による講義・講演、ワークショップ、パネルディスカッションなどを、主にGIS生向けに実施する仕組みが説明されています。[4]
参加を検討するときは、登壇者の肩書だけでなく、自分が知りたい課題を一つ決めます。例えば「国や地域で事情が違うとき、提案のどの部分を変えるか」「社会課題への取り組みを、事業の現場でどう評価するか」といった質問を用意できます。
話を聞いた後は、印象に残った言葉を並べるより、参加前の予想と違った点を記録します。その違いを企業研究で確認する問いへ変えると、学部の学びと業務をつなげやすくなります。GGLIへの参加自体を採用や特定企業への入社の保証として扱うことはできません。
大学院を考えるなら、GSASでテーマと出願条件を整理する
GISはGraduate School Application Support(GSAS)を通じて、国内・海外大学院への進学を支援しています。大学院や奨学金の情報、専門分野の教員との個別相談、進学先の選択に関する案内、志望理由書や研究計画書の添削などが紹介されています。[5]
進学先を探す前に、学部の授業でさらに調べたいと感じた問いを一つ書きます。次に、その問いを扱える研究分野、必要な方法、希望する課程を整理しましょう。大学名から先に選ぶと、入学後に何を学ぶかの説明が曖昧になりがちです。
就職との比較には、学費だけでなく生活費、必要な語学試験、推薦状、出願時期も含めます。奨学金は申請条件や締切を別に確かめ、採用される前提で資金計画を組まないようにします。GSASには、候補校の名称だけでなく、調べたいテーマと不明点を持参すると相談が具体的になります。
まず経験の一枚メモを作り、目的に合う相談先へ持っていく
今日できる準備は、授業のレポートか発表を一つ選び、テーマ、使った根拠、自分の工夫、修正した点を一枚にまとめることです。そこから希望する仕事との接点と、大学院で深めたい点をそれぞれ書き出します。どちらかが書けない場合は、その理由も相談の材料になります。
キャリアセンターの個別相談は、所属キャンパスに関係なく利用でき、基本予約制です。キャリア就職システムから予約する案内に加え、英語での面接練習や英文履歴書のチェックを希望する人への案内もあります。具体的な対応方法は利用ページで確認してください。[6]
英語を学んだ経験を仕事に生かすには、使える言語と、相手に提供できる行動の両方を説明します。まず一つの経験について、日本語でも英語でも役割と判断を正確に話せる状態を作り、その経験が生きる応募先や研究テーマを探していきましょう。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 法政大学 卒業者の進路状況(過去3年)確認日:2026-09-10 / p1、2025年度GIS卒83就職64、2026-05-01
- 法政大学 学部別就職状況 グローバル教養学部確認日:2026-09-10 / 対象年度未記載、企業例と同順位業種。職種不明
- 法政大学 Academic Skills Courses確認日:2026-09-11 / 1年春秋必修3領域、習熟度別少人数、英日全文
- 法政大学 What is GGLI?確認日:2026-09-11 / 2023-04-01設置、講義・ワークショップ等
- 法政大学 Graduate School Application Support確認日:2026-09-11 / 国内外院の情報・相談・計画書添削
- 法政大学 利用方法・個別相談確認日:2026-09-11 / 全キャンパス、予約制、英語面談案内