国際学部の実績と大学全体の実績を分けて読む

国際学部にはグローバル・イノベーション学科が置かれています。大学の新設案内では2026年4月開設とされ、文学部英文学科とは別の学科です。同じ案内にある情報科学部は2027年4月の開設予定であり、国際学部の履修内容ではありません。[1] [2]‌‌‌​‌‌​​‌​‌‌‌‌​​​​‌‌​‌‌​​​‌‌​‌‌​​‌​‌‌​‌​‌‌‌‌​‌​​​​‌​​‌‌‌​‌‌‌​​‌‌

国際学部のキャリア紹介には、既設学科の卒業生の実例や就職先も載っています。これは大学に蓄積された経験を知る材料ですが、国際学部からの採用実績や就職率としては扱えません。掲載企業へ応募できるかは、募集対象・職種・卒業予定年度を個別に確認します。[4]

実績がまだないことから「就職できない」と決める必要もありません。一方で、大手企業名が載っていることだけを根拠に安心するのも早計です。今は希望する仕事を調べ、自分の経験との接点と不足している準備を具体化する時期と考えましょう。

語学に加え、課題を見つけて実行する過程を説明する

学科は、国際社会を知る、価値を見つける、企画する、実行して経験を積む、という段階を意識した教育を示しています。国際教養や地域研究だけでなく、国際経営、リサーチ方法論、プロジェクト演習などを組み合わせます。英語以外の外国語も選択必修です。[2] [3]

授業を選考で説明するための整理例
学びの場面振り返る問い残しておきたい資料
地域・文化を調べる最初の思い込みと調査結果はどう違ったか調査メモと参考資料
企画を立てる誰の困りごとを、どんな根拠で選んだか比較した案と採用理由
チームで実行する意見の違いをどう整理したか担当作業と修正記録

上の表は編集部の整理例です。「英語を使いました」だけでは、相手や場面が伝わりません。説明を言い換えた、確認の回数を増やした、役割を調整したなど、自分の行動まで書き出します。語学試験の点数を示す場合も、実際に使った経験とは分けて説明しましょう。

国際経験は海外留学だけに限られない

国際的な現場での経験は卒業要件ですが、全員が海外留学をしなければならないという意味ではありません。テーマのある留学、国内外の国際的な企業でのインターンシップ、国際ボランティアなど、期間や費用、活動場所に応じた選択肢が示されています。[2] [5]

費用が気になる場合は、渡航するかどうかを先に決めるより、学びたいテーマと活動に使える期間を相談してください。掲載される費用例には過年度の概算もあり、現在の支払額とは限りません。単位認定、費用、支援制度の申請時期、授業や就職活動との重なりをまとめて確認すると、現実的な計画になります。[5]

国内で活動する場合も、国際性を場所の名前だけで示す必要はありません。異なる言語や前提を持つ相手に何を確認し、どのように共同作業を進めたかを説明します。海外で活動した場合も同様に、渡航した事実と自分の貢献を分けて整理することが大切です。

想定される進路を、応募する仕事まで具体化する

大学はグローバル企業、地域で国際展開を目指す企業、公務員、国際協力の組織、起業や新規事業などを想定しています。大学院進学も紹介していますが、これらは教育から見据えた進路です。新卒で特定の部門へ配属されることや、国際機関へ採用されることを保証する情報ではありません。[4]

進路を調べるときの質問例
関心応募先で確認すること
国際ビジネス採用職種、語学を使う業務、初期配属と異動の仕組み
北海道などの地域振興誰に何を届ける事業か、地域で働く条件は何か
起業・新規事業顧客の課題を検証する機会と、最初に担当する業務は何か
国際協力・大学院応募資格、求める専門分野、職歴や学位の条件は何か

例えば「海外に関われる会社」という軸だけでは、日々の仕事内容を比べにくくなります。顧客への提案、情報の分析、企画の運営など、自分が続けて取り組みたい作業を一つ加えてみてください。大手と地域企業も、同じ仕事内容と勤務条件の軸で比較すると、知名度以外の応募理由が見つかります。

自己PRは協働の中で変えた行動を中心にする

編集部の架空の例です。「地域の情報を海外の人に伝える課題で、直訳した説明では意図が伝わりませんでした。相手が知りたい点を聞き直し、写真と短い説明を組み合わせて修正しました」といった書き方なら、異文化理解を行動として説明できます。これは実在の学生の体験談や内定事例ではありません。

自分の経験に置き換えるときは、課題、担当、判断、実行、結果の順で書き出します。チーム全体の成果と自分が担当した範囲も区別してください。参加人数や売上などを確認していない場合、見栄えのよい数字を補う必要はありません。相手からの指摘や修正前後の資料も振り返りの材料になります。

面接では「別の案は検討したか」「なぜその方法にしたか」と問いを加えて練習しましょう。失敗を含む経験でも、その原因をどう捉えて次に何を変えたかを説明できれば、経験の中身が伝わります。学部名だけで評価が決まると考えず、説明できる材料を一つずつ増やす方が準備を進めやすくなります。

大学の相談を使い、今週の準備を決める

大学は低学年のキャリア形成支援、個別相談、ガイダンス、学内企業セミナー、インターンシップ支援などを案内しています。進路を決め切っていない段階でも、国際経験の計画と仕事への関心を整理したメモを持って相談につなげましょう。[6]

  • 今日:授業や活動から、調べたこと・工夫したことを一つ書き出す。
  • 次の数日:関心のある募集情報を読み、仕事内容と応募条件を比較する。
  • 今週中:大学の相談窓口で、国際経験の時期と就職活動の進め方を相談する。

相談時は「新学部なので不安です」で終えず、「地域の国際ビジネスに関心があります。仕事内容を比べるにはどんな資料を見ればよいですか」と具体化してみてください。応募先が未定なら、その状態を伝えて構いません。調べることを一つに絞り、次回の相談までに行う作業を決めると、準備を続けやすくなります。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 北星学園大学 新学部開設案内確認日:2026-09-11 / 国際学部2026年4月開設。情報科学部2027予定とは別。
  2. 北星学園大学 学科紹介確認日:2026-09-11 / 特長、4段階、必修国際経験、英文学科との差。卒業生紹介は既設学科。
  3. 北星学園大学 カリキュラム確認日:2026-09-11 / 4段階・科目群・外国語教育。
  4. 北星学園大学 キャリア確認日:2026-09-11 / 想定進路と既設学科の卒業生実績を区別。
  5. 北星学園大学 国際経験確認日:2026-09-11 / 国内外の選択肢と過年度費用例。
  6. 北星学園大学 就職実績・支援確認日:2026-09-11 / 個別相談、低学年支援、ガイダンス等。全学・短大率は不使用。

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