就職率99.5%の対象を確認する

大学のキャリア支援センターのページは、2025年度の就職率を99.5%と公表し、就職希望者に対する割合と明示しています。卒業者全員を分母にした値や、資格試験の合格率ではありません。[1]‌‌​‌‌​‌‌​‌​‌​​​​‌​‌‌​‌​‌‌‌‌​‌​‌​‌‌‌​​​‌​​‌​​​‌‌‌‌​​​​‌‌‌​‌​‌​​​​

2025年度の学部別進路
学部卒業者就職希望者就職者進学者
家政学部137人129人129人0人
文化創造学部104人93人92人3人
[1]

大学全体の率を特定の学科・専攻の率とみなしたり、希望する会社に必ず入れるという意味に読み替えたりしないようにしましょう。自分の進路を考える際は、人数とともに学ぶ分野や募集職種を確認します。

他大学の実績と比べる場合も、年度と分母が同じかを確かめます。就職、進学、資格取得など、学生が選ぶ進路は異なるため、一つの数字から大学や個人の将来を決めつけることはできません。

学部・専攻の学びを、調べる仕事の入口にする

家政学部には、生活科学科の建築デザイン専攻・生活科学専攻と健康栄養学科があります。文化創造学部には、文化創造学科のデジタルアーカイブ・文化創造学・初等教育学の3専攻が案内されています。[2] [3]

学びから考える問い(編集部の提案)
学ぶ分野仕事を比較する視点
建築・生活科学設計、制作、生活に関する教育など、どの工程に関わりたいか
健康栄養どの相手に、どの業務で栄養の学びを生かしたいか
情報・文化情報の整理、保存、発信のどこに関心があるか
教育・保育どの年齢や場面の育ちを支える仕事を考えるか

表は進路を考えるための問いで、各分野からその職種へ必ず就けるという意味ではありません。自分の履修課程、取得を目指す資格、応募先が必要とする条件を照合してください。

学部名から連想した仕事だけで絞り込まず、具体的な業務を調べます。同じ会社でも複数の職種があるため、組織名と仕事内容を分けて候補一覧へ書くと、比較したい点が明確になります。

過去5年間の就職先は、職種と注記まで読む

大学が公開する「令和8年度版 卒業生就職状況書」は、過去5年間の主な就職先を掲載した資料です。学科・専攻に分けて、就職先の名称、業種、職種などが記されています。最新年度の人数表とは対象期間が異なります。[4]

資料には建築、栄養、教職、情報に関わる仕事などの例があり、大学での学びがどのような業務につながっているかを調べられます。ただし、掲載行の数を特定年度の就職者数とみなすことはできません。

また、委託給食会社や人材派遣会社を経由して勤務する先を示す注記があります。病院などの名称が掲載されていても、その施設に直接雇用されたとは限りません。教諭と講師などの職種表記もまとめずに読みましょう。[4]

応募候補を選ぶ際は、現在の採用案内で雇用元、募集職種、勤務地、応募資格を確認します。先輩の進路例と今年度の募集条件を組み合わせて使うことで、自分が何を準備する必要があるかを判断しやすくなります。

地元就職は、地域と仕事の条件を一緒に考える

大学は学生の出身地での就職を支援する方針を示し、出身地の企業などからの情報収集や、府県との就職支援協定について説明しています。「地元」を一律に岐阜県内と捉えず、自分が働きたい地域として具体化して考えましょう。[1]

地元で働きたい理由を整理したら、どの範囲なら通勤できるか、転勤や配属についてどの条件を確認したいかを書きます。会社の本社所在地だけでは、実際に働く場所や異動の範囲は分かりません。

地域を優先する場合も、仕事内容や新人への教育体制を確認します。反対に専門性を深めたいという希望が強い場合は、学べる環境と暮らしの条件を同じ表で比べると、自分が大切にしたい項目を整理できます。

大学の支援方針は、希望する地域や会社への採用保証ではありません。現在の求人を見ながら、候補が少ないと感じる理由が職種、地域、条件のどこにあるかを相談すると、次に調べる方向を考えやすくなります。

学年に応じて、経験の記録から応募準備へ進む

大学は1・2年次に自己探求・自己表現・自己創造を一般教養の必修科目として学び、2・3年次に学科・専攻別の就職ガイダンスを行うと説明しています。実際の履修や開催の予定は、自分の学年の案内で確認してください。[1]

低学年では、授業や実習で関心を持った内容と、自分が取った行動を短く記録することから始められます。学年が進んだら、候補の仕事について調べた内容と結び付け、志望理由や自己PRに使う経験を選びましょう。

編集部の架空の例です。「共同作業で進み方に差が出たため、私は残っている作業を整理して共有しました。全員で分担を確認し、分からない点を教員に相談しました。作業を任せきりにせず、途中で状況を確かめることが大切だと学びました。」

これは岐阜女子大学の学生の実話ではありません。自分の体験へ置き換え、目的、役割、行動、学びを順に説明します。実習を扱う場合は関係者を特定できる情報を含めず、指導を受けた行動を独立した専門判断のように書かないようにしてください。

個別相談と求人情報を使って、次の一手を決める

キャリア支援センターは、個別面談による進路相談、業界研究セミナー、卒業生の講演、筆記試験対策などを案内しています。大学の就職支援ページには、在学生・卒業生向けの求人・インターンシップ情報への入口もあります。[1] [5]

  • 学部・専攻と自分の履修課程を確認する。
  • 仕事、地域、応募条件を分けて候補を比べる。
  • 実習や制作での自分の行動を一つ整理する。
  • 資格試験、実習、選考の期限を一つの予定表にする。

相談には、気になる求人や書きかけの応募書類、迷っている条件を持参できます。完璧な志望理由ができるまで待たず、情報が足りないところを具体的にして相談しましょう。学びと仕事を結び付けるために、確認できた事実を積み重ねて進めてください。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 岐阜女子大学 キャリア支援センター確認日:2026-09-11 / 全文。令和7年度99.5希望分母、2学部人数、学年別支援、地元出身地支援。地元85.1数値不使用
  2. 岐阜女子大学 家政学部確認日:2026-09-11 / 本文2学科と生活科学2専攻
  3. 岐阜女子大学 文化創造学部確認日:2026-09-11 / 本文1学科3専攻。資格全員取得は保証なし
  4. 岐阜女子大学 令和8年度版 卒業生就職状況書確認日:2026-09-11 / p1過去5年、p2委託派遣注記、p5生活教諭講師等、p6/7文化。全8頁読了ではない
  5. 岐阜女子大学 就職支援確認日:2026-09-11 / 本文学生卒業生向け求人インターン情報。バロー紹介は就職実績として採用せず

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