法学科と政治学科の就職先を分けて確認する

大学の2026年3月卒業者の主な就職先一覧では、法学科にりそなホールディングス、三菱UFJ銀行、日立システムズ、東京23特別区人事委員会、法務省などが掲載されています。政治学科には全日本空輸、日本銀行、Sky、日鉄物産、厚生労働省などが掲載されています。[1]​​​‌‌​​​​‌‌​‌​​​‌‌‌‌‌‌​‌‌‌‌‌​​‌‌‌​‌‌​‌‌‌​‌‌‌​​​‌​​‌​​​​​‌​‌​‌‌​​

法律事務所や官公庁の名前があっても、その組織で担当する職種までは一覧から分かりません。学部卒業後の就職を、弁護士などの専門資格を得た進路と同じ意味で扱わないようにします。会社とそのグループ会社も、正式な法人名を区別してください。

知名度のある企業を目指す場合も、実績は候補を知る材料の一つです。応募者数や選考通過者数が示されているわけではないため、大学名から自分の合格率を推定することはできません。気になる企業の仕事内容と募集条件を確認して、準備する内容を具体化しましょう。

就職内定者数は希望者数と一緒に読む

公式表の男女を合算した人数(2026年3月卒)
学科卒業者就職希望者就職内定者
法学科233人212人209人
政治学科226人209人206人
[1]

就職内定率の分母は就職希望者です。卒業者数との差を、そのまま就職できなかった人の数とは扱えません。また、内定を得たことと本人の希望がすべてかなったことは別で、表から満足度や配属先までは分かりません。

数値は大学の過去の状況を理解するために使い、自分の応募計画は個別に立てます。例えば準備が遅れていると感じる場合は、周囲と比較して終わるのではなく、応募先の期限、必要書類、筆記・面接の準備を分け、今週取り組む課題を決めましょう。

二つの学科の学びを自分の行動へ置き換える

法学科は少人数の演習を設け、判例分析や模擬裁判などを通じて学ぶと説明しています。商法、経済法、租税法、知的財産法といったビジネスに関連する科目も案内しています。これらを学んだ事実と、実務を担当した経験は区別します。[2]

政治学科は政治学、国際関係論、社会学を柱に、社会調査、歴史、メディアなどへ学びが広がると説明しています。初年度の基礎演習・基礎講義を含め、主体的に学ぶ方法を身につける構成を案内しています。[3]

面接で取り出せる経験(編集部の提案)
経験自分に問いかけること
判例や文献の検討事実と評価を分け、どの解釈を比較したか
政策の比較対象となる人や制約をどの資料で確かめたか
調査・統計の利用調査時点と対象を確認して結論を出したか
演習での発表反対意見を受けて何を見直したか

専門用語を多く並べるより、「何を確かめたかったか」「どの情報を比べたか」「その結果どう考え直したか」の順で説明します。自分が履修していない科目や行っていない調査を、学科の特徴だからといって自己PRに加えないでください。

企業と公務員は仕事内容と選考予定を並べて比べる

企業と公務員を併願する場合は、どちらも社会に貢献できそうという理由だけでは比較しにくくなります。担当したい対象、提供するサービス、仕事で向き合う課題、配属の決まり方を調べ、具体的に興味のある仕事を挙げましょう。

進路比較の確認欄(編集部の提案)
項目書き込むこと
募集の単位企業の職種、官公庁等の試験・採用区分
仕事内容扱う課題、相手、若手の担当範囲
選考出願期限、提出物、試験・面接の日程
働く条件勤務地、異動、配属の案内
準備の負担授業と両立するための時間、必要な学修

一般的なスケジュールを今年の締切の代わりに使わず、募集元の最新案内を確認します。進学や法曹を目指す場合も、制度・履修・選考の条件を別途調べ、教員や担当窓口へ相談してください。法学部に在籍しているだけで専門資格が得られるわけではありません。

法律や政策の知識を、根拠を確かめる姿勢として伝える

編集部の架空の例です。「演習で一つの提案を検討した際、私は賛成側の資料だけを集めていました。議論で指摘を受け、影響を受ける別の立場の資料を追加し、判断の前提を表にしました。結論を変えた部分と変えなかった部分を理由付きで説明し、情報が足りない点も発表に残しました。」

これは本学の学生の実話ではありません。自分の経験へ置き換える際は、担当した範囲と仲間の貢献を区別します。「論理的です」と言うだけでなく、前提を確認する行動や、意見を修正した場面まで話すと、強みの内容を具体的に伝えられます。

応募先への結び付けでは、知識をすぐ専門実務へ使えると断定するより、「仕事でも判断の前提を確認し、不明点を質問したい」など、自分が続けたい行動を示します。相手の仕事をまだ理解できていない部分は、面接や説明会で質問する材料にできます。

学内支援には、応募先と相談したい点を持参する

大学は公務員ガイダンス、面接カードや面接を扱う対策講座、官公庁の採用担当者から話を聞くセミナーを案内しています。キャリアセンターでは、企業研究や応募書類、模擬面接の相談もできます。実施日時や利用方法は在学生向けの最新案内で確認します。[4] [5]

  • 自分の学科の実績と気になる募集を照合する。
  • 企業・公務員・進学のうち、迷っている理由を一文で書く。
  • 演習や授業で考えを見直した経験を整理する。
  • 募集要項と文章案を学内相談へ持ち込む。

進路の選択肢が多いことは、最初から一つに決められない理由にもなります。比較の軸を一つずつ具体化し、判断材料が足りない部分を調べることで、学部名への不安を次の行動へ変えていきましょう。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 学習院大学 就職・進学データ確認日:2026-09-10 / 2026/3法学112+121卒、101+111希望、99+110内定。政治92+134卒、86+123希望、85+121内定。学科別会社例
  2. 学習院大学 法学科の特徴・カリキュラム確認日:2026-09-10 / 少人数演習・判例分析/模擬裁判・ビジネスロー
  3. 学習院大学 政治学科の特徴・カリキュラム確認日:2026-09-10 / 政治/国際関係/社会学・調査等・初年度基礎科目。FT詳細不使用
  4. 学習院大学 主な就活支援プログラム確認日:2026-09-10 / 公務員関連支援。過年度予定を現日程にしない
  5. 学習院大学 キャリア・就職確認日:2026-09-10 / 企業研究・書類・模擬面接相談

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