就職先は金融だけに限られない
大学公式の2026年3月卒業者の一覧では、経済学科にりそなホールディングス、三菱UFJ銀行、アクセンチュア、エヌ・ティ・ティ・データ、日本政策金融公庫、東京23特別区人事委員会などが掲載されています。経営学科には三井住友銀行、レバレジーズ、カゴメ、ライオン、日本アイ・ビー・エム、日本電気などが掲載されています。[1]
これは学科別の主な就職先の一部です。会社名から営業、企画、システム開発、財務といった職種を確定することはできません。例えば、メーカーに就職することと商品企画へ配属されることは別の話です。希望する仕事内容は企業の募集職種と配属の案内で確かめてください。
金融に関心がある人も、銀行、証券、保険などの分類だけで終わらせず、誰に何を提供する仕事かを調べましょう。関心がまだ絞れていない人は、企業や組織の課題を調べる中で、自分が面白いと感じる場面を探すところから始められます。
内定者数は希望者を分母とする資料として使う
| 学科 | 卒業者 | 就職希望者 | 就職内定者 |
|---|---|---|---|
| 経済学科 | 267人 | 249人 | 246人 |
| 経営学科 | 295人 | 267人 | 264人 |
公式の就職内定率は就職希望者を分母とします。内定があることと、希望した会社や仕事に決まったことは同じではありません。学科の数字をそのまま自分の採用確率とせず、過去の状況を知るために使いましょう。
大手企業に応募する際も、大学名だけで有利・不利を決めるより、募集条件に合うか、仕事への理解を説明できるか、期限までに選考準備を進められるかを確認します。実績のない会社を候補から外す必要もありません。大学の一覧は全企業の採用可能性を網羅する資料ではないからです。
経済と経営の学びから、経験を取り出す
経済学科は市場や政策・制度、為替や物価などを捉え、データ分析や意思決定を学ぶと説明しています。経営学科は企業・組織の課題を見つけ、マーケティング、財務、人材マネジメントなどの観点から解決を考える学びを案内しています。[2] [3]
| 学修の場面 | 整理したいこと |
|---|---|
| 経済のデータを比較した | 対象・時点・単位をそろえ、どんな違いを見つけたか |
| 政策や制度を検討した | 誰にどんな影響があると考え、何を根拠にしたか |
| 企業の戦略を調べた | 顧客・競合・資源のどこに課題を見つけたか |
| 組織やチームを考えた | 役割や情報共有をどう変えるとよいと考えたか |
科目名を並べるだけでは、学びをどれだけ使えるかは伝わりません。実際のレポートやゼミ発表を見直し、自分が行った作業、議論で変わった考え、確認し切れなかったことを一つずつ書き出します。履修したことと、業務経験や資格を持つことも区別してください。
企業研究では、同じ条件で比較する
企業研究で売上や利益などの数値を見る場合は、対象年度や事業範囲が同じかを確かめます。グループ全体の情報を一つの子会社の情報として扱わず、応募する法人がどの事業を担うかを調べましょう。数字を多く集めることより、仕事内容を理解するために必要な問いを持つことが大切です。
| 確認項目 | 調べる問い |
|---|---|
| 顧客と価値 | 誰のどの困り事に応える事業か |
| 応募する職種 | どの場面を担当し、誰と協力するか |
| 会社の特徴 | 同じ分野の他社と何が違うか |
| 自分の関心 | 授業や経験のどの場面と結び付くか |
| 不明点 | 説明会で確かめたいことは何か |
企業への提案を面接で話す場合も、公開情報から考えた仮説であると明示します。社内事情を知っているように断定せず、「この点に関心があり、実際にはどう取り組んでいるか知りたい」と質問につなげることができます。
分析した経験は、判断を見直した場面まで伝える
編集部の架空の例です。「ゼミで二つの企業を比較した際、私は売上の大きさだけで評価していました。調べ直すと事業の範囲が違っていたため、比較できる項目を分け、公開資料の対象年度もそろえました。発表では数字の違いだけでなく、比較の限界を説明しました。この経験から、結論を急がず条件を確かめる習慣がつきました。」
これは本学の学生の体験談ではありません。自分の経験では、比較した資料、気付いたきっかけ、自分が修正した点を説明してください。仲間に教わった場合はそのことも正確に伝えます。チームの成果を独占して語る必要はありません。
仕事への結び付けは、専門家として完成しているという主張ではなく、入社後も続けたい姿勢として話せます。「顧客の話を整理する際も前提を確認したい」など、応募職種の仕事を調べた上で、自分の経験と接点のある行動を示しましょう。
学内の機会で、仕事内容と伝え方を確かめる
大学は学内企業説明会、インターンシップ講座、卒業生との対話を含むキャリアフェスティバルなどを案内しています。従来の面接対策セミナーは2025年度からキャリアフェスティバルへ更新されたと説明しているため、古い名称の学部ページだけで現在の参加方法を判断しないようにします。[4]
キャリアセンターは企業研究や応募書類、模擬面接の個別相談を案内しています。相談前に応募先の職種と、今の文章で不安な点をまとめると、何を直すか話し合いやすくなります。実施日時や利用方法は最新の在学生向け案内で確認してください。[5]
- 自分の学科の実績から、興味のある事業や会社を見つける。
- 法人と募集職種を確認し、比較表を作る。
- レポートや活動から、調べ方・考え方を変えた場面を選ぶ。
- 説明会とキャリア相談で、仕事の理解と文章を修正する。
最初から立派な志望動機を完成させる必要はありません。調べて疑問を持ち、人に聞き、考えを更新する過程が準備になります。企業の知名度と自分に合う仕事内容を分けて考え、応募の理由を具体化していきましょう。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 学習院大学 就職・進学データ確認日:2026-09-10 / 2026/3経済171+96卒156+93希望154+92内定、経営126+169卒109+158希望107+157内定。学科会社例
- 学習院大学 経済学科について確認日:2026-09-10 / 市場政策・データ分析・意思決定の学び。学生個人例不使用
- 学習院大学 経営学科について確認日:2026-09-10 / 企業組織課題・マーケ/財務/人材・解決の学び。実務経験とは分離
- 学習院大学 主な就活支援プログラム確認日:2026-09-10 / 2025キャリフェス更新、説明会・インターン講座。旧予定非使用
- 学習院大学 キャリア・就職確認日:2026-09-10 / 個別相談・書類・模擬面接