病院だけでなく、行政・学校・企業・進学の実績もある

大学の「令和7年度卒業生 看護学部 就職・進学実績」は、2026年5月1日現在の看護学科の進路を掲載しています。資料3頁の区分人数では、病院・医療施設61人、官公庁(保健師等)7人、教員(養護教諭等)10人、民間企業・団体等2人、大学院・専門学校等進学7人です。[1]​‌​​​​‌​‌‌​​​‌​​‌​​‌‌​‌‌​​‌‌​‌‌​​‌‌​​‌‌​​​‌​​​‌‌‌‌​​​‌​​​​‌​​​​‌

2025年度・看護学科の就職進学先一覧に掲載された人数
区分人数読むときの注意
病院・医療施設61人具体的な配属部署までは示していない
官公庁(保健師等)7人企業に勤める保健師とは別区分
教員(養護教諭等)10人資料の区分名をそのまま確認する
民間企業・団体等2人一方は保健師と明記された企業
大学院・専門学校等進学7人大学院だけの人数ではない
[1]

各区分の合計は87人ですが、これは一覧に掲載された進路の合計です。卒業者数や就職希望者数を別に示した表ではないため、87人をそのまま就職率の分母には使いません。進学7人を就職者へ加えることも避けましょう。[1]

就職が決まった状況と、国家試験の合格状況は別に確認する必要があります。今回参照した資料から最新の国家試験合格率は確定していません。就職先一覧から試験結果や希望配属の達成率を推測せず、自分の資格取得予定と募集条件を照らし合わせてください。

病院名に加え、職種が明記された進路を確認する

病院・医療施設の欄には、地域医療機能推進機構九州病院7人、浜の町病院5人、九州中央病院3人、福岡赤十字病院3人などが掲載されています。「産業医科大学病院・産業医科大学若松病院」は合わせて4人の表記で、どちらか一つの病院へ4人と読み替えることはできません。[1]

官公庁の保健師等の欄には、福岡県、嘉麻市、田川市などがあります。教員の欄には、福岡教育大学附属小倉中学校や福岡県立東筑高等学校などが掲載されています。民間企業・団体等の欄では、トヨタ自動車九州に「保健師」と明記されています。病院以外で働く具体例として確認できます。[1]

ただし、過去の実績がある職場でも、翌年に同じ職種や人数を募集するとは限りません。病棟や部署、雇用形態、異動、配属希望の扱いは、現在の募集や見学で確かめましょう。知名度のある病院や企業を選ぶ場合も、そこで担当したい仕事を説明できることが大切です。

編集部提案:職場を比較するときの観点
働く場確認すること
病院・医療施設対象者、配属の決め方、新人教育、相談の体制
行政採用区分、資格条件、地域で担当する業務、異動
学校免許の条件、学校での役割、他の教職員との連携
企業職務の範囲、勤務先拠点、必要な資格や経験

看護師・保健師・養護教諭は、履修の条件を分ける

学科の紹介には、看護師コース、保健師サブコース、養護教諭サブコースがあると記されています。資格ページでは、看護師の国家試験受験資格は卒業要件の単位修得、保健師は所要科目の履修と単位修得が条件で、保健師の履修定員は15人程度と案内されています。[2] [3]

養護教諭一種免許状についても、卒業要件に加えた所定科目の履修による免許申請資格と説明されています。保健師や養護教諭を希望する人は、自分の入学年度での選択方法、必要科目、実習時期を大学へ確認してください。学部卒業だけで全員が同じ免許・受験資格を得るわけではありません。[3]

資格ページでは、助産師養成は2015年度から大学院で行うと案内しています。助産師を目指す場合に、学部の通常課程だけで準備が完結すると考えないようにしましょう。研究を深めたいのか、助産分野の資格課程に進みたいのかを分けて、進学先の要件を確認します。[3]

2025年度の進学先一覧には、福岡県立大学大学院2人、久留米大学大学院1人、西南女学院大学の助産別科3人、山口県立大学の別科助産専攻1人が掲載されています。大学院と別科を含む7人であり、全員が同じ学位や課程を目指した人数ではありません。[1]

根拠を確かめる学びを、実習での行動として説明する

看護学部は、学術的な根拠に基づき、健康上の課題を多角的に考える教育を掲げています。学科の紹介では、実験看護学、地域・在宅看護論、成人・老年、小児、精神、公衆衛生、学校保健などを扱い、学んだ知識を看護の実践へ結ぶ学習も紹介しています。[2] [4]

就活では、分野名を並べるだけでなく、実習や演習で何を確認し、どのように考えたかを一つの場面で話します。「幅広い看護を学びました」から、対象者の状況をどう理解しようとしたか、分からないことを誰へ相談したかへと具体化しましょう。

編集部の架空の例:演習の記録を振り返ると、自分の解釈を観察した事実のように書いていたため、両者を分け直した。根拠が足りない点を整理して指導者へ質問し、次に確認する項目を明確にした。これは実在する学生や患者の事例ではなく、学び方を説明する例です。

編集部提案:実習経験を整理する五つの項目
項目振り返ること
場面どのような学習課題に取り組んだか
自分の役割学生として任された範囲はどこか
確認分からないことをどう調べ、相談したか
学び以前の考えから何が変わったか
今後次に学びたいこと、改善したいことは何か

実習対象者の氏名、具体的な生活歴、記録などを選考資料に持ち込む必要はありません。相手を特定できる情報を避け、自分の役割と判断の過程に焦点を当てます。扱える範囲で迷う場合は、担当教員に確認してください。

見学では、理念と日々の教育がどうつながるかを聞く

職場の理念に共感したら、それが新人への教育や対象者への支援でどう実践されるかを聞いてみましょう。研修の回数だけでなく、学んだことを振り返る機会、迷ったときの相談先、担当範囲の広げ方を確認すると、入職後の生活を想像しやすくなります。

編集部提案:見学や説明会で使える質問
比較したいこと質問例
新人の育成入職後、どのような段階で担当する仕事が増えますか
相談の体制判断に迷った際、誰にどのように相談しますか
配属本人の関心や希望をどのように確認していますか
連携他職種と一緒に振り返る機会はありますか
働き方勤務時間や交代勤務、異動の仕組みはどうなっていますか

志望理由では、実習で関心を持った支援と、見学で確かめた教育や仕事を結び付けます。まだ経験のない分野を希望する場合も、経験したと装わず、何に関心を持ち、これから何を学びたいかを具体的に話してください。

実習・資格・選考の日程を並べ、相談室を活用する

大学のキャリア相談室は、応募書類や小論文の添削、面接やグループディスカッション、公務員試験・大学院入試への対策などを案内しています。県大就活ナビから予約でき、学生支援班では先輩の就職活動記録も閲覧できます。[5]

まず、自分の資格課程、実習期間、希望先の応募締切を一つの予定表にまとめます。見学や選考が重なる時期が分かったら、教員とキャリア相談室へ早めに相談してください。過去の活動記録は参考にしつつ、現在の募集日程や条件を優先して確認します。

今日できる準備は、気になる職場二つの資格条件・教育体制・働き方を比べ、実習の経験を一つ短く整理することです。病院の規模だけでなく、希望する支援と学び続けられる環境から、納得できる応募先を選びましょう。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 令和7年度卒業生 進路状況・就職進学実績確認日:2026-09-11 / 全3頁確認、3頁2026-05-01現在の看護一覧。人数は一覧区分、87を卒業者/希望者としない
  2. 看護学科の概要確認日:2026-09-11 / 看護師コース・2サブコース、各教育分野
  3. 看護学部 資格・免許確認日:2026-09-11 / 看護師受験、保健師履修定員約15、養護一種申請、助産は2015から院
  4. 看護学部の紹介確認日:2026-09-11 / 根拠と多角的な思考を重視する教育
  5. 就職・キャリア支援体制確認日:2026-09-11 / 予約・選考/院試支援・活動記録

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