学業を選ぶときは、科目名より取り組みを具体化する

札幌新卒応援ハローワークは、ガクチカを学生時代に力を入れたこととして説明し、自分の経験や行動を具体的に書く考え方を示しています。[1]

学業を選ぶ場合も、「経済学を学びました」「毎日勉強しました」という活動の紹介だけでは、自分が何を考えたかが分かりにくくなります。なぜ力を入れたか、何に困ったか、どう方法を変えたかを探してください。

すべての企業が学業の経験を同じように評価するわけではありません。設問に学業以外の指定があれば従います。指定がない場合は、活動の種類を気にしすぎるより、自分の役割と行動を具体的に説明できる経験かを確認しましょう。

学業の中から、三つの候補を探す

経験を探す問い(編集部作成)
場面振り返ること
理解に苦労した授業どこでつまずき、何を確かめて学び直したか
レポート資料の選び方や、論点の整理で工夫したこと
発表聞く相手に合わせて説明や資料を変えたこと
共同課題役割や期限をどう合わせ、認識をそろえたか
実験・演習手順や結果をどう記録し、問題を確かめたか
継続した学習計画をどう見直し、続けられる形にしたか

ここで挙げたのは記憶を探すための例で、すべての学生に同じ経験があるという意味ではありません。自分のノート、課題、提出物、予定表を見ながら、実際にしたことを思い出してください。

候補が複数ある場合は、成果が大きい順だけで選ばず、自分の行動の理由を説明できるものを選びます。まだ成果が出ていない学習でも、進め方の改善や現時点で確認できたことを整理できる場合があります。

五つの欄に書くと、説明不足が分かる

学業のガクチカの材料メモ
書くこと
取り組みどの課題・学習に力を入れたか
背景・目標なぜ取り組み、何を目指したか
課題どこで止まり、何が難しかったか
行動自分が何を調べ、相談し、変更したか
結果・振り返り確認できた変化、残る課題、その後に続けたこと

行動の欄が「努力した」だけなら、具体的な作業まで戻ってみます。例題を解く前に解説を読んでいた、質問が曖昧だった、資料を集めるだけで論点を整理していなかったなど、自分が変えた点を言葉にします。

教員や友人に教わったことを、全て自分で解決したように書く必要はありません。何を相談し、その助言をどう受け止め、どこから自分で進めたかを分けると、取り組みが具体的になります。

回答例:レポートの資料整理を改善した経験

「学生時代に力を入れたのは、授業のレポートで根拠を整理して説明することです。最初は資料を集めるだけで満足し、異なる意見を一つの文章にまとめられませんでした。そこで、資料ごとに主張・根拠・疑問点を分けてメモし、自分の問いに関係する部分を比較する方法に変えました。分からない点は教員に確認し、論点が重なる箇所を整理してから構成を作りました。その結果、なぜその資料を使うのかを説明できるようになり、次の課題でも先に問いと比較項目を決めて取り組みました。」

この例は、最高評価や受賞を成果にしていません。資料の扱い方をどう変えたかと、次の課題へのつながりを説明しています。自分が書くときは、実際の課題、受けた助言、確かめた変化に置き換えてください。

成績や提出期限などを成果として加える場合は、実際に確認できる事実だけを使います。「分析力が大幅に向上した」と自分を大きく評価する言葉を足すより、以前はできず、今は説明できるようになったことを具体的に示します。

GPAや資格に自信がなくても、数字を作り足さない

成績が高くないことと、何も考えずに学んできたことは同じではありません。一方、「成績は関係ないから絶対に評価される」とも言えません。成績の提出や説明を求められた場合は正確に答え、ガクチカでは実際の取り組みを伝えます。

資格に合格していない場合も、「取得した」と書き換えないでください。勉強中なら現在の状況、学習方法、見直した点を区別します。結果がまだ出ていない場合に、何が変わったと確認できるかを整理しましょう。

数字を入れるなら、学習期間や課題の回数など、記録から確認できるものを選びます。ただし、時間を長く示すことだけが工夫の説明になるわけではありません。その時間にどんな方法で取り組んだかを添えます。

専門用語を減らすだけでなく、目的を先に話す

専攻が違う人に説明する際は、最初に「何を知りたかったか」「誰のどんな問題を考えたか」を伝えると、用語の位置づけを理解してもらいやすくなります。内容を単純にしすぎて事実が変わらないように注意してください。

説明を見直す例(編集部作成)
伝わりにくい書き方見直す方向
専門用語と科目名を長く並べる何を明らかにする課題だったかを先に伝える
論文をたくさん読んだ何を比べ、どの根拠を使ったかを説明する
実験を頑張ったどの手順を確認し、何を修正したかを示す
発表がうまくいったどの説明を変え、何を確認できたかを示す

これらは表現を直すための方向で、自分が実施していない作業を補うためのものではありません。分野に詳しい相手から深く聞かれても、自分が担当して理解している範囲を説明できるようにしておきます。

面接で聞かれそうな点を、事実から確認する

  • なぜその授業やテーマに力を入れたのですか。
  • 最初に試した方法の、何がうまくいきませんでしたか。
  • ほかの方法と比べて、なぜその方法を選びましたか。
  • 教員や友人の助言と、自分の工夫を分けて説明できますか。
  • 結果はどのように確認しましたか。
  • 別の課題でも同じ工夫を使ったことはありますか。

これは練習用の質問で、企業の実際の質問を保証するものではありません。回答できない点があれば、文章の暗記を増やす前に、ノートや提出物を見直して経験を確かめます。

今日、課題一つを材料メモへ移す

課題やノートを一つ開き、目標・課題・自分の行動・結果を各一行書いてみます。大学名や成績への不安から経験を小さく扱うより、まず自分が実際に考えたことを見える形にしましょう。

逆転就活塾へ相談するときも、設問と材料メモがあれば、どこを補うと伝わるかを考える出発点になります。専門的な課題や共同研究の資料を見せる場合は、公開・共有してよい範囲を確認してください。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 札幌新卒応援ハローワーク ガクチカの書き方と例文確認日:2026-09-09 / ガクチカの基本と具体的な行動の説明。学業の表・回答例は編集部独自

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