二学科の就職と進学を確認する
| 学科 | 卒業者 | 就職希望者 | 就職決定者 | 大学院進学 |
|---|---|---|---|---|
| 法律 | 410 | 348 | 341 | 10 |
| 経営法 | 176 | 151 | 142 | 1 |
経営法学科には別に大学進学者が1人います。学部全体の就職率96.8%は、就職決定者を「就職決定者+民間企業希望未決定者」で割った値です。卒業者全員に対する割合や、公務員試験合格率とは分けて読みましょう。[1]
公的機関と民間企業の両方に実績がある
| 区分 | 掲載例 |
|---|---|
| 公務・公的機関 | 国家公務員一般職、裁判所事務官一般職、国税専門官、福岡県庁、福岡市役所 |
| 金融 | 三井住友信託銀行、みずほ銀行、福岡銀行、大和証券、損害保険ジャパン |
| 情報・メーカー等 | NTTデータ九州、JALデジタル、安川電機、TOTO、サイバーエージェント |
企業一覧は法学部全体で、二学科それぞれの人数や配属職種を示すものではありません。法律系の学部からの就職でも法務部への配属とは限らないので、募集職種を確認します。大手への実績を入口にしつつ、同じ顧客や課題を支える企業も比較してみましょう。
法律学科では、法律・公共法務・政策の関心を整理する
法律学科は法律総合、公共法務、総合政策の三コースを案内しています。法律全般、公法・国際法、政治や政策・福祉など、関心に応じた履修を考えられる構成です。[4]
| 授業で関心を持ったこと | 進路を調べる問い |
|---|---|
| 当事者の権利や主張 | どんな人や企業の課題に関わりたいか |
| 行政の仕組み | どの機関・地域の業務を知りたいか |
| 政策や福祉 | 解決したい課題は何で、どんな役割で関わるか |
コース名から志望先を固定せず、授業で最も考えが深まったテーマを一つ選びましょう。公務員を希望する場合も、試験の科目だけでなく、志望する機関の仕事を調べることが必要です。
経営法学科では、企業や国際取引への関心を具体化する
経営法学科は企業法コースと国際コースを設け、企業活動に関わる法や国際関係、海外研修などを案内しています。企業法務特修プログラムでは少人数・双方向型の学びも紹介しています。[5]
企業を志望する人は、会社法や知的財産などの授業で学んだことと、応募先の事業を結び付けてみます。ただし、学んだだけで実務を担当できると言い切る必要はありません。「この事業に関心を持った理由」「入社後に学びたい業務」を分けて説明しましょう。海外研修の経験は、行き先より現地で確かめたことや考えの変化を整理します。
少人数演習の経験を、根拠を整理する行動として伝える
法学部は入門ゼミや専門演習など、少人数で学ぶ科目を案内しています。法律学科の法律特修プログラム、経営法学科の企業法務特修プログラムは、所定の選考を伴う仕組みです。[4] [5]
演習で意見が分かれた場面を振り返り、相手の主張と自分の主張をどう整理したか、どの資料へ戻って確認したかを書いてみましょう。「論理的に考えられる」という自己評価に、具体的な作業を添えられます。プログラムへ参加していない人も、通常の授業やゼミ、アルバイトで確認と説明を工夫した経験を探せます。
公務員・企業・進学は、準備を分けて予定に入れる
| 方向 | 先に確認すること | 準備するもの |
|---|---|---|
| 公務員 | 募集区分、試験科目、日程、機関の役割 | 学習計画、志望理由、経験の整理 |
| 民間企業 | 事業、職種、配属、締切 | 企業比較、書類、面接の説明 |
| 進学・法律専門職 | 学修経路、入試、研究・学習内容 | 必要な科目と学習計画、相談事項 |
併願する場合は、試験勉強だけで予定を埋めず、企業の締切や面接練習も同じ表に入れます。法科大学院などへの進学は、希望する年度の募集要項を確認して教員に相談しましょう。法律学科にも経営法学科にも選択肢があるので、周囲と同じ道に合わせる前に、必要な準備を把握します。
志望理由には、調べて分かった課題を添える
編集部の架空の回答例です。「授業で地域の課題を調べ、制度だけでなく利用する人への説明も重要だと考えました。ゼミでは資料の表現を分かりやすく整理する役割を担当しました。相手が理解しやすい伝え方を考えながら、地域の生活を支える業務を学びたいです。」
実際の経験へ置き換え、志望する機関や企業の具体的な業務とつなげます。「地元に貢献したい」だけでは他の候補との違いが見えにくいため、どの事業や課題に関心を持ったかを一つ挙げましょう。調べただけの活動を、現場で実施した経験のように話さないことも大切です。
学部の学習支援とキャリア相談を組み合わせる
両学科は司法試験・公務員試験に関する研究部会等の学習機会を案内しています。また全学のキャリアセンターは個別相談や業界研究、OB・OG交流、資格・採用試験対策を行っています。利用条件は学内で確認しましょう。[4] [5] [3]
専門の勉強は教員へ、企業比較や選考の伝え方はキャリア支援担当へ相談すると課題を分けられます。求人や募集要項、授業で作った資料を持参し、勉強・情報収集・書類作成のどれを優先するかを決めましょう。
候補二つと、説明できる経験一つを作る
今日は気になる自治体・企業・進学先から二つを選び、条件と締切を書き出します。授業やゼミで根拠を調べ直した経験を一つ、課題・行動・学びの三行にまとめてください。大学名への不安だけで応募を狭めず、募集条件を確かめ、仕事や学びへの関心が伝わる説明を整えていきましょう。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 福岡大学 2025年度就職状況確認日:2026-09-10 / p1 2026-03-31現在、医学科除外。率=決定者/(決定者+民間企業希望未決定者)。括弧女子
- 福岡大学 キャリアセンター 就職データ確認日:2026-09-10 / 先頭令和7年度企業欄、2026-03-31現在。令和6/5と分離
- 福岡大学 就職・進路サポート内容確認日:2026-09-10 / 全学年個別、課題解決型プログラム、OB/OG交流、資格講座
- 法律学科 カリキュラム確認日:2026-09-10 / 3コース、少人数、法律特修選抜。法曹経路詳細不使用
- 経営法学科 カリキュラム確認日:2026-09-10 / 企業法/国際、海外研修、企業法務特修選抜