看護58人・社会福祉32人が就職。国家試験とは別の数字

2025年度卒業者の進路表は、2026年3月31日現在の看護学科について卒業58人、就職希望58人、就職58人、社会福祉学科について卒業32人、就職希望32人、就職32人と掲載しています。両学科とも、就職希望者を分母とした就職率は100%です。[1]‌‌‌‌​‌​‌​​​​​‌​‌‌‌‌​‌‌​‌​​‌‌​​​‌​​‌​‌‌‌​​‌‌​​​​‌‌​‌‌‌​​‌‌‌‌‌‌​​​

2025年度・看護福祉学部の就職状況(公式掲載値)
学科卒業就職希望就職就職率
看護学科58人58人58人100%
社会福祉学科32人32人32人100%
学部計90人90人90人100%
[1]

一方、看護学科の公式ページにある2025年度卒業生の新卒国家試験合格率は、看護師98.3%、保健師93.3%です。社会福祉学科は、新卒の社会福祉士と精神保健福祉士について、それぞれ100%と掲載しています。各試験の受験人数は今回確認したページに記載がなく、卒業者数から逆算はできません。[2] [3]

就職状況と国家試験は、分母も確認する内容も違います。就職率100%だから全員が同じ資格を得た、という読み方は避けてください。自分が希望する職種の資格要件と、採用時に求められる取得見込みの条件は、個別の募集案内で確認しましょう。

看護と社会福祉の就職先を、過去5年間の実績として見る

大学の就職・進学データに掲載された看護学科の主な就職先は、過去5年間の一覧です。看護師の欄には福井県立病院、福井大学医学部附属病院などがあり、保健師や養護教諭の進路は別の欄で紹介されています。対象期間の開始・終了年度は画像内では特定できません。[4] [5]

社会福祉学科の過去5年間の主な就職先には、福井県社会福祉協議会、福井赤十字病院、日本年金機構、東京都庁などがあります。福祉施設や医療機関だけでなく、団体・行政などへ進んだ実績を確認できます。ただし、掲載名から本人の具体的な担当業務までは分かりません。[4] [6]

編集部提案:就職先の種類ごとに見ること
進路の候補確かめたい仕事内容募集・見学で聞くこと
医療機関対象者や部署、関わる支援の範囲配属の決め方、新人教育、相談の体制
福祉施設・団体生活支援、相談支援などの担当職員の役割分担、記録や連携の方法
行政・公的機関採用区分と担当し得る業務資格要件、異動、専門職としての育成
学校など求められる免許と職務採用の条件、他職種と協働する場面

一覧に載る職場への採用が保証されるわけではありません。看護学科の実績を社会福祉学科へ、その逆へと置き換えることもできません。勤務先の知名度だけで比べず、自分が希望する資格・職種で応募できるかを先に確かめましょう。

看護と福祉の共通の視点を、自分の役割に分けて説明する

学部の紹介は、健康と生活を支える視点や、看護と福祉の連携を重視しています。看護学科では、地域との関わり、演習での学習、さまざまな場での実習、4年次の管理や研究などが紹介されています。学部の特色を、自分が経験した授業や実習に引き付けて考えましょう。[2] [7]

社会福祉学科では、生活上の困難を本人だけの問題として捉えず、制度や地域との関係から考える学びが紹介されています。看護学科との共通科目や演習、専門的な学習を通して、異なる立場から状況を理解する機会があります。[3]

編集部提案:実習を振り返るときの視点
視点自分に問い直すこと
相手の理解最初の思い込みと、実際に確認できたことは何か
情報の扱い観察した事実と自分の解釈を分けて記録できたか
連携自分だけで判断せず、誰に何を相談したか
役割学生としてできる範囲を理解して行動したか
学び直し次に同じ場面があれば何を確認するか

編集部の架空の例:実習の振り返りで、観察した事実と自分の受け取り方が混ざっていると指摘を受けた。記録を分け直し、分からない部分は推測で埋めずに指導者へ相談した。これは実在する学生や支援対象者の事例ではなく、学び方を説明するための例です。

選考で実習を話す際は、対象者を特定できる情報や記録を持ち込まないようにします。相手の病状や生活歴の詳しさで印象を残そうとせず、自分が何を学び、どう確認や相談をしたかに焦点を当ててください。

働きたい場所は、支援の内容と教育体制から比べる

見学や説明会では、職場が示す理念を読むだけでなく、それが日々の仕事でどう実践されるかを聞きます。新人が迷ったときに誰へ相談するのか、研修はいつどのように行うのか、他職種と情報を共有する場はあるのかを、仕事内容に合わせて確認しましょう。

編集部提案:二つの職場を比べるための質問
比較項目質問例
支援の対象どのような対象者や地域と関わる仕事ですか
入職後の教育新人が担当範囲を広げるまでの教育はどう進みますか
相談のしやすさ判断に迷ったときの相談先と振り返りの機会はありますか
働き方勤務時間、交代勤務、配属や異動はどう決まりますか
専門性資格や関心を深める研修・学習の機会はありますか

学校や行政を希望する場合も、資格や免許の名称だけで応募条件を判断せず、採用区分を確認します。病院や施設では、同じ法人内でも部署や事業所によって役割が異なることがあります。募集情報で分からない点は、見学や採用窓口で確認して比較表へ残してください。

志望理由は、理念への共感だけで終えず、実習などで関心を持った支援と、見学で確認した仕事を結びます。「幅広く学べそう」より、何を学び、どのように支援へ関わりたいかを、自分の言葉で説明する練習をしましょう。

資格課程・国家試験・就職の予定を一緒に管理する

大学の資格案内では、看護師の国家試験受験資格に加え、保健師は所定の課程、養護教諭は教職課程などの条件が示されています。社会福祉士・精神保健福祉士についても指定科目などの履修条件があります。同じ学科の学生全員が、紹介される資格をすべて取るという意味ではありません。[4]

まず、自分が履修している課程と取得を目指す資格を確認します。そのうえで、実習、試験への学習、応募締切、見学や選考の日程を一枚にまとめましょう。両立が難しい期間が分かったら、早めに担当教員や学内の支援窓口へ相談してください。

大学のキャリアセンターは、就職相談、自己分析や面接の支援、求人・インターンシップ情報の提供を案内しています。学科の実習や資格の相談と組み合わせ、どこまで決まっていて何が未確認かを整理して持ち込むと、次に調べることを決めやすくなります。[8]

今日の準備は、希望する支援と確認事項を書き出すこと

まず、自分の学科の進路を確かめ、どのような対象者に、どの立場で関わりたいかを一文にします。次に、気になる職場を二つ選び、応募資格、支援内容、教育体制、勤務条件を比較してください。未確認の欄は想像で埋めず、質問として残します。

実習から一つの経験を選び、自分の役割、学んだこと、次に改善したいことを短くまとめましょう。就職率の高さだけでは職場との相性は分かりません。公式実績と、自分が実習や見学で確かめたことを組み合わせることが、納得できる職場選びにつながります。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 2025年度卒業者進路等確認日:2026-09-11 / 1頁、2026-03-31現在。看護58/58、社会福祉32/32は就職希望分母
  2. 看護学科の紹介確認日:2026-09-11 / 教育内容と2025年度卒新卒国試率。受験人数未記載
  3. 社会福祉学科の紹介確認日:2026-09-11 / 教育内容と2025年度卒新卒国試率。受験人数未記載
  4. 福井県立大学 就職・進学データ確認日:2026-09-11 / 資格条件・学科別画像
  5. 看護学科 主な就職先・進学先確認日:2026-09-11 / 画像目視、過去5年間の職種別一覧。年度境界未記載
  6. 社会福祉学科 主な就職先確認日:2026-09-11 / 画像目視、過去5年間。配属業務・人数不明
  7. 看護福祉学部の紹介確認日:2026-09-11 / 健康と生活、看護福祉連携
  8. 福井県立大学 就職活動支援確認日:2026-09-11 / 相談・自己分析・面接・求人情報

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