学部全体の就職内定率98.2%を学科別に読む

2025年4月~2026年3月卒業生の進路
学部・学科卒業者進学就職希望者就職
地域経営学部・地域経営学科79人2人73人73人
地域経営学部・医療福祉経営学科25人0人24人24人
情報学部・情報学科91人21人68人65人
学部全体195人23人165人162人
[1]

大学はこの割合を就職内定率として掲載しており、学部全体の98.2%は就職162人を就職希望者165人で割った割合です。卒業者195人全員に対する割合ではありません。進学者も23人いるため、就職人数だけで全員の進路を捉えないようにしましょう。[1]‌‌​​‌​‌​‌​​​​‌‌​‌​​​‌‌​‌​​​​​​‌‌‌​‌​‌​‌‌​‌​‌​​​‌‌​‌​​​‌​‌​‌‌‌​‌‌

地域経営学科と医療福祉経営学科の就職内定率はそれぞれ100%、情報学科は95.6%です。人数の規模や進学する人の数が違うため、率だけで学科の良し悪しを決めることはできません。自分が関心のある仕事へ進むために何を準備するかを考える材料として使います。[1]

大学院地域情報学研究科の実績は別に掲載されています。学部卒業者の表へ大学院の就職者を足したり、大学院の就職先を学部実績として紹介したりしないようにしてください。進学を考える場合は、研究内容と次の学位を取得する目的を整理して相談しましょう。[1] [2]

2026年度の改編と、それ以前の卒業実績を分ける

大学は地域経営学部と情報学部を設置しています。地域経営学部の医療福祉経営学科は2026年度募集停止と案内され、改編方針では地域経営学部を1学科へ移行する計画が示されています。在学生・卒業生の学科名と、新入生の教育内容を分けて確認しましょう。[3] [5]

2026年度からの教育目標として、情報学を基盤に地域の課題へ取り組むことと、卒業後も自ら学び続ける力の育成が示されています。地域経営では情報の基礎を、情報では地域での実践を組み合わせる考え方です。これは新しい教育の説明で、2025年度の就職内定率がこの新教育の成果だという意味ではありません。[6]

情報学部の教職課程も2026年度以降の入学生を対象とする新しい案内です。自分が利用できる課程や履修条件は入学年度によって確認し、過去の卒業生実績と同じものとして判断しないようにしましょう。[4]

学科ごとの主な就職先から応募先を調べる

2025年度の主な就職先からの例
学科掲載例
地域経営学科京都信用金庫、東京海上日動火災保険、イオンリテール、京都府、福知山市
医療福祉経営学科関西医科大学附属病院、社会保険診療報酬支払基金、東京都立病院機構、キヤノンITSメディカル
情報学科マツダ、Sky、BIPROGY、富士ソフト、三菱電機ソフトウェア
[2]

企業・団体名は2026年5月1日時点とされています。各就職先の人数や配属職種は示されていないため、「この会社へ何人」「この職種に何人」と追加してはいけません。大学が示す学科別の実績を入り口に、本人が応募できる募集を調べましょう。[2]

有名企業への実績があっても、本人の採用保証ではありません。大学名に不安がある場合も、実績の有無だけで決めず、仕事内容と必要な準備を確認してください。法人名やグループ会社を正確に区別し、どの事業に関心を持ったかまで考えることが大切です。

地域への関心と、働く場所の希望を整理する

北近畿など地域での仕事に関心がある場合は、生活する場所への希望と、仕事として取り組みたい課題を分けて考えましょう。住民へのサービス、地域企業の事業、情報システムなど、同じ地域でも関わり方は様々です。

大学の地域別就職データは、原則として本社所在地を就職地域とし、配属先が決まっている場合はその地域とする扱いです。そのため、地域の数字を全員の実際の勤務地と同一視することはできません。本人の配属や異動の条件は、応募先へ確認してください。[2]

なお、確認したページの地域別集計には、表の合計値と内訳に一致しない箇所がありました。本記事ではその表から地域別の割合を算出していません。地元就職のしやすさを割合だけで判断せず、希望地域で募集する仕事を個別に調べることを勧めます。[2]

地域経営は調査、情報は開発・分析から話を組み立てる

地域経営学部では、地域の人々や組織と協力し、現場での調査と理論を結びつける学びが紹介されています。経験を話すときは、どんな課題を扱い、どの情報を集め、誰と調整したかを明確にしましょう。活動への参加だけでなく、自分の担当が分かる説明を目指します。[3]

情報学部では、データ解析やシステム開発、人と社会に関わる情報技術などを学ぶと案内しています。実際に開発・分析した経験があるなら、何のために技術を使い、どの部分を自分が作り、どう結果を確かめたかを整理してください。[4]

学びを自己PRに変える共通の整理
項目説明すること
課題誰の何を調べ、改善しようとしたか
役割チームの中で自分が担当したこと
行動情報を集め、方法を選び、修正した過程
結果確かめられたことと未解決のこと

表は本人の経験を整理するための視点です。学部紹介に載っている活動を、参加していないのに自分の経験として話すことは避けましょう。提案にとどまったものは提案として説明し、実装や採用まで実現したと広げないことも大切です。

キャリア支援係には、求人と経験のメモを持参する

大学の学務課キャリア支援係は、キャリアカウンセラーによる相談や教員と連携した進路支援を案内しています。ガイダンス、3年次の就活キックオフ、模擬面接、進路面談など、学年に応じた支援が紹介されています。[7]

相談するときは、希望が固まっていなくても、興味のある求人と自分の経験を一つずつ用意しましょう。「何となく地元で働きたい」から、「この事業に関心があるが職種が分からない」へ相談を具体化すると、次に調べることを決めやすくなります。

大学は、公務員等試験の教養・専門科目や人物試験への対策、民間採用向けのSPI対策も案内しています。公務員を考える場合も、筆記だけでなく、地域での経験を採用先の仕事への関心につなげる準備が必要です。本人が受ける区分の選考内容は、募集要項で確かめてください。[7]

就業体験の前後で、仕事への見方を確認する

大学独自のインターンシップは、主に3年次生を対象に5日間程度で設定し、北近畿を中心とする事業所で就業体験の機会を設けると案内しています。学内の合同企業説明会や、公務員の仕事を聞く座談会なども紹介されています。[7]

参加する前に、知りたい業務や働き方を一つ決めておきます。参加後は、想像との違い、関心が高まった点、次に確認したい点を記録してください。受入先で経験したことと、その組織から内定を得たことは別なので、実績の説明でも区別します。

今日の一歩は、経験と求人を一つずつ選ぶこと

まずは自分の学科と入学年度を確認し、研究、調査、実習、制作の中から一つを選びます。次に求人や採用案内を一つ開き、仕事内容、勤務地、応募条件、期限をメモしましょう。経験と仕事の接点が分からない部分を、教員やキャリア支援係への質問にします。

就職内定率や大学名は、本人の将来を一つに決める数字や評価ではありません。自分が何に関心を持ち、何を経験したかを出発点に候補を比較してください。逆転就活塾へ相談する場合も、学部・学科と実際の経験を伝え、自己PRや志望理由を具体化していきます。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 福知山公立大学 進学者数及び就職者数確認日:2026-09-11 / 2025年度学部と院を分離、2026改編・支援、学科別企業例
  2. 福知山公立大学 就職・進路データ確認日:2026-09-11 / 2025年度学部と院を分離、2026改編・支援、学科別企業例
  3. 福知山公立大学 地域経営学部確認日:2026-09-11 / 2025年度学部と院を分離、2026改編・支援、学科別企業例
  4. 福知山公立大学 情報学部確認日:2026-09-11 / 2025年度学部と院を分離、2026改編・支援、学科別企業例
  5. 福知山公立大学 学士課程教育改編の方針確認日:2026-09-11 / 2025年度学部と院を分離、2026改編・支援、学科別企業例
  6. 福知山公立大学 福知山モデル確認日:2026-09-11 / 2025年度学部と院を分離、2026改編・支援、学科別企業例
  7. 福知山公立大学 就職支援確認日:2026-09-11 / 2025年度学部と院を分離、2026改編・支援、学科別企業例