就職率100%の対象は希望者168人

大学が公表する令和7年度卒業者の進路状況は、2026年5月1日現在の集計です。社会共創学部の人数は次のように示されています。学部全体の実績であり、個別の学科や応募企業ごとの結果ではありません。[1]​‌​‌​‌‌‌​‌‌​‌‌​‌‌‌​‌​‌‌‌‌‌‌​‌​‌​​​‌‌​​‌​​‌​‌​​‌​​‌‌​‌​​​​‌‌​‌‌​​

社会共創学部の2025年度進路
区分人数・割合
卒業者178人
就職希望者168人
就職者168人
就職者/就職希望者100%
進学者5人
その他5人
[1]

卒業者178人に対する就職者168人の割合は94.4%です。就職希望者を分母とする100%と区別します。資料には、在学中からの職を卒業後も続ける人を就職者として扱うとの注記があるため、全員が新卒採用で新しい勤務先に入った人数とは言い換えません。[1]

その他には、未内定者のほか、公務員・教員の受験準備者、留学希望者、資格取得希望者が含まれます。5人全員を未内定とみなすことはできません。また、実績の割合から大学名だけで採用の有利・不利を判断せず、自分の希望と準備状況を確認しましょう。[1]

4学科の専門と地域での実践を組み合わせる

大学本部の現行紹介は、社会共創学部の4学科を次のように説明しています。地域に関わるという共通点があっても、扱う対象や専門知識は異なります。[3]

学科の学びを整理する
学科公式紹介にある主な内容
産業マネジメント地域経済や企業の経営資源を学び、地域産業・企業と連携して実践する
産業イノベーション水産業・紙産業・ものづくり産業を中心に、農学・工学を踏まえて学ぶ
環境デザイン自然科学と社会科学から、自然環境・社会環境の総合的なデザインを学ぶ
地域資源マネジメント農山漁村、文化・観光、スポーツ・健康の資源とその活用を学ぶ
[3]

学部の教育紹介では、フィールドワークで学科や学年を超えた仲間、地域の人々と協働し、インターンシップでは就労現場の実践的な業務を体験すると説明しています。専門分野の知識を、現場で何に使い、何が不足していたかを振り返ることができます。[4]

応募先を考えるときは、学科名をそのまま職種に置き換えないようにします。例えば、観光に関する調査経験があっても、旅行商品の企画、施設の運営、自治体の施策などでは仕事内容が違います。自分が関心を持った課題と、応募する仕事の役割を照らし合わせましょう。

企業等126人と公務員42人の進路を比較する

2025年度の就職者168人の内訳は、民間企業等126人、公務員42人です。地区別では、愛媛県72人、関東地区34人、中国地区21人、近畿地区19人などが掲載されています。愛媛県72人は四国地区84人に含まれ、別々に足す数字ではありません。[1]

同年度の主な就職先の社会共創学部欄には、三浦工業、新来島どっく、ぺんてる、四国電力、全日本空輸、日本銀行、伊予銀行などが掲載されています。公務員欄には、高松国税局、四国経済産業局、愛媛県、警視庁、横浜市などがあります。[2]

企業名・機関名の一覧だけでは配属職種や転勤の範囲は分かりません。航空会社に入った人を客室乗務員と決め付けるなど、勤務先から仕事を推定することは避けます。募集区分ごとに仕事内容、応募条件、勤務地を確かめてください。

企業と公務員の志望理由を整理する問い(編集部の提案)
候補考えたいこと
企業誰のどの課題に、どの商品・サービスや業務で関わりたいか
公務員どの行政分野で、どんな対象や地域の課題に関わりたいか
両方を検討自分の関心は共通していても、役割や手段にどんな違いがあるか

地元での活動経験は県内の応募先だけに使うものではありません。地域名だけで説明を終えず、異なる立場の人と情報を整理した方法や、実行条件を考えた過程を示せば、応募先との関係を検討しやすくなります。

eCripの記録から、自己評価の根拠を取り出す

社会共創学部は、学修ポートフォリオシステム「eCrip」に学修歴や成果物を蓄積し、自己評価とその理由、今後の課題を記録する活動を案内しています。記録を学生と教員が共有し、助言を受けながら学修計画やキャリアを考える仕組みです。[4]

同じページは、成長過程と達成度を示す「DSD(ディプロマ・サプリメント)」についても説明しています。科目の成績に基づく数値に加え、eCripの活動記録を言葉にして、成長につながった活動を記入し、応募書類を作る際などに活用するとしています。[4]

活動記録を応募書類へつなげる問い(編集部の提案)
記録する項目見直す問い
課題誰にとっての困りごとを、どの情報から捉えたか
本人の役割自分が聞いた・調べた・決めた・作った範囲はどこか
判断の変化最初の考えを、どんな事実から修正したか
成果と限界提案、実施、効果の確認のうち、どこまで行ったか

評価値が高いことだけを強みの説明にせず、その根拠となる一場面を選びます。活動日誌やレポートを読み返すと、最初は見落としていた条件、相手から受けた指摘、やり方を変えた理由を確認できます。公開を許されていない資料や相手の個人情報は応募書類に入れません。

地域への提案と、実際の効果を区別して話す

編集部の架空の例です。「地域施設の利用案を考える演習で、私は聞き取り結果を整理しました。当初は催しの回数を増やす案を考えましたが、運営する人の負担が課題だと分かりました。そこで、準備に必要な作業と担当を整理し、少人数でも試せる案に変更しました。私たちが行ったのは提案までで、利用者数への効果はまだ確認していません。」

これは愛媛大学の学生の体験談ではありません。自分の経験へ置き換える場合も、提案したことと実施されたこと、その後に確かめた効果を分けて説明します。地域の人や他の学生が行った仕事を自分の成果として扱わないことが大切です。

面接では、活動の大きさだけでなく、なぜその方法を選んだのか、違う意見にどう向き合ったのかを説明しましょう。うまく進まなかった経験も、課題を捉え直した過程と次に試したいことまで整理すると、学びの内容を伝えられます。

学部の就職支援と全学相談を準備に組み込む

学部の就職支援体制の案内は、全学の就職支援課と連携した情報提供、進路相談、採用説明会、インターンシップ推進を示しています。講座や地元企業などの個別説明会も紹介し、ゼミ・研究室によっては担当教員による相談や指導を行うと説明しています。[5]

これらの取り組みの開催予定や利用方法は最新の学内案内を確認します。すべてのゼミで同じ相談体制があるとは限りません。全学の相談は対面・Zoom・電話に対応し、就活ナビで予約する仕組みです。資料を事前にアップロードし、予約確定メールを確認して利用します。[6]

  • eCripなどの活動記録から、自分の判断が変わった一場面を選ぶ。
  • 提案・実施・効果確認のどこまで行ったか区別する。
  • 企業・公務員それぞれの役割と募集条件を調べる。
  • 作成途中の文章と迷っている点をまとめ、学部や全学の支援で相談する。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 愛媛大学 令和7年度卒業者の進路状況確認日:2026-09-11 / 全1頁テキスト・画像実読。2026/5/1現在、卒A希望B就C進D他E、学校基本調査基準。現職継続者含む、他は未内定・公務教員受験・留学・資格希望。地域四国に愛媛を包含
  2. 愛媛大学 令和7年度卒業生の主な就職先確認日:2026-09-11 / 全1頁テキスト・画像実読。リンクは学部、PDF見出し卒業修了だが7学部欄の学部向け資料。民間に公的機関も含み、職種配属を推定しない
  3. 愛媛大学 社会共創学部 学科概要確認日:2026-09-11 / 大学本部本文全文、現行4学科と学び。ニュース・過去授業の旧組織は不使用
  4. 愛媛大学 社会共創学部3つのポイント確認日:2026-09-11 / HTML全文実読、文理横断・FW・internship、eCrip自己評価、DSD成績由来数値と活動言語化。想定進路を実績としない
  5. 愛媛大学 社会共創学部 就職支援体制確認日:2026-09-11 / HTML全文実読、全学連携・講座・説明会、ゼミ研究室による相談は一部。具体開催予定はなし
  6. 愛媛大学 就職相談の予約確認日:2026-09-11 / HTML全文読了。対面・Zoom・電話、就活ナビ3日前0時から当日8:30、1人1枠、資料事前アップロード、メール受信で完了。資料の職員個人名例は記事不使用

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