どの大学の卒業生が滋賀大学の職員になっているのか
滋賀県立大学が公表している卒業生の進路状況に、就職先として滋賀大学(国立大学法人滋賀大学)の名前があります。資料ごとの中身は次の表のとおりです。[10]
| 大学・学部 | 掲載されている資料 | 対象年度 |
|---|---|---|
| 滋賀県立大学 人間文化学部 地域文化学科 | 卒業生の進路状況の地域文化学科「令和6年3月 卒業生 就職先一覧」に「国立大学法人滋賀大学」。人数の表記なし(就職者1名の意味)、職種の記載は無い | 令和6年3月卒業(2023年度) |
| 滋賀県立大学 人間文化学部 人間関係学科 | 卒業生の進路状況の人間関係学科「令和7年3月 卒業生 就職先一覧」に「国立大学法人 滋賀大学」。人数の表記なし(就職者1名の意味)、職種の記載は無い | 令和7年3月卒業(2024年度) |
表に入れなかったもの
大学の進路資料には「滋賀大学大学院」という書き方も多く出てきますが、これは進学なので入れていません。立命館大学の就職先の資料にも「(大)滋賀大学」がありますが、数字が過去5年の採用実績の欄にしかなく、2024年度の就職者としては数えられないため入れていません。入試の資料に大学名が出てくるだけのものも外しています。
滋賀大学が職員採用案内で紹介している職員[1]
滋賀大学の「令和8年度 職員採用案内」には、5人の職員が所属、採用年とともに紹介されています。出身大学の名前は書かれていません。採用区分として「社会人経験者」と書かれている職員が2人います。[1]
- 財務課調達係 係員:平成31年採用。学生時代に教育学部で教育について学び、教育に携われる仕事として大学職員を目指したと書いている
- 総務課企画・広報室企画・広報係 係員:令和5年採用(社会人経験者)。前職は自治体職員だったと書いている
- 経済学部・データサイエンス学部共通事務部総務・企画係 係員:平成30年採用。学務課、文部科学省行政実務研修を経て現在の部署
- 国際交流課国際交流係 主任:令和5年採用(社会人経験者)。前職は他県の私立大学の職員だったと書いている
- 学務課教務係 係員:令和元年採用。総務課の政策企画室から学務課へ異動
財務課の職員は「私は学生時代、教育学部で教育について学んでいくうちに、少しでも教育に携わっていける仕事をしたいと思い、」と志望のきっかけを書いています。広報の職員は「私は前職の自治体職員としての事務経験を活かしつつ、人の成長を支える仕事に携わりたいと思い」大学職員を目指したと書いています。[1]
滋賀大学が求める人物と、学歴について書いていること(引用)
職員採用案内の「滋賀大学が求める人物像」は、見出しに「滋賀大学の発展に貢献し、新しい道を切り開いていく人材」を掲げています。そのうえで、定型的な事務処理にとどまらず、教員と連携協力しながら大学運営の企画立案などに積極的に参画し、大学運営の一員として活躍する人材を求めていると書いています。[1]
同じ欄では、滋賀大学は小規模な大学で、そのぶんきめ細やかな指導ができ、若い職員にも責任のある仕事を任せていると説明しています。30代後半以降になると、多くの職員が役員と打ち合わせをして大学運営に携わることが増えるとも書かれています。[1]
事務職員人材育成基本方針[5] [3]
事務職員公募のページには、令和8年3月に改定された「事務職員人材育成基本方針」が掲載されています。方針は、令和8年1月に定めた「国立大学法人滋賀大学経営人材育成方針」に沿って、事務職員について経営に参画する人材の育成を計画的に行うと位置づけています。[5] [3]
学歴について書かれていること[1] [7]
職員採用案内のQ&Aは、出身大学、文系・理系、既卒、社会人経験のどれについても「これらの理由による有利・不利はありません。」と答えています。第二次試験に応募できるのは近畿地区の統一採用試験の第一次試験合格者で、統一採用試験の受験資格は令和8年度が「平成3年(1991年)4月2日以降に生まれた者」でした。学歴や学部の指定は書かれていません。[1] [2] [7]
事務職員に必要なスキルについては、Q&Aで「特にありません」としたうえで、事務処理でWordやExcelなどを日常的に使うので、使えるようになっておくことを勧めています。[1]
採用の仕組み。統一採用試験の第一次試験に合格し、滋賀大学の第二次試験へ
滋賀大学の採用情報のページには、事務職員公募として「統一採用試験第二次試験」が掲載されています。近畿地区国立大学法人等職員統一採用試験の第一次試験に合格した人を対象に、滋賀大学が第二次試験を行う仕組みです。採用情報の一覧にあるほかの公募は、教員、URA、高度専門職員、教務職員の公募です。[6] [3] [2]
第一次試験は近畿地区の統一採用試験[7]
近畿地区の試験事務室は、第一次試験について「第一次試験の合格者は教養試験(筆記)の結果に基づき決定します。」と書いています。統一採用試験は全国7地区に分かれ、複数の地区での採用を希望することはできませんが、第一次試験は受験に便利な地区で受けられます。滋賀大学は近畿地区です。[7]
滋賀大学の第二次試験(令和8年度・試験区分「事務」)[2]
| 段階 | 日程 | 内容 |
|---|---|---|
| 申込(応募書類の郵送) | 7月17日(金)〜7月24日(金)17時必着(土・日・祝日を除く) | 面接者カード、面接調書、第一次試験合格通知書のコピーを簡易書留で郵送 |
| 第一次選考 | 令和8年8月3日(月) | 面接(5人程度のグループで実施)。滋賀大学彦根キャンパス |
| 第一次選考の結果 | 8月10日(月)までにメールで通知 | 合格者・不合格者ともに通知 |
| 第二次選考 | 令和8年8月20日(木)又は21日(金) | 面接。第一次選考の合格者が対象。滋賀大学彦根キャンパス |
第一次選考は「※5人程度のグループで面接を実施します。」と書かれています。応募書類は封筒の表に「第二次試験応募書類在中」と朱書きし、簡易書留で送ると指定されていました。応募書類の受理によって受付完了となります。[2]
説明会は資料で[4]
大学案内についてのページには「対面での説明会は実施しません。」と書かれ、職員採用案内(職員の声)、教育研究組織、大学案内、統合報告書、広報誌などの資料が掲載されています。質問はメールで受け付けています。[4]
職員の仕事。事務組織で130名ほどの職員が働く
職員採用案内には、事務組織ごとの主な仕事が書かれています。案内によると、これらの事務組織で130名ほどの職員が働き、事務を補佐するパートタイム職員が別に100名ほどいます。[1]
| 事務組織 | 主な仕事 |
|---|---|
| 総務課 | 大学の事務に関する総括、役員会等の会議運営、式典、規程の制定改廃、広報誌やホームページ、大学基金に関する業務など |
| 人事労務課 | 職員の採用、昇任・昇格、福利厚生、研修、給与支給など |
| 財務課 | 大学の予算・決算、資産管理、物品等の購入、支払いなどの経理事務 |
| 施設管理課 | 建物・設備の計画から設計、工事の発注、メンテナンス |
| 研究・産学連携推進課 | 民間との共同研究、科学研究費補助金等の獲得支援、知的財産権、地域連携、公開講座など |
| 国際交流課 | 海外の大学との交流協定や交流事業、留学生の支援、留学希望者への情報提供 |
| 学務課・学生支援課・入試課 | カリキュラム編成と授業・試験、奨学金や授業料免除、課外活動、就職情報、入学試験やオープンキャンパス |
| 図書情報課 | 附属図書館の図書の受け入れ・管理、情報化の推進、情報セキュリティ |
| 教育学部事務部・経済学部・データサイエンス学部共通事務部 | 各学部と附属学校園の管理運営・学生支援 |
異動と人事交流[1]
キャリアパスについて、案内は「•概ね3年を目途に内部異動を実施し、細やかな指導を受けながら幅広く経験を積むことができます。」と書いています。文部科学省、国立大学協会、日本学術振興会、大学改革支援・学位授与機構などとの人事交流(出向)もあります。配属の希望についてはQ&Aで「希望をすることはできますが、必ずしも希望に沿えるものではありません。」と答えています。[1]
昇任は、大学が行う昇任試験に合格すれば、係員から主任(30代前半)、係長・専門職員(30代半ば)、副課長・副事務長(40代半ば)、課長・事務長(50代前半)という流れが目安として示されています。どの時点で昇任を目指すかは自分で選べると書かれています。[1]
研修[1]
研修は、新規採用事務系職員研修、中堅職員研修などの階層別研修、公文書管理研修や海外実地研修、DX研修などのスキルアップ研修、文部科学省行政実務研修などがあります。経済学部・データサイエンス学部共通事務部の職員は、文部科学省行政実務研修で半年間、高等教育局学生・留学生課で貸与型奨学金に関する業務に携わったと書いています。学務課の職員は、海外実地研修でアメリカの大学に約2週間滞在したと書いています。[1]
応募できる条件と待遇
職員採用案内と第二次試験のページに書かれている条件を並べます。年度によって変わるので、応募の前には必ず最新の資料を確かめてください。[1] [2]
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 応募資格 | 令和8年度近畿地区国立大学法人等職員統一採用試験の第一次試験合格者 |
| 採用予定者数 | 2名(試験区分「事務」) |
| 採用予定日 | 令和9年4月1日 |
| 勤務地 | 本部・経済学部・データサイエンス学部(彦根市)、教育学部(大津市)、附属幼稚園・小学校・中学校(大津市)、附属特別支援学校(大津市) |
| 初任給 | 1級25号給 232,000円〜(学歴・職歴等の経験年数により決定) |
| 期末・勤勉手当 | 年4.65月分(6月・12月に支給) |
| 昇給 | 年に1回(1月) |
| 勤務時間 | 原則 月曜日〜金曜日 8:45〜17:30(7時間45分勤務、休憩12:00〜13:00) |
| 休日 | 土・日曜日、祝日、年末年始(12月29日〜1月3日) |
| 休暇 | 年次休暇(年20日)、夏季休暇(3日)、リフレッシュ休暇(3日以内)、結婚休暇、産前・産後休暇 など |
| 社会保険等 | 文部科学省共済組合、雇用保険、労災保険 |
手当は、通勤手当(公共交通機関は月額55,000円まで、自動車等は66,400円まで)、住居手当(借家で月額28,000円まで)、扶養手当、超過勤務手当、地域手当があります。地域手当は勤務地によって違い、大津は8%、彦根は5%と書かれています。[1]
職員宿舎は彦根地区にありますが、希望者が多い場合は入居できないこともあるとQ&Aに書かれています。育児休業は子どもが3歳に達するまで取れ、男性・女性を問わず、育児休業のあとも子育てをしながら働いている職員が多いと答えています。[1]
募集の時期。令和9年4月採用の第二次試験は終了している
直近に公表された滋賀大学の事務職員の募集は、令和8年度近畿地区統一採用試験の合格者を対象にした第二次試験(試験区分「事務」、採用予定日は令和9年4月1日)です。[2]
| 項目 | 日程 |
|---|---|
| 統一採用試験の受験申込 | 令和8年5月8日(金)10:00〜5月22日(金)17:00 |
| 統一採用試験の第一次試験 | 令和8年6月28日(日) |
| 第一次試験合格者発表 | 令和8年7月16日(木) |
| 滋賀大学 第二次試験の申込 | 7月17日(金)〜7月24日(金)17時必着 |
| 第一次選考(グループ面接) | 令和8年8月3日(月) |
| 第二次選考(面接) | 令和8年8月20日(木)又は21日(金) |
令和9年4月1日採用の第二次試験は、申込が7月24日に締め切られ、8月に選考が行われました。次の年度の試験日程は、この記事では書きません。近畿地区の試験事務室のサイトと、滋賀大学の採用情報のページで公表を待ってください。[2] [7]
公開されている数字。教職員423名、うち事務職員131名
数字は、滋賀大学と近畿地区の試験事務室が公開しているものだけを並べます。[1] [8] [9]
| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 学生数(学部) | 3,544名(令和7年5月1日現在) |
| 学生数(大学院) | 292名(令和7年5月1日現在) |
| 教職員数(うち事務職員) | 423名(131名)(令和7年5月1日現在) |
| 学部 | 経済学部、データサイエンス学部(彦根キャンパス)、教育学部(大津キャンパス) |
| 第二次試験の採用予定者数(試験区分「事務」) | 2名(令和8年度) |
近畿地区の試験事務室が掲載している令和8年度の採用予定数(令和8年7月13日現在)でも、滋賀大学は事務2名でした。[8]
| 項目 | 人数 |
|---|---|
| 申込者数 | 1,606人 |
| 受験者数 | 917人 |
| 第一次試験合格者数 | 601人 |
| 倍率(実質) | 1.5倍 |
第一次試験の結果は近畿地区の機関全体の数字で、滋賀大学だけの数字ではありません。職員採用案内には、事務職員の年齢構成(令和7年7月1日現在)のグラフも載っています。[9] [1]
30日でやること。次の統一採用試験に向けて準備する
ここまでの内容を、行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。自分の状況に合わせて入れ替えてください。
- 1〜3日目:近畿地区の試験事務室のサイトで、次の年度の試験に向けた会員登録と説明会の情報を確かめる。受験申込の前に会員登録が必要
- 4〜10日目:教養試験(筆記)の対策を始める。第一次試験の合格者は教養試験の結果で決まる
- 11〜18日目:滋賀大学の職員採用案内を読み、事務組織と職員紹介から関心のある仕事を2つに絞る
- 19〜25日目:求める人物像の「新しい道を切り開いていく人材」に当たる自分の経験を書き出し、面接者カードと面接調書に書く内容を用意する
- 26〜30日目:グループ面接の練習をする。第二次試験の第一次選考は5人程度のグループ面接だった
志望動機も、公開されている事実から組み立てます。たとえば、データサイエンス学部を日本で初めて開設した大学であること、小規模なぶん若い職員にも責任のある仕事を任せていると案内に書かれていること、彦根と大津の両方に勤務地があること。これらは大学が自分で書いていることなので、そこに自分の経験を重ねれば、根拠のある志望動機になります。[1]
採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。資料ごとの確認日は、この記事の出典欄に1件ずつ書いています。応募の前に必ず滋賀大学の採用情報と近畿地区の試験案内で最新の情報を確認してください。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 滋賀大学 令和8年度 職員採用案内確認日:2026-09-27 / 大学紹介、学生数・教職員数(令和7年5月1日現在)、事務組織、求める人物像、キャリアパス、研修、職員紹介、勤務条件、よくある質問(Q&A)
- 滋賀大学 第二次試験(試験区分「事務」)について確認日:2026-09-27 / 令和8年度の募集内容、採用予定者数、採用予定日、応募資格、第一次選考・第二次選考の日程と方法、申込期間と方法
- 滋賀大学 事務職員公募確認日:2026-09-27 / 統一採用試験第二次試験、事務職員人材育成基本方針の掲載
- 滋賀大学 大学案内について(事務職員公募)確認日:2026-09-27 / 対面での説明会は実施しないこと、採用案内資料
- 滋賀大学 事務職員人材育成基本方針(令和8年3月改定)確認日:2026-09-27 / 改定の背景、方針の位置づけ
- 滋賀大学 採用情報確認日:2026-09-27 / 教員公募・職員公募の一覧
- 近畿地区国立大学法人等職員統一採用試験 採用試験概要確認日:2026-09-27 / 令和8年度の採用までの流れ、試験の日程、受験資格、第一次試験の合格者の決め方(統一採用試験の制度の説明用)
- 近畿地区国立大学法人等職員統一採用試験 採用予定数確認日:2026-09-27 / 令和8年度の機関別の採用予定数(令和8年7月13日現在)
- 近畿地区国立大学法人等職員統一採用試験 第一次試験結果確認日:2026-09-27 / 令和8年度の近畿地区採用希望者の申込者数・受験者数・第一次試験合格者数・倍率(近畿地区全体の数字。説明用)
- 滋賀県立大学 人間文化学部 卒業生の進路状況確認日:2026-09-12 / 地域文化学科(令和6年3月卒業生)・人間関係学科(令和7年3月卒業生)の就職先一覧の「国立大学法人滋賀大学」