どの大学の卒業生が、大阪人間科学大学の職員になっているか
他大学が公表している進路資料では、就職先として大阪人間科学大学(学校法人薫英学園)の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、学校法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。
法人が公表している職員の人数
大阪人間科学大学は、職員紹介や職員の出身大学・学部を公式サイトで公表していません。法人の令和7年度事業報告書の「教職員の概要」(令和7年5月1日現在)には、大阪人間科学大学の職員数が載っています。専任職員が32人、パートタイマーが13人です(事業報告書の表を目で確認)。[1]
法人全体では、専任職員が57人で、そのうち法人本部が13人、大阪薫英女学院高等学校が10人、中学校が2人です。大学の専任職員は法人の専任職員の半分あまりにあたります。[1]
法人が掲げていることと、いまの募集の人材像
学校法人薫英学園は、法人の概要で「学校法人薫英学園は、昭和6年に薫英女子学院として創設された。」と書いています。創設者は建学の精神として「敬・信・愛」を掲げました。法人は令和3年6月10日に創立90周年を迎えています。[2]
いまの職員募集(学園内管理職)の募集要項は、求める人材を4つ挙げています。[3]
- 仕事に対して意欲のある志の高い人材
- 他の教職員と協調して業務遂行できる人材
- パソコンを用いて文章や表を作成する技術を備えている人材
- 事務管理職としての知識・経験を有する者
4つ目の「事務管理職としての知識・経験」は管理職の募集に固有の条件ですが、はじめの3つは職員一般に求められる姿勢として読むこともできます。新卒の職員に求める人物像は、公式サイトでは公表されていません。[3]
採用の仕組み。いまの募集は嘱託の管理職
大学の採用情報のページは教員採用情報だけで、人間科学部社会創造学科や医療福祉学科視能訓練専攻などの教員公募が並んでいます。職員の募集は大学のページにはありません(2026年9月27日確認)。[4]
学校法人薫英学園の採用情報のページには、教員採用情報(大阪人間科学大学・大阪薫英女学院中学校・高等学校・かおり幼稚園)と、職員採用情報の「令和8年度職員募集」が載っています。[5]
| 項目 | 要項の書き方 |
|---|---|
| 募集職種 | 学園内管理職 |
| 応募資格 | 大学・大学院を卒業した者(専攻・学部等不問)。学校事務職員の経験がある方歓迎 |
| 採用予定 | 令和8年9月1日以降(応相談)・1名 |
| 雇用形態 | 嘱託(採用日から令和9年3月31日まで。双方合意の上で1年ごとに更新、原則5年を限度) |
| 受付期間 | 随時(充足次第終了します) |
| 選考 | 書類選考(随時)→一次選考及び二次選考(面接試験・随時)。すべて正雀キャンパスで実施 |
募集要項には「なお勤務成績等により専任職員として採用することがある。」とあります。嘱託として採用され、勤務成績によって専任職員になる道がある、という形です。ただしこれは管理職の募集で、新卒の人が応募する募集ではありません。[3]
職員の仕事。福祉・心理・医療の大学
大阪人間科学大学は、人間科学部(社会創造学科・社会福祉学科・医療福祉学科視能訓練専攻・子ども教育学科)、心理学部(心理学科)、保健医療学部(理学療法学科・作業療法学科・言語聴覚学科)と、大学院人間科学研究科を持つ大学です。[6]
福祉・心理・医療の専門職を育てる学科が多いので、実習先との調整や資格試験に向けた支援など、専門職養成を支える事務の仕事があると考えられます。大学の就職の問い合わせ先はキャリアセンター課です。[6] [4]
法人の4つの学校
学校法人薫英学園は、大阪人間科学大学、大阪薫英女学院高等学校、大阪薫英女学院中学校、かおり幼稚園の4校を設置しています。いまの職員募集は「学園内管理職」で、勤務予定地は大学と同じ摂津市正雀の所在地です。[2] [3]
いまの募集の勤務条件(嘱託の管理職)
新卒の職員の待遇は、公式サイトで公表されていません。参考として、いまの嘱託の管理職の勤務条件を載せます。新卒の人の待遇ではありません。[3]
| 項目 | 要項の書き方 |
|---|---|
| 給与 | 本学規程により支給(年齢、経験年数等を考慮し決定) |
| 勤務時間 | (平日)始業午前8時30分、終業午後5時00分/(土曜)始業午前8時30分、終業午後2時30分 |
| 休日 | 日曜・祝日・創立記念日(6月10日)、土曜隔週、その他:夏季・冬季期間に法人が指定した日 |
| 年次有給休暇 | 21日間(4月採用の場合。年度途中採用者については採用日に応じて按分) |
| 社会保険 | 日本私立学校振興・共済事業団による年金・健康保険、雇用保険、労災保険 |
土曜日も勤務日で、休みは隔週です。平日は8時30分から17時、土曜日は8時30分から14時30分までの勤務です。[3]
募集の時期。いまの職員募集は随時
いまの学園内管理職の募集は、受付期間が「随時(充足次第終了します)」で、2026年9月27日時点で法人の採用情報に載っています。採用予定は令和8年9月1日以降(応相談)の1名です。[3] [5]
新卒の人が応募できる事務職員の募集の記録は、公式サイトでは見つかりませんでした。次に新卒向けの募集が出るかどうか、出るならいつかは分かりません。[5] [4]
公開されている数字で、大阪人間科学大学の輪郭をつかむ
| 設置校 | 専任教員 | 専任職員 | パートタイマー(職員) | 計(非常勤教員を含む) |
|---|---|---|---|---|
| 大阪人間科学大学 | 89 | 32 | 13 | 229 |
| 大阪人間科学大学大学院 | 12 | 0 | 0 | 12 |
| 大阪薫英女学院高等学校 | 45 | 10 | 9 | 80 |
| 法人本部 | ― | 13 | 0 | 13 |
| 計(中学校・幼稚園を含む) | 159 | 57 | 31 | 363 |
| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 入学者(令和8年度) | 406(ほかに編入学者17) |
| 在学者数 | 1,393 |
| 入学定員/収容定員 | 425/1,700 |
| 専任教員数 | 89 |
| 卒業者数(令和7年度) | 275(うち就職者226) |
在学者1,393人の大学を、専任職員32人とパートタイマーの職員13人で支えています。専任職員1人あたりの学生は約44人です。令和7年度の卒業者275人のうち226人が就職しています。[1] [7]
大学院(人間科学研究科)は、令和8年度の入学者が14人、在学者が20人で、専任教員は11人です。学部と大学院を合わせても1,500人に満たない、学生と職員の距離が近い規模の大学です。[7]
30日でやること。募集が出たときに動けるように
ここまでの内容を行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。
- 1〜3日目:学校法人薫英学園の採用情報のページを確かめ、新卒向けの職員募集が出ていないかを見る
- 4〜8日目:建学の精神「敬・信・愛」と法人の歴史を読み、自分の言葉で説明できるようにする
- 9〜14日目:人間科学部・心理学部・保健医療学部の学科を調べ、専門職養成を支える事務の仕事を具体的に想像する
- 15〜20日目:いまの募集要項の求める人材(意欲・協調・パソコンの技術)に当てはまる自分の経験を書き出す
- 21〜25日目:新卒で応募できる他大学の職員採用も調べ、応募先を複数持つ
- 26〜30日目:嘱託で採用され勤務成績により専任になる道もあることを知り、自分が目指す働き方を決める
大阪人間科学大学は、いま新卒の職員を公式サイトで募集していません。それでも、法人の事業報告書と募集要項を読めば、職員の人数と求められる姿勢が分かります。公式の情報を押さえておくことが、募集が出たときの準備になります。[1] [3]
大学職員の仕事と、ほかの大学の採用の仕組みについては、逆転内定コラムの大学職員の業界ページにまとめています。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 学校法人薫英学園 令和7年度 事業報告書(PDF・教職員の概要の表は画像を目視で確認)確認日:2026-09-27 / 教職員の概要(令和7年5月1日現在。大阪人間科学大学の専任職員32・パートタイマー13、法人全体の専任職員57ほか)
- 学校法人薫英学園 学園の概要確認日:2026-09-27 / 創設(昭和6年・薫英女子学院)、建学の精神「敬・信・愛」、創立90周年、設置校の一覧
- 学校法人薫英学園 採用情報:管理職(R8)確認日:2026-09-27 / 募集職種(学園内管理職)、応募資格、求める人材、勤務予定地、採用予定日・人員、雇用形態(嘱託・勤務成績等により専任職員として採用することがある)、給与、勤務時間、休日、年次有給休暇、社会保険、受付期間、応募書類、採用スケジュール
- 大阪人間科学大学 採用情報確認日:2026-09-27 / 教員採用情報(人間科学部の教員公募)
- 学校法人薫英学園 採用情報確認日:2026-09-27 / 教員採用情報(大学・中高・幼稚園)と職員採用情報(令和8年度職員募集)
- 大阪人間科学大学について確認日:2026-09-27 / 学部・学科・大学院の一覧(サイトのメニュー)
- 大阪人間科学大学 情報公開(令和8年度・PDF)確認日:2026-09-27 / 令和8年5月1日現在の入学者数・収容定員・在学者数・専任教員数、令和7年度の卒業者数・就職者数