どの大学の卒業生が岩手県立大学の職員になっているか

他大学が公表している2022年度以降の進路資料では、就職先として岩手県立大学(公立大学法人岩手県立大学)の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、公立大学法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。‌‌​‌​​​‌​​​​‌‌‌‌​‌‌‌‌‌​‌‌​​​​‌​​‌​​‌​‌​‌‌​​‌‌​‌​​​​​‌‌​​‌​​‌‌​‌‌

岩手大学が公表している令和4(2022)年度の教育学部卒業生の進路先一覧には、「大学院進学」の欄に岩手県立大学大学院の名前があります。これは大学院への進学先で、職員として働く話とは別なので、ここでは数えていません。[13]

岩手県立大学は職員の出身大学を公表していない

岩手県立大学の職員公募のページと、令和8年度の職員採用試験のお知らせ・受験案内には、職員インタビューや職員の出身大学・学部の紹介は載っていません。大学が公表しているのは、職員がどんな区分で構成されているかです。ファクトブック(令和8年3月発行)の職員数の表は、次の3つの区分に分けています(令和7年5月1日現在)。[4] [1] [2] [10]

  • 設置団体の職員:40人(滝沢キャンパス37人、宮古キャンパス3人)
  • 法人採用職員(無期・任期付):64人(滝沢キャンパス59人、宮古キャンパス5人)
  • その他(臨時・非常勤・人材派遣):72人
  • 合計:176人
[10]

出身大学は受験の条件に入っていない

令和8年度の受験案内の受験資格は、平成3年4月2日以降に生まれた者(令和8年4月1日現在の年齢が35歳未満の者)であることと、受験できない人の条件だけです。卒業した大学や学部の指定はありません。受験申込書には高等学校以後の学歴を書く欄がありますが、これは記入の決まりです。[2] [3]

岩手県立大学が試験で見ていること

令和8年度の受験案内には、民間企業の採用ページにあるような求める人物像の欄はありません。その代わり、試験の種類ごとに何を見るのかが書かれています。[2]

  • 教養試験:大学職員として必要な一般的知識、知能について、多肢選択方式の筆記試験(大卒程度)で見る
  • 小論文:当該職に就くにふさわしい識見、表現力などについて、記述式の筆記試験で見る
  • 適性検査:適性等を見る
  • 面接試験等(第二次試験):第一次試験の合格者に対し、意欲や適性等を見る
[2]

受験申込書で書くこと

受験申込書には、学歴・職歴・免許・資格等の欄のほかに、文章で書く欄が並んでいます。[3]

  • 志望の動機
  • 自分の長所・特徴
  • 最近関心を持った社会、時事問題等
  • 地域活動、課外活動、スポーツ活動、文化活動、趣味、特技等
  • これまでの経験で得られたもの(専門性)
  • 岩手県立大学職員以外の就職活動状況(有・無と、有の場合は就職活動先)
[3]

大学が目指していること

大学概要のページでは、大学の基本的方向として、豊かな教養の修得と人間尊重の精神の涵養、学際的領域を重視した特色ある教育・研究、実学・実践重視の教育・研究、地域社会への貢献、国際社会への貢献の5つを挙げています。職員の仕事は、この方向に沿って教育・研究・地域連携を事務の面から支えることです。[12]

採用の仕組み。法人独自の職員採用試験

岩手県立大学の事務職員は、公立大学法人岩手県立大学が独自に行う「職員採用試験(事務総合職)」で採用されます。国立大学のような地区ごとの統一試験ではなく、問い合わせ先も大学の事務局総務室人事給与グループです。受験案内には、令和9年度に採用する公立大学法人岩手県立大学職員(事務総合職)の採用試験を行う、と書かれています。[1] [2]

令和8年度の選考の流れ

岩手県立大学 職員採用試験(事務総合職)の流れ(令和8年度)
段階内容
申込受験申込書・受験票・返信用封筒を簡易書留で郵送(令和8年7月1日〜8月17日消印有効)
受験票の送付受験申込書が受理された人に8月28日までに送付
第一次試験令和8年9月6日(日)、岩手県立大学 滝沢キャンパス。教養試験(多肢選択式・大卒程度、40題120分)、小論文(1題60分)、適性検査(20分)
第一次試験の合格発表9月29日(火)予定。合格者に第二次試験の案内と併せて通知し、ホームページに受験番号を掲載
第二次試験令和8年10月9日(金)予定、岩手県立大学 滝沢キャンパス。面接試験等
第二次試験の合格発表10月下旬予定。受験者全員に合否を通知し、ホームページに受験番号を掲載
健康診断第二次試験の合格者に、職務遂行に必要な健康度について検査
採用令和9年4月1日
[2] [1]

試験結果の開示

第一次試験・第二次試験の不合格者は、合格発表の日から1か月間、本人に限り総合点と総合順位を口頭で開示してもらえます。開示場所は岩手県立大学 本部棟2階の総務室で、顔写真付きの本人確認書類と受験番号の控えを持参します。[2]

職員の仕事

令和8年度のお知らせでは、職務内容は「大学事務局における事務」です。受験案内では、その中身として教務、研究支援、入試、学生支援、就職支援、地域連携、企画、総務、経理等が挙げられています。[1] [2]

勤務場所は3つのキャンパス

  • 滝沢キャンパス(滝沢市)
  • 宮古キャンパス(宮古市)
  • アイーナキャンパス(盛岡市):盛岡駅西口のいわて県民情報交流センター(アイーナ)7階のサテライトキャンパス
[1] [2] [12]

受験案内の勤務条件には「転勤がある場合があります。」とあり、経営上の必要性及び本人の状況等を考慮の上で行うと書かれています。勤務場所によってシフト勤務があることも書かれています。[2]

大学の中で職員が関わる仕事

大学概要によると、岩手県立大学は看護学部、社会福祉学部、ソフトウェア情報学部、総合政策学部の4学部で構成され、各学部で地域をフィールドとした調査研究や、市町村、医療機関、福祉施設、企業等での実習が行われています。アイーナキャンパスでは社会人教育、生涯学習支援、保健医療や社会福祉に関する相談サービス、産学連携の支援などを行っています。[12]

研究の面では、いわてものづくり・ソフトウェア融合テクノロジーセンター(i-MOS)を2012年から設置して県内の産業活性化に取り組み、2012年に開設した地域政策研究センターで産業界や各種団体・行政機関と連携して地域課題の解決に取り組んでいます。[12]

応募できる条件と待遇

岩手県立大学の職員(事務総合職)の条件(令和8年度 受験案内)
項目記載
職種区分・採用予定人員事務総合職 若干名
受験資格平成3年4月2日以降に生まれた者(令和8年4月1日現在の年齢が35歳未満の者)。学歴の条件の記載なし
身分公立大学法人岩手県立大学職員
初任給月額208,000円〜256,000円(例:四年制大学卒業の場合 239,300円、令和8年4月1日現在)。採用時の年齢や職歴にかかわらず、本法人の規定に基づき月額の範囲内で決定
賞与期末・勤勉手当。令和8年度は年間4.65月分(標準モデル)。採用1年目は在職月数に応じて減額
諸手当扶養手当、住居手当、通勤手当、超過勤務手当、休日給等
退職金有り
勤務時間原則として月曜日〜金曜日の午前8時30分〜午後5時15分(休憩時間60分)。時間外労働有り。勤務場所によりシフト勤務あり
休暇年次有給休暇、病気休暇、特別休暇(夏季休暇等)
定年満65歳に達した日以後最初の3月31日
試用期間採用の日から6月間
採用予定日令和9年4月1日
[2] [1]

新卒・既卒の区別がない

岩手県立大学が情報公開のページで公表している正規雇用労働者の中途採用比率は、令和5年度・令和6年度・令和7年度とも100.0%です。この比率は、新規学卒者等を条件とする募集以外の募集による採用者数を全採用者数で割ったもので、ページには「当法人では、新卒・既卒といった条件を設けず、採用活動を行っております。」と書き添えられています。[5]

働き方にかかわる公表資料

男性の育児休業等と育児目的休暇の取得割合は、令和6年度・令和7年度とも100.0%と公表されています。女性活躍推進法に基づく公表では、男女の賃金の差異について「男女の同一労働による給与制度に差異はない。」としたうえで、差異は男女の職種別の在職人数の違いにより生じていると説明しています。[7] [6]

令和8年4月からの5年間の一般事業主行動計画では、目標の1つに「全ての教職員が、希望するワーク・ライフ・バランスを実現しながら意欲的に働くことができる環境を整備する。」を掲げています。ほかに、出産・子育て支援制度の拡充、女性教職員の育成とマネジメントへの参画、ハラスメントのない職場環境づくりを目標にしています。[8]

募集の時期

直近に公表されたのは、令和8年度公立大学法人岩手県立大学職員採用試験(事務総合職)です。職員公募のページに2026年6月19日付けでお知らせが載り、受付期間は令和8年7月1日から8月17日まででした。この受付は締め切られています。[4] [1] [2]

第一次試験は2026年9月6日に行われ、合格発表は9月29日の予定です。第二次試験は10月9日、その合格発表は10月下旬の予定で、採用予定日は令和9年4月1日です。この記事を書いた時点では、令和8年度の試験は選考の途中です。[2]

公開されている数字

岩手県立大学の公開されている数字
項目数字
教職員数(令和8年5月1日現在)教職員計402。教員は岩手県立大学194・盛岡短期大学部24・宮古短期大学部14、事務等170
職員数(令和7年5月1日現在)設置団体の職員40、法人採用職員(無期・任期付)64、その他(臨時・非常勤・人材派遣)72、計176
法人採用職員の推移(各年度5月1日現在)令和4年度62、令和5年度60、令和6年度64、令和7年度64
学部の在学生(令和7年5月1日現在)看護学部368、社会福祉学部(1年次103・社会福祉学科172・人間福祉学科153)、ソフトウェア情報学部688、総合政策学部462
短期大学部の在学生(令和7年5月1日現在)盛岡短期大学部 生活科学科93・国際文化学科113、宮古短期大学部 経営情報学科161
四大学部・大学院の学生数(R7年度)2,087
労働者に占める女性の割合(令和8年度)全職員402人のうち女性218人(54.2%)。常勤職員342人のうち女性163人(47.7%)
管理職に占める女性の割合(令和8年度)46人のうち女性17人(37.0%)
[9] [10] [11] [6]

30日でやること

ここまでの内容を行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。

  • 1〜3日目:岩手県立大学の職員公募のページと令和8年度の受験案内を読み、受験資格の生まれた日の条件に自分が入るかを確かめる
  • 4〜9日目:教養試験(大卒程度・多肢選択式40題)に向けて、公務員試験の教養試験の問題集を1冊決め、苦手な分野を確かめる
  • 10〜13日目:小論文(1題60分)の練習として、大学と地域のかかわりをテーマに、60分を計って1本書く
  • 14〜17日目:大学概要のページを読み、教務・学生支援・就職支援・研究支援・地域連携のうち関心のある仕事を2つ選ぶ
  • 18〜22日目:受験申込書の欄(志望の動機、自分の長所・特徴、これまでの経験で得られたもの)の下書きを作る。なぜ大学の法人職員を選ぶのかも説明できるようにする
  • 23〜26日目:宮古キャンパスへの転勤やシフト勤務があり得ることを踏まえ、岩手で長く働く理由を面接で話せる形に整える
  • 27〜30日目:次の年度のお知らせの時期(令和8年度は6月中旬)と受付期間(7月〜8月中旬)を手帳に書き、初夏から職員公募のページを見る予定を入れる
[4] [2] [3] [12] [1]

採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。ここに書いた内容は、岩手県立大学の公式サイト(職員公募・職員採用試験のお知らせと受験案内・受験申込書・情報公開・大学概要・ファクトブック)と、他大学が公表した進路資料で確認したものです。資料ごとの確認日は出典欄に1件ずつ書いています。応募の前に、必ず最新の受験案内を確認してください。申込書の書き方や面接で話す経験の組み立て方で迷ったときは、逆転内定塾の無料相談で一緒に整理することもできます。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 岩手県立大学 令和8年度公立大学法人岩手県立大学職員採用試験(事務総合職)のお知らせ確認日:2026-09-27 / 受付期間(令和8年7月1日〜8月17日)、試験日(令和8年9月6日)、試験地(岩手県立大学)、職種区分(事務総合職)、採用予定人員(若干名)、採用予定日(令和9年4月1日)、勤務場所(滝沢キャンパス・宮古キャンパス・アイーナキャンパス)、職務内容(大学事務局における事務)、受験案内・受験申込書・受験票のファイル、問い合わせ先(総務室 人事給与グループ)
  2. 岩手県立大学 令和8年度 公立大学法人岩手県立大学職員採用試験受験案内(事務総合職)確認日:2026-09-27 / 職種区分・採用予定人員・勤務場所・職務内容(教務、研究支援、入試、学生支援、就職支援、地域連携、企画、総務、経理等)、採用予定日、勤務条件(身分、初任給 月額208,000円〜256,000円・四年制大学卒業の場合の例 239,300円(令和8年4月1日現在)、賞与 令和8年度は年間4.65月分、諸手当、退職金、勤務時間、休暇、定年、試用期間、転勤)、受験資格(平成3年4月2日以降に生まれた者)、受付期間と受験手続(簡易書留での郵送のみ)、試験の日時・会場・合格発表(第一次 9月6日・発表9月29日予定、第二次 10月9日予定・発表10月下旬予定)、試験方法(教養試験 40題120分・小論文 1題60分・適性検査 20分、第二次は面接試験等、健康診断)、試験結果の開示
  3. 岩手県立大学 令和8年度 公立大学法人岩手県立大学職員採用試験受験申込書(事務総合職)確認日:2026-09-27 / 受験申込書の記入欄。学歴(高等学校以後)、免許・資格等、職歴、志望の動機、自分の長所・特徴、最近関心を持った社会・時事問題等、地域活動・課外活動・スポーツ活動・文化活動・趣味・特技等、これまでの経験で得られたもの(専門性)、岩手県立大学職員以外の就職活動状況、健康状態
  4. 岩手県立大学 職員公募確認日:2026-09-27 / 職員の公募情報の一覧。2026年6月19日掲載の「令和8年度公立大学法人岩手県立大学職員採用試験(事務総合職)のお知らせ」1件
  5. 岩手県立大学 労働施策総合推進法に基づく中途採用比率の公表確認日:2026-09-27 / 令和8年5月29日公表。正規雇用労働者の中途採用比率(令和5年度・令和6年度・令和7年度とも100.0%)、計算方法(新規学卒者等を条件とする募集以外の募集による採用者数/全採用者数)、「当法人では、新卒・既卒といった条件を設けず、採用活動を行っております。」
  6. 岩手県立大学 女性活躍推進法に基づく女性の職業選択に資する情報の公表確認日:2026-09-27 / 令和8年6月15日公表。男女の賃金の差異と補足説明、管理職に占める女性の割合(令和8年度 46人中17人・37.0%)、労働者に占める女性の割合(令和8年度 全職員402人のうち女性218人・54.2%、常勤職員342人のうち女性163人・47.7%)、男女別の育児休業取得率(教員・事務局職員別)
  7. 岩手県立大学 育児・介護休業法に基づく男性労働者の育児休業取得率等の公表確認日:2026-09-27 / 令和8年6月15日公表。男性の育児休業等と育児目的休暇の取得割合(令和6年度・令和7年度とも100.0%)と計算方法
  8. 岩手県立大学 次世代育成支援及び女性活躍推進のための一般事業主行動計画の策定について確認日:2026-09-27 / 計画の策定趣旨、計画期間(令和8年4月1日〜令和13年3月31日の5年間)、目標1〜4(出産・子育て支援制度の拡充、ワーク・ライフ・バランス、女性教職員の育成と参画、ハラスメントのない職場環境)
  9. 岩手県立大学 法人組織・教員組織・教員の情報(教職員数)確認日:2026-09-27 / 役員・経営会議委員・部局長の一覧、教職員数(全学・令和8年5月1日現在):教員計 岩手県立大学194・盛岡短期大学部24・宮古短期大学部14、事務等170、教職員計402
  10. 岩手県立大学 ファクトブック vol.8(令和8年3月発行)確認日:2026-09-27 / 「1-3 職員数」(各年度5月1日現在、出典は総務室人事給与グループ調べ):R7年度 設置団体の職員40(滝沢キャンパス37・宮古キャンパス3)、法人採用職員(無期・任期付)64(滝沢キャンパス59・宮古キャンパス5)、その他(臨時・非常勤・人材派遣)72、計176。R4〜R6年度の法人採用職員は62・60・64。「1-4 教員一人当たりの学生数」:四大学部・大学院の学生数 R7年度2,087
  11. 岩手県立大学 学生の状況確認日:2026-09-27 / 学部ごとの求める学生像、在学生の状況(令和7年度 令和7年5月1日現在):看護学部368、社会福祉学部(1年次103・社会福祉学科172・人間福祉学科153)、ソフトウェア情報学部688、総合政策学部462、盛岡短期大学部 生活科学科93・国際文化学科113、宮古短期大学部 経営情報学科161、大学院の研究科別の在学生
  12. 岩手県立大学 大学概要確認日:2026-09-27 / 建学の理念、大学の基本的方向(5項目)、教育の特色(4学部の連携、地域に根ざした実学・実践的教育研究、アイーナキャンパス、i-MOS、地域政策研究センター)、沿革(1998年開学、2005年公立大学法人岩手県立大学設立)
  13. 岩手大学 令和4(2022)年度 卒業生・修了生 進路先一覧確認日:2026-09-12 / 入れなかった理由。令和4(2022)年度 教育学部卒業生 進路先一覧の「大学院進学」の欄に「岩手県立大学大学院」1。大学院への進学先で、就職先ではないため表に入れていない

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