どの大学の卒業生が、学習院大学の職員になっているのか

企業の記事と同じように、まず「どこの卒業生が、ここで働いているのか」から見ていきます。​​​​​​​​‌​‌‌‌​​​​‌‌‌‌​​​​​​‌‌​‌‌‌​‌‌​​​​​​‌​​‌​‌‌‌‌‌‌‌‌​‌​‌‌​​​‌

他大学の進路資料では確認できなかった

他大学が公表している進路資料では、就職先として学習院大学(学校法人学習院)の名前を確認できませんでした。大学の進路資料は企業名が中心で、学校法人名を載せない大学も多いため、就職者がいないという意味ではありません。

採用ページの先輩インタビューに出てくる出身大学[2] [3] [4] [5] [6]

学校法人学習院の採用ページには、5人の先輩職員のインタビューがあり、それぞれに入職年と出身大学が書かれています。氏名は載せず、取材時の所属で示します。[1] [2] [3] [4] [5] [6]

  • 大学国際センター事務室(2018年入職):出身大学「首都大学東京都市教養学部」(2020年4月から東京都立大学人文社会学部)
  • 大学国際社会科学部事務室(2014年入職):出身大学「早稲田大学政治経済学部」
  • 大学学生センター教務課(2018年入職):出身大学「学習院大学経済学部」
  • 総務部総務課(2016年入職):出身大学「東京理科大学経営学部」
  • 女子大学事務統括部事務運営課(2017年入職):出身大学「学習院大学経済学部」
[2] [3] [4] [5] [6]

5人のうち2人が学習院大学、3人が他大学の出身です。学部は経済学部、政治経済学部、経営学部、都市教養学部で、どれも文系です。インタビューには、新卒で入ったか中途で入ったかは書かれていません。[2] [3] [4] [5] [6]

学習院大学出身の2人は、応募の理由に母校であることを挙げています。いっぽう首都大学東京出身の職員は、幼稚園から大学までという幅広い現場に携われることに魅力を感じ、受験生のときに学習院大学を受験したこともあって志望したと書いています。早稲田大学出身の職員は、他県への転勤がなく東京に腰を据えて働けることを重視していたと話しています。[2] [3] [4] [6]

先輩職員の言葉から読む、学習院が求める人物

いまの採用ページには、募集要項や「求める人物像」の文章は載っていません。そのかわり、先輩職員のインタビューに、どんな人が学習院の職員に向いているかについての言葉があります。[1] [3]

  • 大学国際社会科学部事務室の職員:「学校職員として活躍するには、高度な知識や情報処理能力だけでなく、周囲から「この人になら何でも気軽に相談できる」と思ってもらえる人柄の良さも重要です。」
  • 大学学生センター教務課の職員:「就職活動は様々な業界に触れることができる素晴らしい機会だと思います。是非いろんな業界を見てみてください。」
  • 大学国際センター事務室の職員:「就職活動は、これまで自分が積み重ねてきたことを振り返り、向き合う時間になると思います。」
[3] [4] [2]

大学国際社会科学部事務室の職員は、事務室の職員には、海外での教育研究歴が豊富な教員陣と、ある意味対等な立場で学部運営を担うことが求められると書いています。業務の進め方を改善していくことに面白みを感じているとも話していて、成績表示画面の見方を解説する資料を作り、学生が事務室に来なくても単位修得状況を把握できるようにした例を挙げています。[3]

学歴について書かれていること[1]

学習院の採用ページには、出身大学や学部を問うかどうかについての記述は見当たりませんでした。紹介されている5人の出身が5つの大学・学部に分かれていることが、公開されている手がかりです。[1] [2] [3] [4] [5] [6]

採用の仕組み。学校法人学習院の独自選考で、要項はいま載っていない

学習院大学は私立大学なので、国立大学のような統一の採用試験はありません。学校法人学習院の人事部人事課が、自分で専任事務職員を採用します。[1]

採用ページの「職員採用案内」では、専任事務職員募集を「新卒者対象」と「社会人経験者対象」に分けています。2026年9月27日時点では、新卒者対象は「2027年4月採用向けの新卒者募集は締め切りました。」、社会人経験者対象は「現在、募集は行っておりません。」と表示されています。[1]

募集要項は締切後に採用ページから外されていて、選考が何段階あったか、どんな試験があったかは確かめられませんでした。推測で書くことはしません。次の募集が始まったら、募集要項で確かめてください。[1]

新卒採用専用のInstagram[1]

採用ページには「新卒採用専用のInstagramアカウント」への案内があります。新卒者募集の情報は採用ページのお知らせに載りますが、あわせて案内されている発信先です。[1]

先輩職員が話す志望の経緯[6] [5]

女子大学事務統括部事務運営課の職員は、応募のきっかけは母校であることと友人に勧められたことで、序盤の就職活動では金融・人材業界を考えていて、学校職員は全く視野に入れていなかったと書いています。総務部総務課の職員は、学生時代の予備校でのアルバイトで、生徒たちが学習を通じて成長していく姿を見てきたことを、教育の素晴らしさを知ったきっかけに挙げています。[6] [5]

職員の仕事。大学だけでなく幼稚園から高等科まで

学校法人学習院の職員は、本部、大学、高等科、女子高等科、中等科、女子中等科、初等科、幼稚園に配置されています(役員・教員・職員数の表の区分)。先輩インタビューの5人の所属も、大学の事務室だけでなく、法人の総務部や女子大学の事務部門にまたがっています。[7] [1]

学習院女子大学は2026年4月に学習院大学へ統合[8] [9]

学校法人学習院は2023年7月27日に、同じ法人の学習院女子大学国際文化交流学部を、最短で2026年4月に学習院大学の学部として統合する計画を発表しました。学習院女子大学は、1950年に学習院大学短期大学部として開設され、1998年に4年制の女子大学になった大学です。[9]

学習院大学のお知らせによると、2026年4月に学習院大学は学習院女子大学を統合し、国際文化交流学部と国際文化交流研究科を新しく設けました。採用ページの先輩インタビューには「女子大学事務統括部」の職員も載っていて、学習院女子大学で働く職員も、学校法人学習院の採用で入職していることが分かります。学習院女子大学の職員の仕事を知りたい人も、この法人の採用を見ることになります。[8] [6]

先輩インタビューに出てくる仕事(取材当時)
所属仕事の内容
大学国際センター事務室国際交流・留学に関するサポート全般。主に協定留学プログラムの派遣業務(募集・選考・出願手続きのサポート)と短期研修
大学国際社会科学部事務室時間割の編成、履修規定の見直しなど、学部カリキュラムの運営に関する事務全般
大学学生センター教務課履修・成績の担当。時間割作成、授業・定期試験の運営、学籍、進級・卒業判定などを担う課で、窓口対応が中心的な仕事
総務部総務課初等科から大学までの各学校の団体の課外活動助成金の取りまとめ、学習院報(院内報)の発行、公文書の管理
女子大学事務統括部事務運営課女子大の全入試運営など
[2] [3] [4] [5] [6]

大学国際センター事務室の職員は、学習院大学では協定留学で年間30名ほどの派遣を行っていると書いています。大学学生センター教務課の職員は、一つの作業が9000人以上の学生の履修・成績に直結すると話しています。[2] [4]

総務部総務課の職員は、総務課の業務には理事会・評議員会等の会議運営、規程の制定および管理、式典や行事の運営などがあると書いています。役員や教職員、名誉教授など500名を超える学習院関係者が集う新年初顔合わせ会も担当したそうです。[5]

勤務地は都内[3]

早稲田大学出身の職員は、「全てのキャンパスが都内に位置する学習院は、私にとって非常に魅力的な職場でした。」と書いています。他県への転勤がないことを重視する人にとっては、判断の材料になる事実です。[3]

大学学生センター教務課の職員の1日は、8時30分出勤、8時40分始業、16時45分終業、17時退勤です。大学国際社会科学部事務室の職員も、翌日に持ち越せない至急の仕事以外は17時前に退勤することを心がけていると書いています。[4] [3]

応募できる条件と待遇

代わりに、先輩インタビューと情報公開から読み取れることを並べます。条件として確定した情報ではないので、次の募集要項で必ず確かめてください。[1]

公開されている情報から分かること
項目内容
採用区分専任事務職員募集は「新卒者対象」と「社会人経験者対象」に分かれている
配置先本部、大学、高等科、女子高等科、中等科、女子中等科、初等科、幼稚園
キャンパス先輩インタビューに「全てのキャンパスが都内に位置する」とある
1日の流れの例8時40分始業、16時45分終業(大学学生センター教務課の職員の例)
[1] [7] [3] [4]

採用ページには「女性の活躍に関する情報」と「育児休業等取得状況」の資料も案内されています。大学国際センター事務室の職員は、女性も長く働き続けやすい環境が整っていることから学校職員に興味を持ったと書いています。[1] [2]

募集の時期。2027年4月採用は3月2日から4月7日まで

採用ページのお知らせには、2027年4月採用の専任事務職員(新卒)について、次の日付が残っています。[1]

2027年4月採用 専任事務職員(新卒)のお知らせ(採用ページより)
日付お知らせ
2026/3/22027年4月採用 専任事務職員(新卒)の募集を開始しました。
2026/4/72027年4月採用 専任事務職員(新卒)の募集を締め切りました。
[1]

2027年4月採用の新卒者募集は、3月2日に始まり、約1か月後の4月7日に締め切られていました。受付の期間が短いので、次の募集が同じ時期かどうかは分かりませんが、春の早い時期に採用ページを確かめておく必要があります。次の日程は、この記事では推測で書きません。[1]

同じお知らせ欄には、初等科や女子中・高等科の専任教諭、非常勤講師などの募集も載っています。これらは教員の採用で、事務職員の採用とは別です。[1]

公開されている数字。職員は305人(令和8年5月1日現在)

数字は、学校法人学習院が情報公開の「役員・教員・職員数」で公開しているものだけを並べます(令和8年5月1日現在)。[7]

職員数(役員・教員・職員数より。令和8年5月1日現在、単位:人)
区分人数
参与・参事47
主事・主事補99
書記・司書・書記補・司書補52
技士・技士補11
保安系・労務系6
試用者4
嘱託(事務・技能・専門・用務)52
非常勤職員34
職員の小計305
[7]

職員305人の配置は、本部105人、大学154人、高等科17人、女子高等科10人、初等科16人、幼稚園3人です。役員・教員・職員の総合計は1,966人です。[7]

公開されていないものもはっきりさせておきます。新卒の採用人数、応募者数、選考の倍率、採用した職員の出身大学ごとの人数は、学習院の公式サイトには見当たりませんでした。[1] [7]

30日でやること。春の短い募集に間に合わせる

ここまでの内容を、行動に落とします。以下は組み立て方の例で、この通りにやれば通るという意味ではありません。自分の状況に合わせて入れ替えてください。[1]

  1. 1〜3日目:学習院の採用ページと新卒採用専用のInstagramアカウントを確かめ、募集開始のお知らせが出たら気づけるようにしておく
  2. 4〜7日目:先輩インタビュー5本を読み、所属ごとの仕事と、志望した理由をメモする
  3. 8〜14日目:幼稚園から大学まである学校法人で働く理由を、自分の経験と結びつけて書いてみる
  4. 15〜21日目:情報公開の役員・教員・職員数を見て、本部・大学・各校のどこにどれくらいの職員がいるかを把握する
  5. 22〜30日目:募集が始まってから約1か月で締め切られた前年の例を踏まえ、履歴書・エントリーシートの下書きを先に作っておく
[1] [7]

先輩インタビューの5人は、学習院大学の出身者も他大学の出身者もいます。大学国際社会科学部事務室の職員は、学校職員という職種に明確なビジョンを持って応募したとは言いがたいと書きつつ、入職から約6年、毎日楽しく働いていると話しています。最初から大学職員一本でなくても、なぜ学習院で働きたいかを自分の言葉で話せることが準備の中心です。[3]

採用の条件・日程・待遇は年度によって変わります。資料ごとの確認日は、この記事の出典欄に1件ずつ書いています。応募の前に必ず最新の募集要項を確認してください。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 学校法人学習院 採用情報確認日:2026-09-27 / 現在募集中の職種、お知らせ(2027年4月採用 専任事務職員(新卒)の募集開始 2026/3/2・締切 2026/4/7 ほか)、職員採用案内(新卒者対象・社会人経験者対象)、新卒採用専用のInstagramアカウント、先輩インタビュー、女性の活躍に関する情報・育児休業等取得状況への案内
  2. 学校法人学習院 先輩インタビュー:大学国際センター事務室確認日:2026-09-27 / 2018年入職、出身大学 首都大学東京都市教養学部(2020年4月~東京都立大学人文社会学部)、志望理由、国際センターの業務
  3. 学校法人学習院 先輩インタビュー:大学国際社会科学部事務室確認日:2026-09-27 / 2014年入職、出身大学 早稲田大学政治経済学部、志望理由、学部カリキュラムの運営、業務改善、1日のスケジュール
  4. 学校法人学習院 先輩インタビュー:大学学生センター教務課確認日:2026-09-27 / 2018年入職、出身大学 学習院大学経済学部、教務課の業務、1日のスケジュール
  5. 学校法人学習院 先輩インタビュー:総務部総務課確認日:2026-09-27 / 2016年入職、出身大学 東京理科大学経営学部、総務課の業務
  6. 学校法人学習院 先輩インタビュー:女子大学事務統括部事務運営課確認日:2026-09-27 / 2017年入職、出身大学 学習院大学経済学部、応募のきっかけ、女子大の入試運営
  7. 学校法人学習院 役員・教員・職員数確認日:2026-09-27 / 令和8年5月1日現在の役員・教員・職員数(本部・大学・高等科・女子高等科・中等科・女子中等科・初等科・幼稚園別)
  8. 学習院大学 2026年4月「国際文化交流学部」「国際文化交流研究科」を新設しました確認日:2026-09-28 / 学習院大学が2026年4月に学習院女子大学を統合し、国際文化交流学部と国際文化交流研究科を新設したお知らせ(2026年4月1日)
  9. 学校法人学習院 学習院女子大学の学習院大学への統合について確認日:2026-09-28 / 法人の発表(2023年7月27日)。学習院女子大学国際文化交流学部を最短で2026年4月に学習院大学の学部として統合する計画、学習院女子大学の沿革

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