2025年度は卒業81人、就職74人、進学者等2人
山口大学の公式進路表によると、2025年度(令和7年度)の国際総合科学部は卒業81人、就職74人、進学者等2人です。就職希望者数の記載はないため、この人数だけで希望者の内定率を計算しないようにしましょう。[1]
| 項目 | 人数・割合 |
|---|---|
| 卒業者 | 81人 |
| 就職者 | 74人 |
| 進学者等 | 2人 |
| 情報通信業・運輸業・郵便業 | 29.6% |
| 製造業 | 14.9% |
| 卸売・小売業・宿泊業・飲食サービス業 | 13.5% |
| 公務 | 12.2% |
| 金融・保険業 | 10.8% |
産業の割合には複数の業種をまとめた区分が含まれます。情報通信・運輸・郵便の29.6%をすべてIT企業と読むことはできません。また、国際という学部名でも、卒業後の勤務地が海外になるとは限りません。希望する仕事と勤務地は募集ごとに確認します。
企業一覧は卒業年を確かめ、応募先を広げる材料にする
学部の就職実績ページは、確認時点で2023年3月卒業生の一覧を掲載しています。2025年度の進路人数とは別の年度の資料です。そこには、JTB、ANA福岡空港、クボタ、日立製作所、西日本電信電話、ヤマハ発動機、郵船ロジスティクス、広島銀行、山口県などが掲載されています。[6]
企業名から、旅行、空港関連、製造、通信、物流、金融、公務といった候補を調べられます。ただし、ANA福岡空港への就職を全日本空輸への就職と読み替えたり、メーカーへの就職をすべて技術職や海外営業と考えたりしないようにしましょう。
大手企業を希望する場合も、地域企業を調べる場合も、採用法人、募集職種、仕事をする相手、育成体制を比べます。過去に卒業生が就職したことは、現在の募集や自分の採用を保証するものではありません。
「幅広く学んだ」を、課題と方法の説明に変える
国際総合科学部は国際総合科学科で構成され、文理を超えた知識、日本語・英語によるコミュニケーション、デザイン思考による課題解決を重視しています。2022年度入学生からのカリキュラムは、プロジェクト型課題解決研究を軸に、データサイエンスによる分析と実践をつなげる構成です。[2] [3]
学部のデザインは、見た目の色や形だけを指しません。新たな価値を提案するために課題を見つけ、解決方法を考える学びとして説明されています。選考でも「デザインを学んだ」とだけ言わず、誰の困り事に対して、何を調べて、何を提案したかを話しましょう。[4]
| 学びの軸 | 整理する経験 |
|---|---|
| 文理を横断する知識 | 複数の視点を使って課題を捉え直したこと |
| データ分析 | データの範囲や条件を確認して考えたこと |
| 言語・異文化理解 | 相手の前提を確かめ、伝え方を変えたこと |
| デザイン・課題解決 | 調査結果から提案を修正したこと |
専門が一つに決まっていないことを不安に感じるときは、すべての学びを一度に説明しようとせず、一つのテーマを選びます。その課題に対してどの知識を組み合わせたかを示すと、自分の学びの特徴が見えます。
PBLはチームの成果と自分の役割を分けて話す
学部では3年次後半から4年次にかけて、自治体や企業等と連携し、実社会の課題にグループで取り組むPBLを案内しています。2024年度の例には、大学生協のアプリの利用促進、地域の観光や資源の活用、多文化共生の情報提供などのテーマがあります。[5]
連携先の企業や自治体は研究の協力先です。PBLに参加したことをその企業で働いた経験や採用実績と同じ意味にしないことが大切です。共同の成果を説明する場合も、自分が担当した調査、整理、提案、調整の範囲を明確にします。
編集部の架空の例:「チームの提案を作る際、私は利用者への聞き取り結果の整理を担当しました。最初は機能追加を考えていましたが、使い方が伝わっていないという意見を受け、案内方法の改善を提案しました」。実際の授業成果を示す事例ではなく、役割と判断を説明するための例です。
うまく進まなかった経験も、相手の意見をどう確認し、次の進め方をどう変えたかが説明できれば振り返りになります。採用担当者には、プロジェクトの大きさより自分の考えと行動が分かるように話しましょう。
留学は行き先と語学力だけでなく、行動の変化を伝える
2022年度入学生からの新カリキュラムでは、2年次後期からの1年間をグローバルイヤーとし、主に留学を通じて社会の課題を探究する力を養うとしています。実際の履修、留学先、必要条件は入学年度の案内で確認してください。[3]
留学の経験を選考で話すときは、国名や期間に加え、どんな場面で困り、誰に相談し、何を変えたかを整理します。文化の違いを感じたときに、自分の解釈だけで決めつけず相手に確認した経験なども材料になります。
英語力は、試験名、受験時期、スコアを正確に示し、発表や文章作成、対話で使った場面を添えましょう。スコアと実務経験は別です。「英語ができるから海外勤務」という飛躍をせず、希望職種でどの場面に言語力が必要かを調べます。
留学や帰国後の授業と選考が重なる場合に備え、募集時期と提出書類を早めに確認します。オンライン参加の可否や時差も含め、自分で調べた条件を学部の相談窓口と共有すると、準備の順序を決めやすくなります。
国際・地域のどちらでも、関わりたい相手を具体的にする
「世界で活躍したい」「地域に貢献したい」という希望は出発点になります。そこから、どの人や組織の課題に関わりたいか、仕事の中で自分は何をするのかを調べると、志望理由が具体的になります。
| 観点 | 質問例 |
|---|---|
| 仕事の相手 | この職種はどのような顧客や利用者と関わりますか |
| 課題の把握 | 現場の声を集め、改善へつなげるのはどの業務ですか |
| 語学 | 外国語を使う場面や相手を教えてください |
| 成長 | 新人が企画や提案を担当するまでに、何を経験しますか |
授業で学んだ方法を、そのまま企業で通用する能力と断定する必要はありません。調査や協働で経験したこと、今後身につけたい専門知識を分けて伝えます。関心のある企業を二社比べ、志望理由を入れ替えても通じてしまう場合は仕事の理解を深めましょう。
学部の個別面談に、経験メモと募集情報を持っていく
国際総合科学部は就職支援部会を組織し、個別面談等で学生の就職活動を支援すると案内しています。全学のキャリアセンターでは、就職・キャリア相談、仕事研究や求人情報、卒業生紹介等も案内されています。[6] [7] [8]
相談前には、①PBLや留学等の経験を一つ、②興味のある募集を二つ、③判断できずにいる点を一つ、用意してみましょう。文章が完成していなくても、何を経験したかのメモがあれば、伝え方を検討できます。
学部名への不安から応募先を狭める前に、自分の学びを説明できる形にし、実際の募集と照合してください。今週の一歩を、経験の整理、企業研究、相談のどれか一つに決めると、次の準備へ進みやすくなります。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 学部卒業生の就職状況確認日:2026-09-11 / 令和7年度実績(2025年度)、学部別卒業者・進学者等・就職者、産業別割合。最新年度見出しから次年度見出し直前まで本文表確認。就職希望者数・医臨床研修分類の注なし
- 国際総合科学部の教育確認日:2026-09-11 / 文理横断・語学・デザイン・PBL、国際総合科学科
- 2022年度入学からの新カリキュラム確認日:2026-09-11 / PBLを軸、グローバルイヤー、データサイエンス。本文全文・体系図不使用
- カリキュラムの特色確認日:2026-09-11 / リベラルアーツ・広義デザイン・PBL。旧語学卒業要件は不使用、2022改訂優先
- プロジェクト型課題解決研究確認日:2026-09-11 / 3後半〜4年PBL、2024年度課題と連携先。研究企業を就職先扱いしない
- 就職実績確認日:2026-09-11 / 就職先2023/3卒、就職支援部会・個別面談。2025実績へ流用しない
- キャリアセンターの案内確認日:2026-09-11 / 2024統合、全課程支援、吉田共通教育棟1階、各学部教員と窓口相談。本文確認、職員人名不使用
- キャリアセンター確認日:2026-09-11 / 2026現行、相談対面web、仕事研究・求人プラットフォーム、卒業生紹介。公開本文確認、要ログインページは401で未読