教員就職122人のうち、正規採用は110人
山口大学教育学部の2025年度(令和7年度)卒業生進路状況表では、卒業182人のうち教員への就職が122人で、その内数として正規採用110人と示されています。教員122人には臨時採用が含まれるため、全員を正規採用者と考えないことが大切です。[1]
| 区分 | 人数 |
|---|---|
| 卒業者 | 182人 |
| 教員(臨時採用を含む) | 122人 |
| 上記のうち正規採用 | 110人 |
| 公的法人 | 12人 |
| 教員・公的法人以外 | 26人 |
| 大学院進学 | 17人 |
| 受験準備・就職活動中 | 4人 |
| その他 | 1人 |
公式の注記では、公立の保育士は「公的法人」、私立の保育士は「教員・公的法人以外」に分類されています。教員の人数だけで、子どもに関わる仕事へ進んだ人の全体を表しているとは限りません。[1]
就職決定率98.2%と教員正規採用率88.7%を区別する
同表の就職決定率98.2%は、教員・公的法人・それ以外への就職160人を、就職希望者163人で割った割合です。卒業生182人を分母にした数字ではありません。[1]
教員正規採用率88.7%は、正規採用110人を教員希望者124人で割った割合です。就職決定率と教員正規採用率は、分子も分母も異なります。どちらも自分の採用確率を示す数値ではありません。[1]
| 指標 | 分子 | 分母 |
|---|---|---|
| 就職決定率98.2% | 教員・公的法人・それ以外の就職160人 | 就職希望163人 |
| 教員正規採用率88.7% | 教員正規採用110人 | 教員希望124人 |
志望校種や教科を決める際は、割合の高いコースを選ぶという読み方より、必要な学びや実習と自分の希望が合うかを考えましょう。採用試験の募集内容は、受験する自治体・年度で確認してください。
学校以外の就職先も、コース別に確認する
教員就職状況表では、幼稚園4人、小学校54人、中学校38人、高等学校14人、特別支援学校12人が示されています。これらは臨時採用を含む人数で、正規採用の内訳は別欄に掲載されています。[2]
就職先は山口県内に限りません。公式資料には県内外の教員採用先、自治体や公共団体、一般就職先がコース別に掲載されています。教育学部の学びから民間企業へ進む人もいることを確認できます。[2]
| コース | 例 |
|---|---|
| 小学校 | ニトリ、スズケン、山口フィナンシャルグループ、山口放送 |
| 幼児教育 | グローバルキッズ、こどもの森、星野リゾート・マネジメント |
| 特別支援教育 | 西京銀行 |
| 教科教育 | レバレジーズ、旭化成アミダス、吉野家ホールディングス、扶桑物流 |
企業の掲載名だけでは配属職種は分かりません。教育や子どもに関わる事業を持つ企業でも、募集する仕事を確かめます。教員を目指してきた経験をそのまま応募理由にするのではなく、その会社の業務にどう関心を持ったかを説明しましょう。
5コースの学びから、子どもへの関わり方を振り返る
学校教育教員養成課程には、小学校教育、幼児教育、特別支援教育、情報教育、教科教育の5コースがあります。小学校教育は小学校総合・教育学・心理学・国際理解教育、教科教育は国語・社会・数学などの選修を設けています。[3]
選考では「子どもが好き」「教えることが得意」という言葉から一歩進み、相手の理解や反応をどう観察したか、説明や活動をどう変えたかを整理します。自分のコースや教科の学びを使った経験を一つ選んでみましょう。
| 場面 | 問い |
|---|---|
| 授業づくり | 学ぶ内容をどの順序で示したか |
| 実習での観察 | 子どもの反応から何に気づいたか |
| 個別の関わり | 一人ひとりの違いをどう考えたか |
| 教材や情報の活用 | 使う目的と分かりやすさをどう確かめたか |
取得を希望する教員免許の校種・教科と履修要件も確認します。コース名が希望する採用区分と似ているというだけで判断せず、入学年度の履修案内と募集要項を照合してください。
実習とちゃぶ台プログラムは、振り返りまで説明する
教育学部は、大学で学んだ理論と教育現場での体験を結びつける教育実習を重視しています。実習先や時期・期間はコースで異なるため、自分の案内に沿って予定を確認します。[4]
「ちゃぶ台プログラム」では、学校チューターや保育ボランティア、現職教員等との研修、実践に関する相談などを紹介しています。経験を共有し、実践と振り返りを往復することが特徴です。[5]
編集部の架空の例:「説明の後に作業が止まる子がいたため、手順を一度に示しすぎた可能性を考えました。指導を受けて一つずつ確認する進め方に変え、次の活動でも反応を記録しました」。実際の学生事例ではなく、観察・相談・改善を説明する例です。
面接で話す際は、児童・生徒が特定される情報を出さず、実習生として自分が行った範囲を正確に示します。結果だけでなく、その後どんな課題が残ったかまで整理すると、学び続ける姿勢が伝わります。
教員・企業・進学の予定を並べて判断する
教員を目指すか、民間企業へ進むか迷う場合は、どちらかを否定して決める必要はありません。自分が働く相手、日々の業務、必要資格、勤務地、成長の機会を比べます。実習で感じたことと、募集を調べて分かったことを分けて記録しましょう。
教員採用試験と企業の選考、研究や実習が重なる時期を確認し、必要な書類・面接・筆記の準備を予定表に入れます。受験先によって内容が違うため、友人の予定だけを基準にしないようにしてください。
大学院へ進みたい場合は、深めたい研究や実践上の問い、指導体制、費用、修了後の希望を整理します。就職活動が不安という理由だけで決めず、教員に相談しながら自分の目的を確かめましょう。
学部の面接・論作文指導を、改善点を見つける機会にする
教育学部の就職支援部は、個人・集団面接、集団討論、模擬授業、願書や論作文の添削、教職教養の講座等を案内しています。企業就職向けの模擬面接や模擬グループ討論もあり、進路に応じて相談できます。[6]
就活サポートコーナーでは、何から始めるか、何が不足しているかを専門家に相談できます。就職情報室には求人票や教員・公務員・企業に関する資料等があり、学部の支援と全学キャリアセンターを利用して情報を集められます。[6] [7]
今週は、実習や授業の経験を一つ短く書き、希望する採用先の募集資料を一つ確認してみましょう。模擬面接や添削では「どの部分が具体性に欠けるか」を確かめ、次に直す点を一つ決めます。実績の数字に安心するだけでなく、自分の経験と言葉を磨く準備を続けてください。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 令和7年度卒業生進路状況表確認日:2026-09-11 / 5/1現在、182卒122教員内110正規12公的26他17院4受験1その他。希望163教124。98.2=160/163、88.7=110/124。注全文画像
- 令和7年度教員就職状況・就職先確認日:2026-09-11 / p1校種臨採正規別、p2企業コース別。2頁全文画像確認。ANA広島空港表記は法人同定不明で不使用
- 教育学部の課程・コース確認日:2026-09-11 / 学校教育教員養成5コース、小学校4選修、教科10選修
- 教育実習確認日:2026-09-11 / 理論実践統合、コースで実習時期期間異なる。法定条件詳細不使用
- ちゃぶ台プログラム確認日:2026-09-11 / 学校チューター保育ボランティア、現職教員との研修、実践省察。年2500等無年度数値不使用
- 就職支援について確認日:2026-09-11 / 面接討論模擬授業願書論作文、企業面接、就活相談・資料室
- キャリアセンターの案内確認日:2026-09-11 / 2024統合、全課程支援、吉田共通教育棟1階、各学部教員と窓口相談。本文確認、職員人名不使用