2025年度は卒業101人、就職73人、進学者等28人

山口大学の全学進路表では、2025年度(令和7年度)の農学部は卒業101人、就職73人、進学者等28人です。就職と進学の両方について、自分が希望する仕事や学びから考えましょう。[1]‌‌​​‌​​‌‌‌‌​​​​‌‌‌​​‌​‌‌​​‌​​​​​‌‌‌​​‌​‌‌‌‌​​‌‌​‌​‌​​​​‌‌​‌​​‌‌​

2025年度・農学部全体の進路
区分人数
卒業者101人
就職者73人
進学者等28人
[1]

就職者の産業別割合では、公務28.9%、製造業26.0%、複合サービス業・サービス業17.8%などが掲載されています。農学部の進路は農業生産だけに限られていません。[1]

人数の区分が合計で卒業者数と一致していても、就職希望者の内定率を別に示しているわけではありません。「進学者等」も資料の表記を保ち、全員が同じ大学院へ進んだとは考えないようにします。

企業名は「過去2年分」として学科別に確認する

農学部の就職・進路ページでは、過去2年間の主な就職先を学科別に掲載しています。同じページの進路図は2025年3月卒業生のもので、最新の全学表の2025年度とは時期が異なります。企業一覧も2025年度単年の実績として紹介しないことが必要です。[3]

過去2年間の主な掲載例
学科
生物資源環境科学宇部マテリアルズ、全農パールライス、山崎製パン、シャトレーゼ、村上農園、中国電力、山口県庁、中国地方整備局
生物機能科学タカキベーカリー、不二家、富士レビオ、テルモ山口、DTS、福山臨床検査センター、山口県庁、大阪税関
[3]

企業の掲載名だけでは、研究開発、品質管理、製造、営業などの配属は分かりません。食品メーカーに就職した人が全員商品開発、医療関連企業なら全員研究職という意味ではないため、希望する職種の募集を調べます。

また、テルモ山口とテルモなど、似た名前の法人を同じ会社の実績としてまとめないようにしましょう。採用する法人、勤務地、必要な専門を確かめると、仕事内容の比較が具体的になります。

2学科の違いは、研究の対象と方法から整理する

農学部の現行組織は、生物資源環境科学科と生物機能科学科です。生物資源環境科学科は生産活動と環境、経済や地域社会の関係を学び、生物機能科学科は生物の機能を分子や物質の面から調べ、食・健康・環境等への応用を考えます。[2] [4] [5]

学科の学びと経験を整理する問い
学科学びの例問い
生物資源環境科学農場実習、統計・情報処理、地域や生産現場の課題環境や条件の違いをどう観察・比較したか
生物機能科学生化学・有機化学、基礎実験、醗酵食品化学等実験条件をどう確かめ、結果をどう解釈したか
[4] [5]

同じ学科でも研究室によって対象や方法は異なります。所属名だけで自己PRを作らず、授業や実習で自分が取り組んだ作業を一つ選び、課題、調べ方、工夫、学んだことを書いてみましょう。

農場や現場での経験は、観察と改善の過程を伝える

生物資源環境科学科は、附属農場で学ぶ基礎農場実習や、企業・試験研究機関等の関係者の話と現地見学を取り入れる「農学と職業」を案内しています。吉田キャンパスの附属農場では、水田、畑、果樹、畜産等を使った教育・研究を行っています。[4] [6]

農場ではスマート技術やDX技術を取り入れた栽培管理・運営にも取り組むと紹介されています。自分が参加した内容と大学全体の活動を分け、経験していない技術を扱ったように話さないことが大切です。[6]

実習の経験は、作物や作業の名前だけでなく、天候や生育状況等の条件をどう記録し、何を判断し、次にどう変えたかを説明します。予定どおりにいかなかった経験も、相談や振り返りの内容を示せれば学びの材料になります。

編集部の架空の例:「実習で結果を比べる際、作業日だけでなく管理条件も整理する必要があると気づきました。記録項目をそろえて振り返り、比較できる点と判断できない点を分けました」。学生の実績を作った話ではなく、過程を説明する例です。

実験と卒業研究は、再現性や考察を説明する

生物機能科学科は、2年次の基礎実験から専門的な学びへ進み、4年次に研究室で特別演習・卒業論文に取り組む流れを示しています。専門英語も継続して学び、研究発表や討論を通して考えを伝える力を育てます。[5]

研究概要を作る場合は、何を明らかにしたいか、どの方法を選んだか、自分の担当は何かを先に整理します。その後に結果と限界を示し、追加で確かめたい点を書きます。使用した機器や実験法の名前だけで専門性を伝えようとせず、選んだ理由を説明しましょう。

共同研究や未公開のデータは、応募資料に載せてよい範囲を指導教員へ確認します。実験を補助した経験と、自分で設計して行った経験も区別し、自分の役割を正確に伝えてください。

専門と異なる職種を考える場合も、情報を集め、条件を確かめ、結果を説明した経験は振り返れます。どの仕事にその方法を生かしたいかを、実際の業務を調べた上で考えましょう。

技術・公務・進学は、必要な専門と条件で比べる

過去2年間の進学先には、山口大学大学院のほか、九州大学、名古屋大学、岡山大学、神戸大学、奈良先端科学技術大学院大学、東京科学大学などが掲載されています。これは2学科の進学先の一覧で、企業就職の実績ではありません。[3]

大学院へ進む場合は、希望する研究テーマ、指導環境、費用、修了後の募集対象学位や専門を調べます。進学すれば必ず研究職に就けると考えず、研究を深めたい理由と、希望職種の条件を分けて検討しましょう。

進路別に確かめること
進路確認項目
民間企業職種、対象学位・専門、勤務地、育成
公務行政・技術等の採用区分、担当業務、試験
大学院研究テーマ、指導体制、費用、修了後の希望

農学に関連する資格や教員免許を生かしたい場合は、入学年度の履修条件、実務経験の要否、募集要項を確認します。学部の紹介に資格名があることだけで、卒業と同時に全て取得できると判断しないようにしてください。

相談には、経験メモと二つの募集を用意する

山口大学はキャリアセンターと各学部の就職担当教員・学務係等で相談に対応しています。全学の公開ページには、就職・キャリア相談、仕事研究や求人のプラットフォーム、卒業生紹介などが案内されています。[7] [8]

研究室の教員には専門を深める方向や研究の説明を、就職担当の窓口には募集や選考の準備を相談すると整理しやすくなります。就職と進学を迷う場合も、両方の情報を集めて相談して構いません。

今週は実習・研究の経験を一つ短く書き、興味のある募集を二つ比べます。何をする仕事なのか、どの知識が必要か、まだ分からないことは何かを記録しましょう。大学名や農学部という名前だけで可能性を決めず、経験と仕事内容を照合して準備を進めてください。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 学部卒業生の就職状況確認日:2026-09-11 / 令和7年度実績(2025年度)、学部別卒業者・進学者等・就職者、産業別割合。最新年度見出しから次年度見出し直前まで本文表確認。就職希望者数・医臨床研修分類の注なし
  2. 農学部の2学科確認日:2026-09-11 / 生物資源環境と生物機能、食料環境資源
  3. 就職・進路状況確認日:2026-09-11 / 図は2025/3卒(不使用)、会社は過去2年明記、2学科別。院先別。本文全文
  4. 生物資源環境科学科確認日:2026-09-11 / 基礎農場実習・農学と職業・研究、統計情報処理、外部専門家。本文全文
  5. 生物機能科学科確認日:2026-09-11 / 生化学有機化学・実験・醗酵・蛋白質・環境化学・卒研専門英語。本文全文、古い人口・資格詳細不使用
  6. 附属農場確認日:2026-09-11 / 吉田キャンパス圃場、教育研究・地域、スマートDX栽培。全文確認
  7. キャリアセンターの案内確認日:2026-09-11 / 2024統合、全課程支援、吉田共通教育棟1階、各学部教員と窓口相談。本文確認、職員人名不使用
  8. キャリアセンター確認日:2026-09-11 / 2026現行、相談対面web、仕事研究・求人プラットフォーム、卒業生紹介。公開本文確認、要ログインページは401で未読

次の選考準備に役立つ記事