学域卒と博士前期課程の進路を分けて見る
| 区分 | 計 | 大学院進学 | 就職 | それ以外の区分 |
|---|---|---|---|---|
| 情報理工学域(昼間・夜間主合計) | 690人 | 493人 | 181人 | 16人 |
| 情報理工学研究科・博士前期課程 | 571人 | 54人 | 501人 | 16人 |
学域の「それ以外の区分」は、原典の「専修学校・外国の学校等」3人と「その他」13人を合計しています。博士前期課程は「その他」16人です。これらを一括して就職できなかった人と呼ぶことはできません。[1] [2]
博士前期課程の表には、有職者を含むという注記があります。そのため就職501人を全員、新卒で新たに入社した人数とみなすのは避けます。また、上の計は就職希望者数ではなく、181人や501人をその計で割っても就職希望者に対する就職率にはなりません。[1] [2]
同じ年度の大学公式の進路図と詳細表には、就職者・進学者などの人数に差があります。本記事は内訳を追える詳細表に統一しています。差の理由や集計時点の違いは確認できていないため、進路図の割合をこの人数に組み合わせていません。[1] [2] [3] [4]
主な就職先は、企業名と学位の欄を一緒に読む
2025年度の主な就職先一覧は、学域の昼間コース、夜間主コース、大学院博士前期課程を分けた表です。男女を合計した掲載例を、次に示します。[5]
| 企業 | 学域昼間コース | 博士前期課程 |
|---|---|---|
| NTTドコモ | 2人 | 20人 |
| 本田技研工業 | 1人 | 12人 |
| 日本電気(NEC) | 1人 | 9人 |
| 三菱電機 | 1人 | 8人 |
| NTTデータグループ | 2人 | 5人 |
| 東海旅客鉄道 | 2人 | 1人 |
表に載るのは主な就職先であり、全就職先の一覧ではありません。企業名から研究、開発、営業などの配属職種を推定することもできません。院修了者の人数を学域卒の実績として紹介したり、ある欄が空欄だから応募資格がないと判断したりしないようにします。
大学の表ではNTTデータとNTTデータグループが別の行に掲載されています。知っているグループ名だけでまとめると、どの法人の実績かが変わってしまいます。応募先を調べる際も、正式な法人名と募集コースを確かめましょう。[5]
編集部提案として、気になる企業を見つけたら、業界や知名度に加え「誰に、何を提供する仕事か」「どの技術や業務を担うか」を確認します。大学の過去の実績は候補を探す入口になりますが、自分の採用可能性を保証するものではありません。
就職と大学院進学は、深めたい専門から比較する
電気通信大学の昼間コースは、情報理工学の基礎から3類・15の専門教育プログラムへ進み、4年次の研究につながる構成です。大学院で専門を深めることも視野に入れた教育が案内されています。[6]
| 確認すること | 就職を選ぶ場合 | 大学院進学を選ぶ場合 |
|---|---|---|
| 取り組みたい対象 | 応募職種で扱う製品・技術・課題 | 研究で深めたい問いや方法 |
| 今の経験 | 授業・研究・制作で説明できる担当 | 今の研究から発展させたい内容 |
| 必要な確認 | 募集学位、職務内容、選考課題 | 指導分野、入試、履修・研究計画 |
| 時間と条件 | 卒業までの学修と選考日程 | 進学後の生活と修了までの計画 |
進学者が多いことと、自分にも進学が適していることは同じではありません。希望する仕事の募集条件と、学びたい内容を並べると、足りない情報が具体的になります。まだ職種が決まらなければ、授業や研究で興味を持った対象から候補を広げてもよいでしょう。
博士前期課程に進めば必ず特定企業へ入れる、学域卒では技術の仕事ができない、といった結論は上の統計からは出せません。編集部提案として、研究の相談と進路の相談をそれぞれ行い、自分の希望と必要な準備を確かめることを勧めます。
情報理工学域では、自分の類・課程の経験に戻る
| 区分 | 公式に示される学びの方向 |
|---|---|
| Ⅰ類(情報系) | メディア、社会情報、情報数理、計算機、デザイン思考・データサイエンス |
| Ⅱ類(融合系) | セキュリティ、通信、電子情報、計測・制御、ロボティクス |
| Ⅲ類(理工系) | 機械、電子、光、物理、化学・生命 |
| 先端工学基礎課程(夜間主) | 社会人を主な対象とし、平日夜間・土曜日を中心に情報理工系を学ぶ |
これは進路を固定する職種一覧ではありません。例えば情報に関わる経験でも、データを読み取る、仕組みを実装する、通信を確かめる、装置を動かすなど、実際に行ったことには違いがあります。応募書類には所属名だけでなく、自分が扱った対象と方法を添えましょう。
夜間主の先端工学基礎課程は、卒業研究に希望に応じて取り組める課程です。昼間コースの研究や新卒就活の流れを一律に当てはめず、在職中なら現職での活用、転職、進学などの希望も含めて相談してください。[10]
就職支援は、候補を比べる材料を持って使う
就職支援係では、キャリアカウンセラーによる進路相談、求人情報の提供、就職セミナー、卒業生を招いた企業説明会などを案内しています。セミナーは主に学域3年次・博士前期課程1年次などを対象としているため、実施案内で対象と日程を確認します。[11]
| 準備する材料 | 質問の例 |
|---|---|
| 候補職種を2つ | 自分の経験のどこを比べると、希望を絞りやすいですか |
| 研究や制作の短い説明 | 専門外の人にも担当と工夫が伝わっていますか |
| 企業の募集要項 | 学位やコースの条件で、追加確認すべき点はありますか |
| 就職・進学の予定表 | 研究や入試と重なる時期に、先に準備できることは何ですか |
説明会で得た話は、その企業や話し手の経験として扱い、業界全体の条件と決めつけないようにします。求人票や募集要項の内容と照合し、分からない項目は空欄のまま残して、次に確認する質問に変えましょう。
今日の準備は、一つの経験と二つの候補から始める
編集部提案として、まず授業・研究・制作・仕事の中から一つの経験を選びます。目的、自分の担当、途中で確かめたこと、結果と残った課題を短く整理してください。研究室やチーム全体の成果と、自分が行った部分を分けることが基本です。
編集部の架空の例:共同制作で動作確認を担当した学生が、使い方によって不具合が出る条件を整理し、担当者に再現手順を共有した。修正後も同じ手順で確かめた。この例は実在の学生や採用事例ではなく、自分の行動を説明するための例です。
次に、興味のある職種を二つ選び、仕事内容、募集学位、求められる提出物、勤務地などを比較します。条件が未確認なら推測で埋めず、確認先を添えます。企業名だけの一覧より、自分が知りたいことを整理した比較表の方が相談にも使えます。
電気通信大学全体の数字は進路の見取り図です。自分の類・課程で何を学び、どの経験を仕事につなげたいのかまで具体化することで、応募先と進学先を自分の基準で考えやすくなります。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 電気通信大学 令和7年度情報理工学域進学・就職者数確認日:2026-09-11 / 全文とHTML列構造確認。男女/昼夜合690院493就181専修3他13
- 電気通信大学 令和7年度情報理工学研究科進学・就職者数確認日:2026-09-11 / 全文とHTML列構造。前期571院54就501他16、有職者含む。後期と分離
- 電気通信大学 令和7年度学域卒業生の進路確認日:2026-09-11 / PDF1頁本文・全面画像確認。詳細表との差の確認のみ、割合不採用
- 電気通信大学 令和7年度大学院博士前期課程修了生の進路確認日:2026-09-11 / PDF1頁本文・全面画像確認。詳細表との差の確認のみ、割合不採用
- 電気通信大学 令和7年度卒業生・修了生の主な就職先確認日:2026-09-11 / 全表空欄保持DOM確認。昼/夜/前期と男女列を分離
- 電気通信大学 カリキュラムの特徴確認日:2026-09-11 / 全文。昼間3類15専門、4年次卒研
- 電気通信大学 Ⅰ類(情報系)の紹介確認日:2026-09-11 / 全文。専門範囲のみ。古い進学割合不使用
- 電気通信大学 Ⅱ類(融合系)の紹介確認日:2026-09-11 / 全文。専門範囲
- 電気通信大学 Ⅲ類(理工系)の紹介確認日:2026-09-11 / 全文。専門範囲
- 電気通信大学 先端工学基礎課程確認日:2026-09-11 / 全文。夜土/社会人主/卒研任意
- 電気通信大学 就職支援係による就職支援確認日:2026-09-11 / 全文。相談/求人/セミナー/卒業生説明会