社会学類と国際総合学類の進路を分けて確認する

令和7年度卒業者の進路・2026年5月1日現在の全学表
学類卒業者就職者進学者
社会85人58人12人
国際総合74人47人13人
[1]

社会学類には資格試験等準備・他が15人、国際総合学類には研究生等・留学・帰国が2人、資格試験等準備・他が12人います。就職と進学だけでは、卒業者の進路すべてを説明できません。就職希望者数は掲載されていないため、希望者に対する就職率も算出できません。[1]‌​​‌​​​‌‌​‌‌‌‌​​​​​​‌‌​​‌‌​‌‌‌‌​‌​​‌​​​‌​​​‌‌​​‌‌​​‌‌​​‌‌‌‌‌‌‌​​

国際総合学類の独自ページでは、令和7年度が卒業69人・就職44人・進学14人となっており、全学表と一致しません。差の理由は確認できていません。本記事では、2026年5月1日現在と明記された全学表を採用し、二つの資料の人数を混ぜて集計していません。[1] [6]

本学大学院への進学者は社会7人、国際総合10人で、進学者の内数です。進学を検討するなら、研究したいテーマや修了後の希望を整理し、就職する場合の仕事内容・条件と比較しましょう。[1]

企業・公務員の内訳と、就職先一覧の範囲を読む

全学表における令和7年度就職者の内訳
学類企業教員公務員独立行政法人等
社会48人0人8人2人
国際総合38人0人7人2人
[1]

国際総合学類のページは「主な就職先一覧(令和7年度)」として、外務省、国際交流基金、テレビ東京、三菱UFJ銀行、日立製作所、日本航空、サイボウズなどを掲載しています。ただし、先に述べた人数の違いがあるため、この一覧を全学表の47人と一人ずつ対応した情報とは扱っていません。[6]

同じページには平成18年度から令和6年度までの就職先をまとめた一覧もあります。長期間の実績を一年度の就職先や人数として使わないことが大切です。また、各組織に入った人の職種や海外勤務の有無は、名称だけでは分かりません。[6]

大手企業や公的機関に関心がある場合は、知名度に加えて、募集職種、担当する課題、必要な条件を調べましょう。「国際的な仕事」という言葉を、誰と何について働きたいのかまで具体化すると、企業、行政、その他の組織を比較しやすくなります。

社会学類の実績を、理工学群の社会工学類の実績と混同しないことも大切です。社会学類は社会・国際学群に属し、社会学、法学、政治学、経済学の4主専攻を持つ教育組織です。[1] [3]

社会学類は、主専攻の方法から経験を整理する

社会学類の学びを振り返る問い
主専攻就活で整理したい経験
社会学社会の現象をどの資料や調査から考えたか
法学事実と論点を分け、複数の解釈をどう検討したか
政治学立場や制度の違いから政策や行動をどう分析したか
経済学データや仮定を使い、現象をどう説明したか
[3]

社会学類のカリキュラムは、1年次から専門分野に触れ、関連する社会科学や幅広い教養も学ぶ構成です。自分の主専攻だけでなく、別の分野の知識を使って見方が変わった経験も、振り返る材料になります。[4]

面接では、研究テーマの大きさより、自分が調べた範囲を説明しましょう。どの資料を選び、どのような反対の見方があり、何を根拠に結論を出したかを示すと、考え方が伝わります。授業で教わった結論を自分だけの発見のように話す必要はありません。

公務員や専門職を考える場合は、試験や資格の準備を、企業選考と分けて予定に入れます。主専攻で学んでいることと、個別の受験条件を満たすことは別なので、自分の状況に合った案内を確認してください。

国際総合学類は、独立論文と複数分野の学びを使う

国際総合学類は国際関係学と国際開発学の2主専攻を設け、国際政治・国際法、経済、文化・社会開発、情報・環境の4分野を中心に学ぶ構成です。語学だけでなく、統計やデータ分析、情報処理などを含めて、現実の課題を考えることを重視しています。[5]

3年次には独立論文の制度があり、4年次の卒業論文に向けて研究を深めます。就活では、独立論文の問い、使った資料や方法、分かったこと、次に確かめたいことをまとめると、大学での学びを説明する具体的な材料になります。[5]

複数の分野を学んだ経験は、「幅広く学んだ」で終えず、一つの問題でどの知識を組み合わせたかを示します。数値から傾向を考えた後、文化や制度の違いを調べ直したなど、自分の思考が動いた場面を選びましょう。

英語での授業や交流経験を説明する場合は、言語を使ったことと、そこで何を行ったかを分けます。意見を伝えた、前提の違いを確かめた、議論をまとめたなど、実際の行動を示すことが大切です。英語で学んだことだけで海外勤務が決まるわけではありません。

社会課題への関心を、職種を選ぶ理由に変える

関心のある課題を一つ選び、現状、関係する人や組織、困っていること、自分が取り組みたい部分を分けて書きます。そのうえで、応募先がどの立場で課題に関わっているかを調べると、志望理由が具体的になります。

「社会に貢献したい」だけでは、多くの組織に当てはまります。事業や制度、顧客、業務の違いまで調べ、その中でなぜ自分がその仕事に関心を持ったかを説明しましょう。研究の結論をそのまま企業への提案にするのではなく、実際の業務の条件を確認することも必要です。

グループの調査や発表を使う場合は、自分の担当、意見の違い、判断の根拠を整理します。合意したことだけでなく、どこに違いが残ったか、何を追加で確認する必要があったかも、協働の経験として伝えられます。

論文と募集情報を持って、次の準備を決める

筑波大学のキャリア相談は、進路、応募書類、面接などに対応しています。国際総合学類の案内にも、官庁・企業の就職講演会や就職指導会などの支援が掲載されています。実施内容や日程は現在の学内案内で確認してください。[6] [7]

相談には論文や調査を短くまとめたメモと、関心のある募集情報を用意します。「この経験のどこが伝わりにくいか」「志望理由に不足している企業・職種の情報は何か」を確認すると、次の作業を決めやすくなります。

今日の一歩は、調べる前と後で自分の見方が変わった経験を一つ書くことです。社会や国際問題への関心を、実際に調べ、考え、他者と話した行動として説明する準備を進めましょう。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 筑波大学 令和7年度学群・学類卒業者進路状況確認日:2026-09-11 / 2026年5月1日現在、社会と国際総合
  2. 筑波大学 社会・国際学群確認日:2026-09-11 / 2学類の教育目的
  3. 筑波大学 社会学類確認日:2026-09-11 / 社会法政治経済の4主専攻
  4. 筑波大学 社会学類 授業カリキュラム確認日:2026-09-11 / 1年次専門と横断的学修
  5. 筑波大学 国際総合学類 教育の概要・理念・目標確認日:2026-09-11 / 2主専攻4分野と独立論文
  6. 筑波大学 国際総合学類 主な就職先確認日:2026-09-11 / R7掲載先。人数は全学と不一致、過年度合算別
  7. 筑波大学 キャリア相談確認日:2026-09-11 / 書類面接進学就職