3学類の卒業後を、最新の人数で確認する
| 学類 | 卒業者 | 就職者 | 進学者 |
|---|---|---|---|
| 生物 | 72人 | 9人 | 58人 |
| 生物資源 | 128人 | 15人 | 105人 |
| 地球 | 57人 | 16人 | 36人 |
本学大学院への進学者は、生物51人、生物資源101人、地球31人です。これらは進学者の内数で、表の人数に足すものではありません。また、資格試験等準備・他の区分に、生物5人、生物資源8人、地球5人が掲載されています。[1]
就職希望者数は示されていないため、この表から就職希望者に対する就職率は計算できません。進学者が多いことを、就職に不利だからだと決めつけることも避けましょう。学類卒業後に働く人と、大学院で研究を続ける人では、選んだ進路が異なります。[1]
進学を考える人は、どの問いを深めたいか、どの研究室で何を学びたいかを整理します。就職を考える人は、募集職種と必要な学位・専門性を調べます。大学院に進めば希望企業に入れるという保証はないため、修了後まで見据えて検討してください。
企業名の前に、学類卒か大学院修了後かを確認する
| 学類 | 企業 | 教員 | 公務員 |
|---|---|---|---|
| 生物 | 7人 | 1人 | 1人 |
| 生物資源 | 10人 | 1人 | 4人 |
| 地球 | 10人 | 0人 | 6人 |
生物学類の進路ページは、学類卒業生、修士課程修了者、博士課程修了者を分けています。学類卒の例にはエーザイ、サントリー、帝人などがありますが、会社一覧の対象年度は明記されていません。研究職の掲載があっても、それが学類卒か博士修了後かを確かめる必要があります。[4]
生物資源学類の掲載先は2015〜2017年度の情報です。例えば2017年度学類卒の欄には山崎製パン、資生堂、三菱食品などがありますが、令和7年度の就職先ではありません。同ページには大学院の修了者の進路もあるため、学類の実績と混ぜないようにします。[6]
地球学類の進路ページには2019〜2023年度の就職先が掲載され、2023年度にはテラテクノロジー、鉄道情報システム、安藤・間などがあります。これらも最新年度の人数とは別の、過年度の掲載例です。[8]
大手企業や研究開発職を考えている場合は、過去に名前が載っていることだけで判断せず、現在の募集職種と条件を確認します。食品、環境、情報、行政など、関心のある領域でも仕事の内容は多様です。会社名から配属職種を推定せず、業務と自分の学びの接点を調べましょう。
生物学類は、観察と実験から何を考えたかを示す
生物学類では、生物多様性、分子細胞、応用生物、人間生物などの領域を学べます。下田の海や菅平の山などの野外フィールドも案内され、生命現象を観察し、実験を通じて理解する学びがあります。[3]
経験を伝えるときは、扱った生物や実験手法の名称だけでなく、何を確かめたかったかを先に説明します。条件をどうそろえたか、予想と違う結果をどう検討したか、観察からどんな疑問が生まれたかを整理すると、研究の進め方が伝わります。
実験で結果が出なかった場合も、試料、手順、測定、解釈などを分けて原因を考えた経験は材料になります。教員や先輩からの助言と自分の判断を区別し、未確認の結論を確定したように話さないことが大切です。
生物資源学類は、4コースから関心のある課題を具体化する
| コース | 学びの方向 |
|---|---|
| 農林生物学 | 生物の多様性と持続的な食料生産・資源管理 |
| 応用生命化学 | 生命現象を化学の面から理解し、食・医療・環境へ応用 |
| 環境工学 | 山・水・農地や資源循環を工学的に考える |
| 社会経済学 | 農林業、流通、消費、資源利用と環境保全を考える |
同じ生物資源学類でも、実験、現地調査、工学的な設計、社会経済の分析など、経験する方法は異なります。自分が取り組んだ課題を一つ選び、なぜその方法を使ったか、誰にとって意味のある課題だったかを整理しましょう。
食品企業に関心がある場合も、研究だけでなく、生産や品質、流通、顧客への提案など、具体的な職種を確認します。自分のコースだけで応募先を狭めず、学んだ方法をどこで使うのかという観点で比較してください。
社会経済学の調査であれば、誰からどの情報を得たか、どの範囲について言える結果なのかを説明します。環境工学の課題なら、利用と保全の間でどんな条件を比較したかなど、判断の内容に焦点を当てると伝わりやすくなります。
地球学類は、野外と室内をつなぐ判断を説明する
地球学類は地球環境学と地球進化学の主専攻をもち、野外調査・観測、室内実験・分析、数値計算、文献研究など多様な方法で地球や人間活動を探究します。フィールドに出る経験だけでなく、観測したことをどう分析し解釈したかも重要です。[7]
調査経験を説明する際は、場所を選んだ理由、観測や採取の条件、使った資料、分析方法、結論の限界を整理します。一地点や一時期の結果を、どこまで広く説明できるかを考えた経験も、自分の判断を示す材料になります。
GISや数値計算を使った人は、図を作ったことだけでなく、元のデータの範囲、処理の方法、表示から読み取れることを説明します。地域の課題を扱った場合は、自然現象と人間の活動をどう結び付けて考えたかを示しましょう。
公務員や教員を目指す場合も、学類で学んだ分野に関連する募集があるか、免許や試験の条件を満たすかを個別に確認します。過年度に採用先が載っていることは、同じ区分の募集が毎年あるという意味ではありません。
研究の記録を、進路相談で使える一枚にする
研究や実習の説明は、目的、方法、自分の役割、結果、次に調べたいことの順でまとめます。共同作業なら自分が担当した範囲を示し、外部へ出せない情報が含まれていないか確認してください。成果を大きく見せるより、正確に説明できる経験を選びましょう。
筑波大学のキャリア相談では、進路、応募書類、面接などについて相談できます。研究室の教員に進学や専門分野を相談しつつ、専門外の相手に経験が伝わるかも確認すると、準備の方向を決めやすくなります。[9]
今日の一歩は、最近の実験や調査で予想と違ったことを一つ書き、何を確かめて考えを変えたかを整理することです。その経験と気になる募集情報を並べ、自分が取り組みたい仕事と、今後深めたい学びを考えていきましょう。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 筑波大学 令和7年度学群・学類卒業者進路状況確認日:2026-09-11 / 2026年5月1日現在、生命環境3学類
- 筑波大学 生命環境学群 概要・学類紹介確認日:2026-09-11 / 生物・生物資源・地球の違い
- 筑波大学 生物学類確認日:2026-09-11 / 4領域と野外フィールド
- 筑波大学 生物学類 卒業生の進路確認日:2026-09-11 / 学類卒/修士/博士の別。会社年度不明
- 筑波大学 生物資源学類 専門コース確認日:2026-09-11 / 4コースの特色
- 筑波大学 生物資源学類 卒業・修了後の進路確認日:2026-09-11 / 2015〜17年度学類先、院は別
- 筑波大学 地球学類の特徴確認日:2026-09-11 / 2主専攻、野外室内計算文献研究
- 筑波大学 地球学類 卒業生の進路確認日:2026-09-11 / 2019〜2023年度の先
- 筑波大学 キャリア相談確認日:2026-09-11 / 就職進学書類面接