3学類の就職と進学を分けて読む
| 学類 | 卒業者 | 就職者 | 進学者 |
|---|---|---|---|
| 情報科学 | 100人 | 23人 | 70人 |
| 情報メディア創成 | 64人 | 20人 | 39人 |
| 知識情報・図書館 | 128人 | 69人 | 47人 |
本学大学院への進学者は情報科学66人、情報メディア創成37人、知識情報・図書館43人で、いずれも進学者の内数です。その他の進路もあるため、卒業者全員を就職か進学のどちらかに分けられるわけではありません。[1]
この表に就職希望者数はありません。就職者を卒業者で割った割合を、就職を希望した人の就職率として扱うことはできません。また、大学院修了後の就職先を学類卒業時の実績に足すと、学びの段階が混ざってしまいます。[1]
進学者が多い学類でも、自分に進学が必要かは、深めたい研究と希望する仕事によって異なります。関心のある募集職種の条件を確認し、研究テーマ、指導を受けたい内容、修了後の見通しを考えて進路を比較しましょう。
企業名は、学類と年度を確かめて使う
| 資料 | 掲載例 | 注意点 |
|---|---|---|
| 情報科学類の就職案内 | NEC、富士通、トヨタ自動車など | 対象年度が明記されていない過去の例 |
| 情報メディア創成学類・2025年度 | 日本電気、日立製作所、LINEヤフー、ドワンゴなど | 学類卒業時の一覧。配属職種は未掲載 |
| 知識情報・図書館学類・令和7年度 | 日本放送協会、野村総合研究所、図書館流通センターなど | 学類卒業時の一覧。企業のほか公務員等は別欄 |
知識情報・図書館学類の資料には、国立国会図書館、茨城県庁、東京大学なども掲載されています。これらは「公務員・図書館・学校等」というまとめ方で、企業・自営業の58人とは別に11人とされています。各組織の配属や職種を一覧だけで推定しないようにしてください。[7]
同学類の全学表と学類資料は分類名が異なります。全学表の就職69人と、学類資料の企業・自営業58人と公務員・図書館・学校等11人の合計は一致しますが、企業区分だけを切り取って同じ定義だと扱うことはできません。[1] [7]
大手企業を目指す場合も、掲載名があることは採用の保証ではありません。企業単位ではなく募集職種まで調べ、開発、運用、調査、企画など、どの業務に関心があるかを整理します。知名度と合わせて、担当業務や技術を学ぶ環境も比較しましょう。
情報科学類は、動く理由と設計の選択を説明する
情報科学類は、ソフトウェアサイエンス、情報システム、知能情報メディアの3主専攻を設けています。理論・数学・プログラミングから応用へと学びを進めるため、成果物が動くことに加え、どのような考え方で設計したかを説明する材料があります。[2] [3]
制作したシステムを紹介するなら、目的、利用者、構成、選んだ方法、検証、残る課題を短くまとめます。使用言語やツールを列挙するだけでなく、なぜその方法にしたか、他の方法と何を比較したかを説明しましょう。
不具合を直した経験も、原因をどう絞り込み、修正が有効だとどう確かめたかを示せます。授業や共同開発で作ったものは、自分の担当と他の人が作った部分を分けます。実装量だけでなく、理解して判断した範囲を明らかにすることが大切です。
情報メディア創成学類は、技術と利用者の関係を示す
情報メディア創成学類は、情報技術とデザイン・表現を組み合わせ、新しいメディアやサービスを作ることを学びます。情報学群の説明では、メディア処理、インタラクション、システム設計などの基盤と、企画・制作・発信を結び付ける構成が示されています。[2]
制作物を見せる際は、何を表現したかったかだけでなく、誰がどのように使うのかを説明します。利用者の反応を確かめて操作や表示を変えた、性能と見せ方の間で選択したなど、技術と体験の両面を考えた過程をまとめましょう。
2025年度の進路一覧では、企業欄に自営業の創作活動も含まれています。就職20人を、全員が企業に雇用された人数や全員が技術職になった人数とは読み替えません。大学院進学後の就職先は別の資料へ案内されており、学類卒業時の進路と区別する必要があります。[5]
知識情報・図書館学類は、情報を人に届ける仕組みを考える
知識情報・図書館学類は、知識科学、知識情報システム、情報資源経営の3主専攻から、人間、情報技術、社会制度を学びます。対象は図書館に限らず、インターネット、情報やデータの利用、知識の共有などにも広がっています。[6]
就活では、検索や整理の仕組みを作った経験なら、どのような情報ニーズを想定し、分類や提示の方法を考えたかを説明できます。調査の経験なら、対象者をどう選び、どこまで一般化できると考えたかを整理します。人が情報を使う場面を理解したことが、学類の学びを伝える材料になります。
図書館や公的機関を志望する人は、募集する職種と条件を確認してください。図書館名が掲載されていることだけでは、司書職の採用人数や必要な資格は分かりません。企業を考える場合も、学類名から選択肢を狭めず、情報を扱う業務の内容まで調べましょう。
成果物と研究の説明を、応募先に合わせて見直す
| 資料 | 記載する内容 |
|---|---|
| 成果物の説明 | 目的・利用者・自分の担当・設計の判断・検証 |
| 研究の説明 | 問い・方法・結果・限界・次に確かめたいこと |
| 募集情報のメモ | 業務・必要条件・学びとの接点・未確認の点 |
成果物を公開する場合は、共同制作の扱い、授業や研究の条件、個人情報や利用許諾を確認します。公開できない場合も、許された範囲で目的や担当を説明する方法を考えられます。見せられるものを増やすだけでなく、自分が説明できる内容を整えてください。
筑波大学のキャリア相談では、進路や応募書類、面接の準備を相談できます。専門の教員には研究や進学の方向を、キャリア相談では募集情報と経験の伝わり方を確認すると、準備する内容を具体化できます。[8]
今日の一歩は、最近の課題や研究を一つ選び、「なぜその方法を選んだのか」を三つ書くことです。完成したものの印象だけでなく、自分の判断を説明する練習を通じて、希望する仕事との接点を探していきましょう。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 筑波大学 令和7年度学群・学類卒業者進路状況確認日:2026-09-11 / 2026年5月1日現在、情報3学類
- 筑波大学 情報学群確認日:2026-09-11 / 3学類の教育・情報と社会・共通基礎
- 筑波大学 情報科学類確認日:2026-09-11 / 3主専攻
- 筑波大学 情報科学類 就職確認日:2026-09-11 / 対象年度不明の就職先例
- 筑波大学 情報メディア創成学類 卒業後の進路確認日:2026-09-11 / 2025年度学類卒業、大学院後は別
- 筑波大学 知識情報・図書館学類確認日:2026-09-11 / 3主専攻、人と知の共有
- 筑波大学 令和7年度知識情報・図書館学類卒業生の進路先確認日:2026-09-11 / 企業自営58、公務図書館学校11、進47、他12、合128
- 筑波大学 キャリア相談確認日:2026-09-11 / 書類・面接・進路