2025年度卒業者364人のうち、就職は323人

経済学部のGUIDEBOOK2026は、2025年度卒業者364人の進路を、就職323人、大学院進学24人、学士入学1人、その他(不詳)16人と示しています。冊子の発行年と卒業年度を区別し、2026年度の卒業実績とは考えないようにします。[1]‌‌​‌‌‌​‌‌‌​​​‌‌‌‌​​​​‌​‌‌‌‌‌‌​‌​​‌​‌​​​​​‌‌​​‌​​‌‌‌​‌​​‌​‌​​​​​‌

2025年度経済学部卒業者の進路
区分人数
就職者323人
大学院進学者24人
学士入学者1人
その他(不詳)16人
卒業者合計364人
[1]

表の88.7%は、卒業者364人に対する就職者323人の割合です。就職希望者を分母にした就職率とは区別します。「その他」の内訳や、一人ひとりが希望する職種へ進めたかどうかは、この資料からは分かりません。[1]

同じ冊子には大学院の進路や主な就職先も載っています。大学院修了者の企業名一覧を学部卒業者の一覧として使わず、集計対象を確認してから参考にしてください。

業種の実績から、具体的な職種の比較へ進む

2025年度の学部就職者の内訳には、その他の専門・技術サービス業116人、金融業88人、情報通信業27人、卸売業21人、保険業16人などが掲載されています。学術研究・専門・技術サービス業の中でも、この116人は資料上「その他の専門・技術サービス業」の人数です。[1]

2025年度の業種別就職者数(一部)
資料の区分人数
その他の専門・技術サービス業116人
金融業88人
情報通信業27人
卸売業21人
保険業16人
国家公務・地方公務の合計14人(13人+1人)
[1]

「その他の専門・技術サービス業」116人を、全員コンサルタント職と読み替えることはできません。また金融業に就職したことから、資産運用など特定の担当業務を推定することもできません。業種の広がりと職種の情報を分けて読みましょう。

気になる応募先を比べる問い(編集部の提案)
観点確認すること
仕事内容誰に対して、どんな課題を扱うのか
募集区分職種別か、入社後に配属が決まるか
学びとの接点分析、調査、会計など、どの経験が関係するか
働く条件勤務地、勤務条件、新人教育、異動の説明
選考提出物、検査、面接や課題の内容

大手企業を希望する場合も、会社名を集めるだけで応募理由は完成しません。自分が関心を持った事業と募集職種の関係を調べ、入社後に何を学びたいかまで言葉にしましょう。過去の就職実績は採用可能性の保証ではありません。

経済・経営・金融は、関心のある対象から説明する

経済学部の現行組織は、経済学科、経営学科、金融学科の3学科です。大学院には経済専攻とマネジメント専攻があり、学部の学科とは区別して案内されています。[2]

3学科の公式説明から学びを整理する
学科教育の主な対象経験を振り返る問い(編集部)
経済学科経済システムの理論、成長・雇用・物価、政策や分配どの経済現象を、どんな理論や資料で考えたか
経営学科経営管理、人事・商品開発、財務・会計、経営の歴史企業や組織のどんな課題を比較したか
金融学科金融研究、企業金融や資産運用・リスク管理等の領域どの仕組みや前提に関心を持ち、何を学んだか
[3] [4] [5]

この表は、学科ごとに就ける仕事を限定したものではありません。経営学科で学んだことをそのまま経営の実務経験としたり、金融学科の所属を投資の実績として示したりしないようにします。自分が履修や演習で実際に行った作業を説明しましょう。

同じ分野でも、理論、データ分析、事例比較、歴史資料の研究では経験が変わります。「経済を学んだので数字に強い」と一括りにせず、どの情報を使って何を確かめたかを具体化することが大切です。

データや事例を扱った経験は、前提と限界も伝える

自己PRに分析経験を使う場合は、結論の大きさより、目的に合うデータや比較方法をどう選んだかを整理しましょう。数値を使った経験だけでなく、企業や制度の資料を読み比べた経験も対象になります。

演習・レポート経験を説明する順序(編集部の提案)
項目用意する内容
目的何を知りたかったのか
情報データや事例の出所、期間、対象
方法比較・集計・分析をどう行ったか
判断別の説明や条件の違いをどう扱ったか
限界言える範囲と、追加で調べたいこと

編集部の架空の例です。「演習で企業の数値を比較した際、私は決算期間と事業構成の違いに気づき、単純な大小比較を見直しました。条件をそろえられる範囲を表にし、比較が難しい項目は理由を添えました。数字を使う前に、何を表す値かを確かめる必要があると学びました。」

これは東京大学の学生の体験談ではありません。実際に使った資料や自分の担当へ置き換え、授業の演習を企業への助言実績や投資成果として書かないようにします。共同作業なら、結果全体と自分の貢献を分けてください。

採用側の仕事との接点を説明する際は、経験だけで実務をこなせると誇張せず、どんな作業に関心があり、何を学びたいかを述べます。分析手法の名前を列挙するだけでなく、なぜその方法を使ったかを専門外の相手にも説明できるようにしましょう。

大学院進学は、学部の延長というだけで決めない

研究を深めたい場合は、希望するコースの内容と入試を確認します。経済学研究科の修士入試案内は、経済学、統計学、地域研究、経済史、経営学、数量ファイナンスの各コースを紹介しています。名称が似ていても、学部と同じ学び方とは限りません。[6]

同案内は、本研究科にMBAプログラムはないと明記しています。マネジメント専攻や修士(経営学)という名称だけを見てMBA課程と考えないようにしましょう。進学先を比較するときは、研究内容、学位、授業で使う言語などを確認します。[6]

就職と進学の比較(編集部の提案)
観点就職進学
目的仕事で取り組みたい課題研究で明らかにしたい問い
準備職種研究、経験の整理、選考対策研究計画、専門知識、入試の準備
条件応募要件、働き方、新人教育履修内容、指導体制、学修期間
生活勤務地と生活の見通し学修と生活を支える計画
確認先募集元、キャリア相談志望研究科、指導教員

入試の出願期間や対象者は選抜区分で異なります。新しい募集情報があることだけで、自分がその区分に応募できると考えず、希望する年度・コースの案内で確かめてください。研究への関心と就職への関心の両方を持ったまま相談しても構いません。

全学のキャリア相談で、応募理由と経験の説明を確かめる

東京大学のキャリアサポート室は、各部局の支援を補完し、求人やインターンシップの情報、イベント、個別相談を案内しています。経済学部の学生も、進路の比較や選考準備の相談先として利用できます。[7]

個別相談は日本語による45分で、オンラインまたは対面です。ES添削、面接練習、進学・就職の迷い、内定先の絞り込みなどに対応しますが、ケース面接は対象外と案内されています。練習したい内容と利用できる支援を確認しましょう。[8]

  • 卒業年度と課程をそろえて進路資料を読む。
  • 興味のある業種から、具体的な募集職種を調べる。
  • 経済・経営・金融の学びを、自分の演習経験で説明する。
  • 進学する場合の研究内容と準備を、就職と比較する。
  • 応募理由と経験のメモを持ち、キャリア相談を利用する。

周囲と同じ業界を選ぶことを目標にせず、自分が取り組みたい仕事と、そのために必要な準備を明確にしましょう。大学名への期待や不安があっても、確認できる条件を増やしていくことが具体的な行動につながります。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 東京大学 経済学部GUIDEBOOK2026確認日:2026-09-11 / PDF9/冊子7画像、2025卒364就323院24学士1他16、88.7はB/A。業種116その他専門技術、金融88情報27卸21保16国13地1。院就職名不使用
  2. 東京大学 専攻・学科確認日:2026-09-11 / 学部3学科、院2専攻
  3. 東京大学 経済学科確認日:2026-09-11 / 理論政策、経済状態、生産失業物価成長、配分分配
  4. 東京大学 経営学科確認日:2026-09-11 / 経営管理人事開発財務会計歴史
  5. 東京大学 金融学科確認日:2026-09-11 / 金融理論研究・教育目的。投資助言なし
  6. 東京大学 経済学研究科修士入試案内確認日:2026-09-11 / 6course紹介、MBAなし、コースにより言語。募集詳細や日付は非採用
  7. 東京大学 キャリアサポート室について確認日:2026-09-11 / 部局補完、全学学生支援
  8. 東京大学 キャリア相談確認日:2026-09-11 / 45分、日本語online対面、ES面接、ケース対象外

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