2025年度の進路を学科ごとに確認する

2026年3月卒業者の進路(大学公表資料)
学科対象者数※大学院等進学者就職者その他
情報システム工学科134人27人105人2人
デザイン工学科121人27人92人2人
学部計255人54人197人4人
[1]

※原資料の列名は「在籍者数」です。2025年度卒業・修了生の進路データに掲載された対象者の数として示しており、学部の全学年を合わせた在学生数ではありません。同名のシステムデザイン工学研究科は別に集計されているため、この表に修士の実績を加えていません。[1]‌​‌‌​​‌​​​‌​‌​‌​‌​‌‌​​​​‌‌​‌​‌‌​‌‌​‌‌​‌‌​​​‌‌​‌​‌‌​​​​​‌​‌‌‌‌‌​‌

学部計の進学率は21.2%、就職率は98.0%、参考値の内定率は100.0%と掲載されています。就職率の分母は「在籍者数から大学院等進学者を引いた人数」、内定率の分母は「企業就職希望者」です。100.0%という見出しだけで、255人全員が就職したと読まないようにしてください。[1]

学科紹介ページには2024年度の卒業者数・大学院進学者数も載っています。本記事の進路表は、より新しい2025年度PDFを使用しています。ページによって掲載年度が違うため、別年度の人数を同じ表に混ぜないことが大切です。[1] [2] [3]

主な就職先は、法人名と掲載範囲を確認する

学科ページに掲載された主な就職実績の例
学科掲載企業の例
情報システム工学科日立製作所、NEC、SCSK、LINEヤフー、NTTデータ・アイ
デザイン工学科ヤマハ発動機、日立グローバルライフソリューションズ、YKK AP、セガ、NTTテクノクロス
[2] [3]

上記は各公式ページの「主な就職実績」から一部を挙げたものです。企業一覧の見出し自体に対象年度や人数は明記されていないため、2025年度の採用人数や全就職先として扱っていません。また、入社後の職種や配属先を表す一覧ではありません。[2] [3]

大手企業を検討するときも、グループ会社を本体に置き換えず、採用する法人と職種を確認します。過去の就職実績があることは、今年の募集条件や内定を保証するものではありません。企業研究では、開発対象と応募条件まで読み進めましょう。

情報システムとデザインで、説明する専門を絞る

2学科の学びの重点
学科公式案内の学び経験整理の視点(編集部)
情報システム工学科ネットワーク、セキュリティ、データサイエンス、AIなど構成や手法をどう選び、動作や結果を確かめたか
デザイン工学科電気・機械・情報の基礎と、人間・社会の理解を結ぶ制作利用者の行動や感性を、試作や提案へどう反映したか
[2] [3]

情報システム工学科は、Javaから学び始め、用途に応じて他の言語へ広げる学習や、データベース・ネットワークセキュリティ等の科目を紹介しています。デザイン工学科は、プロダクト・デザインやコンピュータグラフィックス、VR環境デザイン等を紹介しています。履修した内容から、自分で具体的に説明できる経験を選んでください。[2] [3]

学科に科目があることと、自分がその技術を実務水準で使えることは別です。未履修・未経験の内容を得意分野として書かず、取り組んだ範囲と、これから学ぶ必要がある点を分けましょう。

情報システムの経験は、要件と検証をつなぐ

開発経験を説明するときは、使った言語の一覧より先に、何を実現するためのシステムかを伝えます。その後で、自分の担当、構成を選んだ理由、動作の確認、残る課題を整理します。小規模な授業課題でも、判断した場面を具体化することはできます。

開発・分析経験の振り返り(編集部の提案)
項目確認する問い
要件誰が何をできるようにするための開発か
構成機能やデータをどう分け、なぜその方法を選んだか
担当共同制作のうち自分が実装・調査・検証した部分はどこか
検証想定どおり動く条件と、失敗する条件をどう確かめたか
限界未対応の利用場面や、追加で評価すべき点は何か

AIやデータ分析を扱った場合は、データの範囲、評価条件、比較した方法も説明します。分析結果を実際の業務で使っていなければ、事業効果を上げたようには書かないでください。試したことと、成果として確認できたことを区別します。

デザイン経験は、利用者と試作の変化を示す

デザイン工学科では、PBL科目を教育の中核に置き、工学と人間・社会の理解を結ぶ実践力の育成が案内されています。選考では完成品の見た目だけでなく、どんな利用者を考え、提案をどう変えたかを説明しましょう。[3]

制作・試作を伝える準備表(編集部の提案)
段階説明する内容
利用場面誰がどこで使い、何に困っているか
調査観察や聞き取りなど、どの情報を根拠にしたか
試作何を確かめるための試作で、どこまで作ったか
評価誰が何を試し、どんな点が分かったか
改善指摘や結果を受けて、何を変えたか

実際の利用者に試してもらっていない場合は、自分や同級生による評価であることを説明します。「使いやすいはず」と「利用者の反応を確認した」は分けましょう。作品を提出する選考では、調査から改善までの流れと自分の担当が伝わるよう資料を整えます。

職種によって作品資料や技術課題を求めるかは違います。募集要項を先に読み、デザイン職、開発職、技術提案などのどの応募で経験を使うのかを決めてから準備すると、見せる資料を絞りやすくなります。

進学・職種選びは募集条件と研究内容で考える

大学院等進学者は両学科とも27人ですが、進学すべきかどうかは人数の一致では決まりません。深めたいテーマ、研究室、費用、希望職種の対象学位を確認します。学部就職を選ぶ場合も、今の経験と募集で求められる技能の接点を整理しましょう。[1]

大学の就職支援ページは、入学後からのキャリアガイダンスと、採用情報・支援行事・インターンシップ情報を得られる学生専用サイトを案内しています。専用サイトで対象学年と日程を確認し、募集要項と自分の制作・研究メモを用意して相談してください。[4]

学歴への不安があるときも、過去の大手就職先だけに頼らず、応募条件、経験の説明、選考対策を一つずつ点検できます。逆転就活塾へ相談する場合は、所属学科、希望職種、制作や研究の担当、選考で困っている点をそろえ、次に直す説明と準備を具体化しましょう。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 東京電機大学 2025年度卒業・修了生 進路データ確認日:2026-09-10 / 2026年3月卒業・修了、2026年5月作成。全1頁。学部行のみ採用
  2. 東京電機大学 情報システム工学科確認日:2026-09-10 / 教育内容・主な就職実績。ページの卒業/進学数値は2024年度
  3. 東京電機大学 デザイン工学科確認日:2026-09-10 / 教育内容・主な就職実績。企業一覧自体には対象年度明記なし
  4. 東京電機大学 就職支援確認日:2026-09-10 / キャリアガイダンスと学内専用サイトの案内