音楽学部の就職先と、短期大学部の実績を分ける

大学の就職状況ページに掲載された音楽学部の2025年卒業生の主な就職先は、徳島県教育委員会、理想実業、エポックワン、リーガル・ホープ、四国シキシマパンです。徳島文理大学音楽専攻科器楽コースへの進学も掲載されています。[1]

同じページには短期大学部音楽科の実績もありますが、音楽学部の実績とは別です。名称が似ていても、二つの一覧を合わせて学部の就職先として紹介しないようにしましょう。

一覧は主な進路の抜粋であり、卒業生全員の働き方を示すものではありません。会社名から、担当職種や音楽に関わる業務かどうかも推定できません。

5コースの学びから、自分の経験を整理する

音楽学科は、ピアノ、声楽、管弦打楽器、音楽クリエイター&アーティスト、音楽療法の5コースを紹介しています。理論・演習・実技を学び、個人や少人数での授業・レッスン、アンサンブル等も案内されています。[2]

コース名だけでは、企業へ自分の強みは伝わりません。演奏を改善した過程、制作で意図を形にした過程、他の人と合わせるために工夫したことなどを振り返ってください。

自分の入学年度や履修内容を確認し、現在紹介されている制度をすべて経験したように書かないことが大切です。

演奏・制作・教育・企業を、仕事内容で比較する

進路を調べるときの入口
方向確認すること
演奏・制作募集や依頼の条件、選考に必要な音源・作品
教育等必要な資格・免許、採用試験、指導対象
音楽に関わる企業会社の事業と、新卒が担当する職種
一般企業学部条件、仕事内容、育成、勤務地
進学学びたい内容、出願条件、費用、修了後の希望

音楽が好きという気持ちと、仕事として担当したい業務を分けて考えます。音楽に関わる会社でも、制作以外の仕事を募集している場合があります。会社名や業界名だけで判断せず、実際の募集を読みましょう。

企業に就職しながら音楽活動を続けたい場合は、自分の時間の使い方と勤務条件を確認します。制度や活動の扱いは勤務先ごとに確かめてください。

地域連携の活動例は、制作と修正の過程に注目する

大学は2026年7月3日、音楽学部・短大音楽科の音楽クリエイター&アーティストコースと徳島インディゴソックスの共同制作について発表しています。球場で音響確認を行い、結果を踏まえて楽曲を修正していく段階として紹介されています。[3]

これは活動例であり、学部生全員の参加実績や、完成済みの作品実績を意味しません。記事で紹介された段階と、自分が実際に参加した範囲を区別してください。

参加経験がある場合は、どんな要望を受け、どこを確認し、何を修正したかを整理できます。参加していない場合も、授業や自分の制作で、相手や環境に合わせて変えた経験がないか振り返ってみましょう。

「長年続けた」から、具体的な自己PRへ進める

音楽を続けた年数だけでなく、うまくいかない時期にどう取り組んだかを伝えます。受賞歴がなくても、練習方法を見直した、周囲と調整したといった経験は整理できます。

  • 目標:どんな演奏や作品を目指したか
  • 課題:どこに難しさを感じたか
  • 行動:確認・練習・相談の方法をどう変えたか
  • 学び:次の活動でも続けたいことは何か

編集部の架空の例なら、合奏で入りのタイミングが合わず、練習の確認方法を仲間と相談して変えた経験です。自分の実体験に置き換え、全体を率いていないのにリーダーだったと書く必要はありません。

音源・作品は、提出条件と公開範囲を確認する

作品提出を求められた場合は、指定された形式、長さ、点数、締切を先に確認します。自分が演奏・作曲・編曲・編集等のどこを担当したかも明確にしましょう。

他の演奏者が参加した録音、他者の楽曲や素材を含む作品は、利用条件や必要な許諾を確認してから提出・公開します。学内や共同制作の資料も、大学や相手先のルールに従ってください。

一般企業への応募で作品提出が求められていない場合は、相手が確認できる形式で経験を説明します。作品を見せればすべて伝わると考えず、取り組みの目的と工夫を短く話せるようにしましょう。

資格に関わる進路は、学科に条件を確認する

学科は音楽教育や音楽療法等に関わる進路・資格の支援を案内しています。資格を紹介していることと、全員が同じ条件で取得し、希望職種へ採用されることは別です。[2]

希望する資格や免許について、必要な履修、実習、試験等を学科へ確認します。勤務先の採用試験や募集時期も別に調べてください。

企業就職と併せて考える場合は、実技や資格の学習時間、応募準備の時間を一枚の予定表に入れます。専門の準備が終わるまで、一般企業の締切を見ないままにしないようにしましょう。

大学の相談で、音楽の経験を専門外の人へ伝える

大学は個別相談、就職ガイダンス、学内合同企業説明会、面接等の対策を案内しています。支援の開催時期や対象は現在の学内案内で確認してください。[4]

相談には気になる募集要項と、練習・制作で工夫したことのメモを持参します。「音楽を知らない人にも伝わるか」という視点で見てもらうと、説明を整理しやすくなります。

学歴や専門への不安がある場合も、募集条件を読んでから候補を判断しましょう。大学名だけで選考結果を断定することも、音楽経験が必ず評価されると保証することもできません。

今週は、興味のある仕事と経験を一つずつ書く

  • 専門の仕事と企業の募集をそれぞれ調べる
  • 仕事・条件・締切を同じ項目で比較する
  • 練習や制作で自分が工夫したことを一つ整理する
  • 必要なら音源や作品の提出条件を確認する
  • 大学へ相談し、次の応募や準備の期限を決める

音楽を仕事にするかどうかを一度に決め切る必要はありません。仕事内容と条件を調べながら、自分が大切にしたい働き方を具体化しましょう。

一般企業も含めた企業選びや、音楽経験の自己PRで迷う場合は、逆転就活塾の無料相談でも次の行動を整理できます。今まで取り組んだことを、相手に伝わる言葉へ変えることから始めてください。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 徳島文理大学:就職状況確認日:2026-09-10 / 音楽学部2025年卒業生。短期大学部と区別
  2. 徳島文理大学:音楽学部音楽学科確認日:2026-09-10 / 5コースと学び
  3. 徳島文理大学:テーマミュージック制作プロジェクト確認日:2026-09-10 / 2026年7月3日・制作と音響確認の活動例
  4. 徳島文理大学:就職支援の内容確認日:2026-09-10 / 相談と選考対策

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