2025年度の学部就職先一覧は27人が対象

理学部の公式進路ページには、2025年度の理学部卒業生の就職27人の一覧があります。同じページに修士修了生や博士修了生の就職先も並んでいるため、自分の課程に合う見出しを確認して読むことが大切です。[1]​​​‌‌​‌​​​‌​‌​‌‌​​‌​‌​​​​‌​‌​​​​​‌​‌‌‌‌‌‌‌​‌​‌‌​​‌‌​​​‌​‌​​‌‌​​​

卒業者全体の構成を確認できる全学表は2024年度で、理学部卒業者312人のうち進学273人、就職者等29人、その他10人です。2025年度の就職27人を、前年の卒業者312人で割って就職率を作ることはできません。[2]

大学の進路ページは大学院へ進む学生が多いことを説明していますが、自分も進学しなければならないと決める必要はありません。研究を続ける目的と、希望職種の応募条件を分けて調べます。学部卒で就職する人の人数が少ないことを、選考の通過しにくさと同じ意味で扱わないようにしましょう。[1]

学部卒の就職先例から、具体的な職種へ進む

2025年度の学部卒業生の一覧には、東京エレクトロン、東北電力、東日本旅客鉄道、三井住友カード、東芝、国土交通省国土地理院、日本気象協会などが掲載されています。研究機関だけではなく、企業・官公庁などに進路があることが確認できます。[1]

ただし、社名や機関名から、研究開発職なのか、別の職種なのかまでは分かりません。同じページの大学院修了生の一覧には異なる企業もありますが、それを学部卒の実績へ移さないようにします。応募する際は、企業の最新の募集情報で職種・学位・専攻の条件を確かめてください。

就職先例から次に調べること(編集部提案)
見る項目確かめる内容
職種担当する仕事は何か
専門条件自分の学位や専攻で応募できるか
業務との接点理論・実験・計算・調査の何が関係するか
配属希望と配属の関係はどう案内されているか
選考必要な書類や説明する内容は何か

大手企業を検討することと、大手の実績があるから受かると考えることは分けましょう。大学別の採用基準や個人の内定確率は、この一覧からは分かりません。規模だけではなく、関心のある課題に取り組める仕事かどうかを比べてみてください。

7学科の専門を、調べた方法と判断で説明する

理学部には数学、物理学、宇宙地球物理学、化学、地圏環境科学、地球惑星物質科学、生物学の7学科があります。基礎から専門へ積み上げ、講義に加え演習、実習、実験を通じて学び、研究室での教育へ進む方針が示されています。[3] [4]

就活では、研究対象が社会にすぐ役立つかだけを気にする必要はありません。何を明らかにしたいと考え、どのような方法で確かめたかを説明します。自分の専攻の全員に同じ強みがあると述べるより、実際に行った作業を具体的にすることが重要です。

分野に応じて振り返る問い(編集部提案)
経験の例自分が判断した点
数理の証明・計算前提や条件をどのように確かめたか
物理・化学の実験測定条件や誤差をどう検討したか
宇宙・地球の観測や分析観測できる範囲と推測をどう区別したか
地球科学の調査現場の情報と既存資料をどう照合したか
生物学の研究比較対象や再現性をどう考えたか

これは各学科の履修内容を一律に示す表ではなく、経験を探すための問いです。理論中心、計算中心、実験中心など自分の学び方に合わせ、履修していない内容を付け加えないようにします。

就職か進学かは、研究と仕事を二つの軸で比べる

研究を続けたい気持ちと、就職が不安だから進学したい気持ちは、分けて考えてみましょう。研究の問いを深めるためにどんな指導や時間が必要か、仕事ではどんな役割に関心があるかをそれぞれ書き出します。

希望職種に修士等の学位条件がある場合は、実際の募集要項で確認します。すべての研究開発職に同じ条件があると断定せず、会社・職種ごとに調べてください。大学院を修了すれば希望職種に入れるという保証もありません。

進路を比較するメモ(編集部提案)
比較項目学部卒就職で確かめること進学で確かめること
目的関わりたい業務深めたい研究の問い
条件募集される学位・専攻入試・指導分野
準備経験の説明と選考対策研究計画と必要な学習
見通し入社後に学ぶ環境期間・費用・修了後の候補

決めきれないときは、指導教員へ研究上の関心を、就職担当やキャリア相談へ募集条件と仕事への関心を示します。「理学部ならどちらが正解か」という大きな問いを、自分に不足している情報の確認に分けると前に進みやすくなります。

成果だけでなく、確かめ直した過程を自己PRにする

研究成果がまだ出ていない場合でも、自己PRの材料がないとは限りません。方法の見直し、論文の比較、条件の整理、結果の解釈など、自分が責任を持って取り組んだ部分を選びます。チームや研究室全体の成果と自分の成果は区別してください。

編集部の架空の例では、計算結果が予想と違ったとき、入力条件と前提を一つずつ確認し、比較の基準が一致していなかったことに気づいた経験が考えられます。粘り強さという言葉だけでなく、何をどの順で確かめたかを話す形です。実際の経験に置き換え、存在しない数値改善を加えないでください。

  1. 研究や授業の目的を専門外の人にも分かる一文にする。
  2. 難しかった点を一つ選ぶ。
  3. 自分が考え、試したことを順序立てて書く。
  4. 分かったことと、まだ分からないことを分ける。
  5. その経験が応募先の仕事とどう関係するか考える。

未公開研究などは、説明できる範囲を教員と確認します。守るべき情報を省いた上で、問題を捉え直した行動や判断の方法を説明することはできます。専門用語を減らしても、事実の範囲を広げたり意味を変えたりしないようにしましょう。

研究説明と求人を並べて相談する

理学部の教育方針には、研究室教育での研究指導やキャリア形成支援が含まれています。研究の方向性は所属の教員に相談し、就職の準備では大学のキャリア支援室の個別相談も活用できます。[4] [5]

個別相談はWeb予約の案内があり、実施方法は予約画面で確認します。求人の条件と研究説明を一緒に持参すると、応募資格の確認、仕事の理解、伝え方の改善を分けて相談できます。[5]

  • 今日:公式資料の学部・修士・博士の見出しを分けて読む。
  • 今週:応募候補二つと、自分の研究経験を一枚にする。
  • 相談後:分かりにくかった説明を直し、未確認の条件を調べる。

進路の比較や自己PRに悩む場合は、逆転就活塾の無料相談も活用できます。大学名や周囲の進学の多さだけで決めず、自分が探究してきたことと、関わりたい仕事をつなげていきましょう。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 卒業後の進路確認日:2026-09-10 / 2025年度学部就職27人の一覧、修士161/博士49と分離
  2. 卒業後の状況(進路状況調)確認日:2026-09-10 / 2024年度卒312、進学273、就職者等29、その他10
  3. 学部・大学院・附置研究所等確認日:2026-09-10 / 理学部の現行7学科
  4. 教育方針確認日:2026-09-10 / 学部の積み上げ型教育と演習/実験/研究室、院とは分離
  5. 個別相談確認日:2026-09-10 / Web予約と実施方法

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