2025年度の就職先を、分野と法人で確認する

東邦大学の受験生向け薬学部案内は、2025年度の主要就職先を分野別に掲載しています。保険薬局・ドラッグストアには日本調剤、スギ薬局、ウエルシア薬局、アインホールディングスなど、病院には東邦大学医療センター、国立がん研究センター東病院、順天堂大学医学部附属浦安病院などの例があります。[1]​​​​​​​‌​​‌​‌​‌​​‌‌‌​‌‌​​‌​‌​​​​​​‌‌‌​​‌​‌​​‌‌​‌‌‌​​‌​‌​​‌​​‌​​​

2025年度実績の掲載例
区分主な掲載先
保険薬局・ドラッグストア日本調剤、スギ薬局、ウエルシア薬局、アインホールディングス
病院東邦大学医療センター、国立がん研究センター東病院、順天堂大学医学部附属浦安病院
病院レジデント千葉大学医学部附属病院、亀田総合病院、東京ベイ・浦安市川医療センター
製薬・化学/治験アストラゼネカ、塩野義製薬、第一三共、中外製薬、メディサイエンスプラニング
官公庁千葉県
[1]

病院と病院レジデントは大学が別区分で掲載しています。名称だけで同じ採用条件や雇用形態と考えず、応募する募集の内容を確認してください。製薬会社の名前があっても、研究・開発・営業など、どの職種に配属されたかは一覧だけでは分かりません。

掲載企業への入社や希望部署への配属が保証されるわけではありません。大手を志望する場合も、企業名を知ることと、自分が担いたい仕事を理解することを分けて準備しましょう。

病院・薬局・企業を同じ項目で比べる

薬学部の進路案内は、病院・薬局だけでなく、製薬、化学・化粧品・食品関連、医薬品開発に関わる業務、行政などへ学びを生かす選択肢を説明しています。これらは一般的な進路の案内であり、全てが2025年度の就職先という意味ではありません。[2]

応募先の比較表(編集部提案)
項目確認する内容
仕事募集する職種と日常の業務
相手患者、医療従事者、顧客など、誰と関わる役割か
条件必要な学位・資格や取得見込みの扱い
学ぶ環境入職後に指導・相談・振り返りを行う仕組み
生活勤務地や勤務条件、継続して働く上で重視する点
将来どんな経験を積み、役割を深めたいか

病院か薬局かを決めきれていない場合は、それぞれ一つずつ募集を選び、仕事の内容を比べます。企業を考える場合も「薬の知識を使えそう」という印象から一歩進め、実際の職務にどんな関心があるかを記してみましょう。

条件は法人や募集によって異なります。一覧にある名称をグループの別会社の実績へ置き換えず、どの法人のどの募集に応募するのかを確認します。分からない点は説明会や採用窓口への質問として残してください。

実務実習・研究と選考準備が重なる前に、調べることを決める

薬学部の公式案内は、高学年にCBT・OSCE、長期実務実習、卒業研究、国家試験対策などが重なることを挙げ、低学年からキャリアを考え、業界・企業の分析や試験対策に取り組む必要性を説明しています。[2]

これは全ての応募先の選考が同じ時期という意味ではありません。学内の予定と志望する募集の日程を別に確認し、実習先や研究室での予定も含めて整理します。資格取得のための準備を省いて就活だけを進めるのではなく、何をいつ相談するかを決めましょう。

  1. 実習・研究・学内試験など、動かしにくい予定を確認する。
  2. 候補の募集から、説明会・提出・選考の日程を書き出す。
  3. 実習前に調べられる業界・職種の情報をまとめる。
  4. 実習後には経験を短く記録し、志望理由に使う場面を整理する。
  5. 予定が重なる部分は、早めに教員やキャリアセンターへ相談する。

まだ応募先が決まっていない時期でも、二つの仕事の違いを調べることはできます。候補を増やすだけでなく、仕事内容の不明点を一つずつ解消しておくと、高学年で必要な準備を絞りやすくなります。

学内実習と研究から、自分が理解を深めた過程を選ぶ

薬学部は、基礎系・臨床系の実習設備を備え、専任教員に加え付属病院などの現役薬剤師が臨床系実習を指導すると案内しています。講義と実習を結び付ける教育環境に加え、入学時からの担任制、4年次からの研究室教員による研究・学修・就活の指導も紹介されています。[1]

選考で学びを伝える際は、教わった内容の説明と自分の行動を分けます。手技や知識を学んだというだけでなく、どの点で理解が足りないと感じ、何を確認し、どう整理し直したかを具体的にしましょう。

編集部の架空の例では、演習で説明内容を作るときに、専門用語が多いことに気づき、教員の助言を受けて伝える順序を見直した経験が考えられます。「説明が得意」と言うだけでなく、どこを変えたかを話す形です。実際の患者への効果や、行っていない指導を成果として加えないでください。

経験の点検欄(編集部提案)
記す内容
目的何を理解・確認しようとしたか
担当指導のもとで自分が実施した部分
工夫助言を受けて変えたこと、比較したこと
結果分かったことと、まだ学ぶ必要があること
公開範囲個人情報や未公開データを含めていないか

卒業研究を話す場合も、専門的な結果を大きく見せず、問いや方法を選んだ理由を説明します。共同研究の成果を自分一人のものにせず、自分の担当をはっきりさせることが大切です。

資格・就職・進学を一つの結果にしない

2025年度の進学先には、東邦大学大学院薬学研究科、慶應義塾大学大学院薬学研究科、昭和医科大学大学院医学研究科が掲載されています。進学することと就職すること、資格を得ることは別の選択や手続きです。[1]

国家試験の合格率を就職内定率と同じものとして読まないようにします。薬剤師資格に関する条件は学部に確認し、応募する仕事でどの資格や取得見込みが求められるかを募集資料で照合してください。大学の就職先一覧だけで、個人の資格取得や採用まで保証されることはありません。

研究を深めたいときは、取り組みたいテーマと進学先の環境を調べます。企業を志望する場合も、研究職に限定せず募集職種を確認し、自分が関心を持つ役割と必要な学位を照らし合わせましょう。

志望動機の出発点が「医療に貢献したい」でも構いません。その先に、誰のどんな課題に関わりたいか、応募先のどの仕事に接点があるか、実習や研究のどの経験からそう考えたかを加えると、自分の理由が具体的になります。

職種別の説明会と個別相談を準備に組み込む

薬学部の案内には、病院セミナー、薬局希望者向けガイダンス、企業合同説明会、OB・OG就職懇談会、公務員試験対策などの支援例があります。キャリアセンターと就職担当教員が連携し、個別相談やインターンシップなどを支援すると説明しています。[1]

参加する際は、「何となく情報を集める」だけでなく、自分の比較表で空いている欄を確かめる目的を持ちます。応募先の仕事内容が分からないのか、自分の経験を説明できないのかで、相談したい内容も変わります。

  • まず、二つの求人を同じ項目で比較する。
  • 次に、実習・研究で理解を見直した経験を一つ書く。
  • 個別相談では、志望理由と経験の接点を見てもらう。
  • 助言を受けたら、書類か質問のリストを一つ直す。

学修が忙しくなる前に比較の軸を作り、実習や研究で得た経験をその都度振り返っていきましょう。進路の選択肢を理解し、自分が担いたい役割を具体的にすることが、薬学部での学びを選考へつなげる準備になります。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 薬学部 薬学科について確認日:2026-09-10 / 2025主要就職先/進学先、教育、担任・4年研究室、支援。ほぼ100%や国試率は未採用
  2. 薬学部 進路・就職について確認日:2026-09-10 / 高年次の実務実習/研究/国試など、低年次キャリア形成。一般的進路と2025実績区別

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