2025年度卒109人のうち102人が臨床研修病院へ

東邦大学の進路表では、2025年度の医学部医学科卒業者は109人です。2026年5月1日現在、臨床研修病院の内訳は大森病院19人、大橋病院6人、佐倉病院13人、他施設64人。進学0人、その他7人と示されています。臨床研修病院の合計は102人です。[1]​​‌​‌‌​​‌‌​‌‌‌‌‌‌​‌​​​‌‌​​‌‌​​​‌​​​‌​‌‌​​​‌​​​​​‌​​‌​​‌‌​​​‌​‌​‌

2025年度卒業者の進路
区分人数
大森病院19人
大橋病院6人
佐倉病院13人
他施設64人
進学0人
その他7人
[1]

大学の表には「就職率」の欄もありますが、このページでは臨床研修先の人数として読みます。一般企業の内定率や医師国家試験合格率と同じ指標にはしません。国家試験に合格すること、希望する研修先に進むこと、その先の専門分野を選ぶことを分けて準備しましょう。

付属3病院への進路は計38人で、他施設への進路も掲載されています。付属病院の実績があるから自動的に採用される、外部だから難しい、といった判断はこの数字からできません。自分の希望と各研修プログラムの条件を比較するための材料として使います。

付属病院以外の研修先も、同じ項目で比較する

大学の2025年度卒業生の初期臨床研修病院一覧には、付属3病院のほか、連携病院の東京高輪病院・東京労災病院、他大学附属病院の千葉大学医学部附属病院・東京医科大学病院・日本医科大学付属病院などが記載されています。[2]

そのほか、南相馬市立総合病院、船橋市立医療センター、亀田総合病院、横浜市立市民病院、浦添総合病院なども掲載されています。これは当該年度の進路先の例で、今年度の募集人数や選考日程、施設の評価を示すものではありません。[2]

研修先比較の項目(編集部提案)
項目確認する内容
学びたいことプログラムの内容と自分の関心の接点
指導指導を受ける仕組みと相談先
経験どのような場で何を学ぶ計画なのか
振り返り評価や面談、学修支援の機会
生活勤務地、通勤、勤務や生活に関する条件
応募募集条件、必要書類、日程

実習で知っている病院でも、学生としての経験と研修医としての環境は同じとは限りません。見学では公開情報で分かった点を前提に質問し、説明を受けた日と自分の理解を記録します。病院の知名度と、希望する学びができるかを別々に考えることが大切です。

診療参加型実習と論文の経験から、自分の課題を整理する

医学部の受験生向け案内は、4年次から付属3病院で診療参加型臨床実習を始め、6年次には海外を含む外部施設で実習できることを説明しています。小グループの課題解決型学習や、一人ひとりに教員がつく医学論文の執筆指導も紹介しています。[3]

研修先への志望理由を考える際は、実習で関心を持ったことと、まだ学ぶ必要があると感じたことを分けて書きます。経験した診療科名だけでなく、何を理解しようとし、どんな指導が自分の学びにつながったかを振り返りましょう。

学修経験の整理(編集部提案)
経験取り出す内容
臨床実習観察したこと、指導を受けたこと、自分の課題
少人数での課題学習分担、根拠の確認、議論で考えを変えた点
論文問い、調べ方、資料の限界、教員の助言をどう受け止めたか
外部での経験環境の違いに気づき、確認したこと

専門的な成果を大きく見せる必要はありません。指導のもとで行ったことを、自分一人で判断・実施したように説明しないことが大切です。患者さんの個人情報や未公開データを出さずに、自分の学び方や課題を伝えられる形にします。

志望理由は「実習で感じた課題」と「研修で学びたいこと」をつなぐ

「幅広く学びたい」「良い医師になりたい」という言葉だけでは、多くの研修先に当てはまります。実習などでどのような課題に気づき、その課題に向き合う上で応募先のどの特徴に関心を持ったかを具体化しましょう。

編集部の架空の例では、複数の職種が情報を共有する場面を見て、自分には他職種の役割の理解が不足していると感じ、指導者に質問した経験が考えられます。そこから、研修で連携をどう学ぶのかを調べる形です。体験していない場面や、確認していない制度を加えないでください。

  1. 実習や学修で気づいた課題を一つ挙げる。
  2. その時に自分が確認・相談したことを書く。
  3. 次に学びたい内容を一文にする。
  4. 募集資料や見学で、応募先との接点を確認する。
  5. 分からない点を質問として残す。

見学の感想も、「雰囲気がよかった」だけで終わらせず、どんな説明や関わりからそう感じたかを書きます。ただし、一度の見学で職場全体を理解したと決めつけず、働く条件や指導の仕組みは資料や担当者への確認で補ってください。

臨床研修と研究の道を、自分の関心から検討する

医学部の進路案内は、卒業後の方向として臨床研修と基礎医学研究に向けた大学院進学を説明しています。2025年度の進路表では進学0人ですが、その年に該当者がいなかったことと、研究の道がないことは別です。[1] [4]

研究に関心がある場合は、テーマ、指導体制、課程の条件を指導教員などに確認します。臨床で学びたいことと研究で明らかにしたいことをそれぞれ書くと、相談する内容がはっきりします。進学と研修の制度を自分で一つの道筋に決めつけず、希望する課程の情報を確認してください。

大学名や周囲の希望だけで進路を決めるより、現在の自分に必要な学修を整理することが先です。今回の資料は、各施設への採用や将来の専門分野への進路を保証していません。応募条件を読み、自分の希望と比較する作業を続けましょう。

研修先を比較したメモで、教員や支援先へ相談する

東邦大学医学部は「卒後臨床研修/生涯教育センター」を設け、臨床研修と生涯教育を支援すると案内しています。学内で相談する際には、希望するプログラムと不明な条件を整理し、適切な担当へ確認しましょう。[3]

相談前に一枚にするもの(編集部提案)
内容
候補比較している研修先と、その理由
条件募集資料で分かったこと、まだ分からないこと
経験自分の関心や課題を示す実習・学修の場面
予定応募・見学と学修の予定
相談志望理由や準備で助言がほしい点

最初の行動は、二つの研修先を同じ項目で調べることでも構いません。その比較と実習での学びを結び付け、見学で確認する質問や志望理由を具体的にしていきましょう。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 医学部 進路状況確認日:2026-09-10 / 2025卒109/臨床研修102/進学0その他7、2026-05-01
  2. 臨床研修病院一覧確認日:2026-09-10 / 2025卒初期臨床研修先、人数個別不明
  3. 医学部 医学科について確認日:2026-09-10 / 4年臨床実習、6年外部、論文指導、センター
  4. 卒業後の進路確認日:2026-09-10 / 臨床と基礎研究の道、旧研修名称は本文に使わず

次の選考準備に役立つ記事