大学・大学院と、ほかの学びの場を区別する

桐朋学園大学は音楽学部音楽学科を置き、各楽器、声楽、作曲、指揮、ミュージコロジーなどの専攻を案内しています。大学院には修士課程と博士後期課程があり、公式サイトでは富山の桐朋学園大学院大学やオーケストラ・アカデミーも別に紹介されています。[1] [2] [4]​​​​​‌​​​​​​​​​‌​​​‌​​‌‌​‌​‌​‌​​‌‌​​‌​​‌​​‌‌​​‌‌‌​‌​​​​​​​​​​​​​

進路表の研究生やカレッジ・ディプロマ生を、大学院の修士課程と同じものとして数えることはできません。学びを続けたい場合は、授業や実技の内容、修了時の学位等、期間、費用をそれぞれ調べてください。名称が似ていても、同じ教育課程とは限りません。

また、進路ページにある大学院修了者の就職先を、学部卒業生の実績へ移してはいけません。本記事の人数表は学部卒業者129人を対象とした部分を使い、修士・博士の集計を足していません。[1]

2026年3月卒業生の進学先を、準備中と分けて見る

学部卒業者129人の進学欄(延べ人数)
掲載区分人数
桐朋・仙川 大学院修士課程31人
桐朋・仙川 研究生9人
桐朋・仙川 カレッジ・ディプロマ生8人
桐朋・富山 大学院大学修士課程1人
桐朋・富山 オーケストラ・アカデミー生7人
他大学・他大学院4人
海外留学4人
進学・留学準備中23人
[1]

進学・留学準備中は、すでに進学や留学をした人とは別の区分です。大学は進学・就職人数を延べ人数としており、学びながら演奏や学習支援の仕事をする人もいると説明しています。上の表と就職欄を足して卒業者数に合わせたり、その差を未定者とみなしたりしないでください。[1]

進学先は周囲の選択だけで決めず、何を深めたいかを具体的にすることが大切です。演奏を磨くのか、研究を進めるのか、将来の教育活動につなげたいのかを整理し、必要な学習環境と生活の条件を相談しましょう。

音楽の仕事と一般企業の実績は両方ある

2026年3月学部卒業生の就職欄から
区分掲載内容人数
学校教育公立高校教員、私立小学校教員各1人
学習支援業音楽教室 他5人
個人事業主教育・演奏・創作10人
その他の音楽関連河合楽器製作所1人
国家・地方公務員防衛装備庁・調布市合計2人
ほか一般企業龍角散、東京スバル、ル・クルーゼジャポン 他区分全体で17人
[1]

この人数も延べ集計です。一般企業17人を、掲載された各企業が17人ずつ採用したと読むことはできません。企業内の配属職種、給与、音楽活動との両立状況は、この一覧からは分かりません。進学者との重なりを含め、実人数の就職率へ換算することは避けましょう。[1]

個人事業主の区分は教育・演奏・創作をまとめたもので、全員が演奏だけで生活しているという意味ではありません。音楽関係の仕事を選ぶ場合も、実際の仕事内容や契約の形を確認する必要があります。

音楽と仕事を、三つの軸で整理する

進路を比較するメモ(編集部の提案)
自分に問いかけること
続けたい活動演奏、創作、研究、教えることの何を続けたいか
仕事の内容自分で表現する仕事か、人や場を支える仕事か
生活の条件必要な収入、時間、場所、学費等をどう確保するか

音楽を仕事にする場合でも、演奏、教育、制作、運営では日々の行動が異なります。「音楽業界」という大きな言葉でまとめず、自分が担当したい業務を調べましょう。演奏することが好きなのか、誰かが演奏できる環境を整えることにも関心があるのかで、探す募集は変わります。

一般企業へ就職しながら音楽を続けたい場合は、勤務時間や勤務地だけでなく、練習や発表に使える時間を具体的に考えます。反対に進学する場合も、学費や活動費と、仕事を組み合わせる余地を整理してください。どちらかを選べば不安がすべて解消する、と決めつける必要はありません。

今の希望を一つに絞れなくても、比較表を作ることはできます。候補を二つ並べ、共通して準備できることと、追加で確認したいことを書き分けると、次の相談が進みやすくなります。

キャリア支援を、目指す方向に合わせて使う

大学のキャリアサポートは、基本的なキャリア相談のほか、職業音楽家、音楽関係の仕事、一般企業、海外留学等に分けて案内されています。音楽家向けの講演やワークショップ、音楽を届けるアウトリーチ、音楽企業・団体でのインターンシップなどが紹介されています。[3]

一般企業への就職には事務局学生支援チームによる情報提供や卒業生との交流会、留学やコンクールにも情報提供が案内されています。説明会や支援プログラムの参加先を、そのまま卒業生の就職先と扱うことはできませんが、仕事や活動を理解する機会として活用できます。[3]

相談には、専攻、これまでの活動、気になる仕事や進学先、迷っている理由を持参します。「音楽しかしてこなかった」とまとめず、練習の改善、合奏での調整、作品制作、調査や発表など、自分が実際に行ったことを一つ挙げてみてください。

卒業生との交流では、仕事の名前だけでなく、応募前に準備したこと、日々の担当業務、音楽を続けるために工夫していることを質問すると、進路を具体的に考える材料になります。個人の経験は一例として受け取り、現在の募集条件も確認しましょう。

選考に向けて、経験と条件を同時に整える

演奏や制作の実績を応募に使う場合は、作品の成果だけでなく、目的、自分の役割、課題への対応、改善を説明できるようにします。共同制作や合奏の成果を自分一人のものとして語らず、本人が判断し行動した部分を示すことが大切です。

音楽を専門としない相手には、専門用語を短く補足しながら説明します。応募先が作品や音源を求める場合は提出条件を確認し、求められていない場合は無理に送るのではなく、面接や応募書類で伝える経験として整理しましょう。

教員等の資格が関係する仕事では、大学で取得できる免許と、採用に必要な条件を分けて確認します。大学のカリキュラム案内には所定の教職課程履修による中学校・高等学校の音楽の一種免許状が示されていますが、免許の取得と採用は別です。[2]

まずは希望する活動と働き方を書き出し、応募・出願の条件を一つ確認してください。逆転就活塾へ相談する際は、専攻、演奏や創作の経験、進学と就職の検討状況を伝えると、経験の言語化や一般企業も含めた比較を進められます。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 桐朋学園大学 主な進路・就職先確認日:2026-09-10 / 2026年3月卒業/修了、留学一覧2023~25年度/HTML main全本文読了
  2. 桐朋学園大学 音楽学部カリキュラム紹介確認日:2026-09-10 / 2026年度・現行案内/HTML main全本文読了
  3. 桐朋学園大学 キャリアサポート確認日:2026-09-10 / 2026年度・現行案内/HTML main全本文読了
  4. 桐朋学園大学 教育研究上の基本的な情報確認日:2026-09-10 / 2026年度・現行案内/HTML main全本文読了