2026年3月卒業生の就職先を区分ごとに見る

学部卒業者129人の就職欄(延べ人数)
掲載区分就職先・活動人数
学校教育公立高校教員1人
学校教育私立小学校教員1人
学習支援業音楽教室 他5人
個人事業主教育・演奏・創作10人
上記以外の音楽関連の仕事河合楽器製作所1人
国家・地方公務員防衛装備庁・調布市合わせて2人
ほか一般企業龍角散、東京スバル、ル・クルーゼジャポン 他区分全体で17人
[1]

人数は進学・就職を通して延べ人数と明記されています。学びを続けながら演奏や学習支援の仕事をする人もいるため、進学者と就職者を重複のない集団として足すことはできません。企業名が複数ある行の人数を、各企業の採用数と読み替えないでください。[1]‌‌​​​​‌​​‌​​‌‌‌‌​‌​​​​‌​‌‌​​‌​‌‌‌​‌​​‌​​​​​‌‌​‌‌​​‌​‌​​​​‌‌​​​​‌

この表には、専攻別の人数や一般企業での配属職種までは示されていません。東京スバルの名前をSUBARU本体の採用実績と扱うなど、掲載法人を別の会社へ置き換えることも避けましょう。興味のある企業は、その法人の募集を確認します。

進学や留学の準備中を、進学済みと混同しない

同じ学部の進路表では、仙川の大学院修士課程31人、研究生9人、カレッジ・ディプロマ生8人、富山の大学院大学修士課程1人、オーケストラ・アカデミー生7人、他大学・他大学院4人、海外留学4人と掲載されています。別に進学・留学準備中23人の行があります。[1]

研究生やディプロマ、アカデミーをすべて大学院修士課程と呼ぶことはできません。また準備中の人を、入学・留学した人数へ足すこともできません。進学を検討する場合は、学ぶ内容、修了時の学位等、費用、活動や仕事との両立をそれぞれ確認しましょう。

演奏や研究を続けるか、就職するかを一度に決めきれなくても、希望する活動と生活の条件を分ければ相談しやすくなります。ほかの人の進路の多さだけで決めず、自分が次の段階で何を身に付けたいかを書き出してみてください。

専攻によって、経験の伝え方を変える

現在の音楽学部音楽学科には、各楽器、声楽、作曲、指揮、ミュージコロジーなどの専攻があります。カリキュラムでは、2024年度入学生までは音楽学専攻という名称だったと明記されています。新しい名称や教育内容に、2026年卒業生の専攻別実績を推定で結び付けないようにしましょう。[2]

専門の経験を選考で説明する観点(編集部の提案)
経験整理したい行動
演奏・室内楽解釈の検討、個人練習、合わせでの調整、講評後の修正
作曲・音制作依頼や作品の意図、試作、録音・編集、共同制作者との調整
音楽研究問い、資料の選び方、分析、分かったことと残った課題
音楽を伝える活動聴き手の想定、曲目や説明の工夫、相手の反応を受けた改善

長く音楽を続けてきた事実だけで、どの職種にも適性があると説明する必要はありません。本人が行った工夫を一つ選び、応募する仕事のどの行動と接点があるかを考えましょう。練習時間や受賞歴だけに頼らず、課題を見つけて改善した過程も材料になります。

合奏や共同制作は、本人の担当を具体的にする

大学は室内楽・二重奏ソナタの授業を案内し、オーディションを通過したグループが出演する演奏会も紹介しています。授業の履修と演奏会への出演は別なので、経験を説明するときも実際に参加した範囲を示してください。[3]

室内楽なら、意見が違ったときに何を確認し、どのように音楽を合わせたかを振り返れます。全員の演奏成果を自分一人の成果にせず、担当楽器、練習や打ち合わせでの役割、相手の意見を受けて変えた点をまとめます。

作曲専攻MSDでは、作曲に加えて録音・編集等を学び、武蔵野美術大学映像学科や桐朋学園芸術短期大学との共同制作が紹介されています。作品紹介では、映像や舞台の目的を理解し、音にどう反映したか、自分が制作した部分はどこかを説明すると具体的です。[4]

録音や作品を応募先へ提出する場合は、必要な形式と提出条件を確認し、共同制作者や演奏者の許可など、共有してよい範囲も確かめましょう。音源だけを渡すのではなく、制作の目的、担当、工夫を短く添えると、相手が判断しやすくなります。

研究・教育の進路は、条件と実績を分けて調べる

ミュージコロジー専攻は、多様な音楽を研究し、言葉で伝える学びを案内しています。英語による授業やアート・マネジメント、卒業論文なども紹介されています。学んだ分野をそのまま職種名に置き換えるのではなく、資料を調べ、考えをまとめ、相手に伝える行動を説明しましょう。[5]

教職課程では、所定の履修等により中学校・高等学校の音楽の一種免許状を取得できるとされています。免許取得と教員採用は別の段階です。また就職先に私立小学校教員の掲載があることを、大学で小学校教員免許を取得できる根拠としてはいけません。[2] [6]

音楽教室も、担当する対象や授業形態、雇用・契約条件が募集ごとに異なります。演奏能力に加え、相手の理解に合わせて説明した経験や、指導を振り返る姿勢を整理してください。個別の応募条件は募集元で確認しましょう。

音楽の仕事と一般企業の両方を比較する

キャリアサポートでは、音楽家向けの講演・ワークショップやアウトリーチ、音楽企業・団体でのインターンシップ、一般企業の情報提供などを案内しています。演奏、音楽関連の仕事、一般企業への就職を分けて相談できる内容です。[7]

一般企業を検討するなら、音楽を続けられる勤務条件と、担当したい仕事を別々に確認します。音楽関連の企業でも、演奏する仕事とは限りません。業務内容、求める経験、勤務地、勤務時間を比較し、情報が足りない部分は説明会等で質問しましょう。

まずは経験を一つ選んで目的・担当・工夫・改善点を書き、関心のある募集と並べてみてください。逆転就活塾へ相談する際は、専攻、演奏や創作の経験、進学の検討状況、一般企業も希望するかを伝えると、応募先の整理と選考での説明を具体化できます。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 桐朋学園大学 主な進路・就職先確認日:2026-09-10 / 2026年3月卒業/修了、留学一覧2023~25年度/HTML main全本文読了
  2. 桐朋学園大学 音楽学部カリキュラム紹介確認日:2026-09-10 / 2026年度・現行案内/HTML main全本文読了
  3. 桐朋学園大学 室内楽・二重奏ソナタ確認日:2026-09-10 / 2026年度・現行案内/HTML main全本文読了
  4. 桐朋学園大学 作曲専攻MSD確認日:2026-09-10 / 2026年度・現行案内/HTML main全本文読了
  5. 桐朋学園大学 ミュージコロジー専攻確認日:2026-09-10 / 2026年度・現行案内/HTML main全本文読了
  6. 桐朋学園大学 教職課程確認日:2026-09-10 / 2026年度・現行案内/HTML main全本文読了
  7. 桐朋学園大学 キャリアサポート確認日:2026-09-10 / 2026年度・現行案内/HTML main全本文読了