共創学部の就職先は、想定と採用実績を分ける

大学の池袋キャンパス紹介は、共創学部が2026年度に開設したと記載しています。学部案内ではデジタル共創学科を紹介しています。新設学部なので、2023〜2025年度の大学全体の就職先を、この学部の卒業生の実績として扱うことはできません。[1] [2]

学科公式の進路欄は、健康医療、スポーツ、ビジネス、メディアの4分野で活躍が期待される進路を例示しています。これは学びからめざす仕事の案内で、就職率や内定実績とは異なります。[3]

過去の卒業実績がないことを、そのまま就職に不利という結論にする必要もありません。現在のカリキュラム、支援、応募先が求める条件を確認し、自分が何をできるようになったかを積み上げていきましょう。

4分野の想定進路を、仕事を調べる入口にする

学科はプログラミング、AI、IoT、データサイエンス等の知識を、健康医療・スポーツ・ビジネス・メディアへ活用する学びを紹介しています。専門分野の仕事を全てできるという意味ではなく、デジタル技術をどう使うかを学ぶ内容です。[3]

学科公式が紹介する活躍分野の例
分野仕事内容を調べる方向
健康医療医療情報の管理・活用、関連システムの開発・運用等
スポーツ競技や活動のデータ活用、商品企画や活動支援等
ビジネス業務改善、データ活用、マーケティング等
メディアデジタル制作、Webメディア運営、情報発信等
[3]

表は想定分野の整理です。病院に関係する分野だから医療資格を取得できる、スポーツ分野だからプロチームに採用される、と読み替えないでください。応募する職種の資格・技能条件は個別に調べます。

「デジタルを使う」を、自分が担当したい仕事に分ける

デジタルという言葉だけでは、働く姿が具体的になりにくいかもしれません。システムを作る、データを整理する、業務の困りごとを聞く、利用者へ説明する、コンテンツを作るなど、どの行動に興味があるか考えてみましょう。

  • 気になる分野の企業を一社選び、事業と顧客を調べる。
  • 新卒の募集職種と、入社後の担当業務を確認する。
  • 必要な技能と、入社後に学べる範囲を分ける。
  • 授業や制作の経験との接点を一つ書く。

企画やデータ分析に関心がある場合も、その会社で新卒がどの仕事から始めるかを確認します。募集要項の言葉が分からないときは、職種説明や社員紹介を読み、大学の相談窓口で疑問を整理してください。

大学名への不安だけで候補を狭めず、条件を満たす募集を調べることが大切です。同時に、デジタル分野を学ぶだけで採用されると考えず、自分が経験したことを説明できる準備をしましょう。

授業の成果物は、目的と自分の担当を一緒に残す

学科はPC操作からICT・AIの活用まで、複数の教員や専門分野の教員、企業の専門家と学ぶ実践的な授業を紹介しています。課題や制作を行ったら、完成物だけでなく、考えた過程を残すと後の自己PRを作りやすくなります。[3]

成果物と一緒に記録する項目
項目記録する内容
目的誰のどんな困りごとを解決したかったか
担当自分で行った部分と、共同作業の分担
方法利用したデータ・ツール、比較した案
修正うまくいかなかった点と、変えたところ
結果確認できたことと、未確認の限界

小さな集計表や簡単なアプリ、Webコンテンツでも、自分で考えて修正したことを説明できます。利用者の反応を確認していないなら効果を断定せず、架空の売上改善や評価を加えないでください。

AIや共同制作の使用範囲を、正確に説明する

AIツールや既存素材を使った成果物では、どの部分を自分が考え、どこで補助を受けたかを説明できるようにします。提出先のルールがあればそれに従い、他人の成果を自分だけで作ったものとして示さないことが大切です。

授業や研究で扱うデータも、公開してよいとは限りません。個人情報、企業から受け取った資料、利用条件のある画像や文章は、大学や権利者の条件を確認してください。見せられない場合は、題材を特定しない範囲で方法と自分の役割を説明します。

面接で「本当に自分で理解しているか」を確かめられたときに備えて、手順を振り返りましょう。どこを確認し、なぜその方法を選び、どんな限界があるのかを話せると、完成物の見栄えだけに頼らず経験を伝えられます。

資格は、目的と取得状況を分けて扱う

学科はMOS、基本情報技術者試験、ITパスポート試験、情報セキュリティマネジメント試験、データサイエンティスト検定等を、めざせる資格として紹介しています。授業内での試験対策も案内されていますが、在籍すれば全員が合格するという意味ではありません。[3]

取得済み、受験予定、学習中を区別して記録します。資格を増やすこと自体を目的にせず、応募先の仕事を理解するために必要な知識か、基礎を固めるためかを考えて学びましょう。

まだ1年次などで就活まで時間がある人は、興味のある分野を一つ試し、課題を作り、振り返りを残す流れを繰り返せます。全ての分野の将来像を今決める必要はありません。学んだことと、次に知りたいことを相談につなげてください。

新設学部でも、就職相談は早くから利用する

学科公式は1〜3年次のキャリアデザイン系科目、就職支援室と連携した相談・企業情報・インターンシップ支援を紹介しています。大学の就職Q&Aも、1年次から支援室を利用でき、キャリアカウンセラー相談は無料・事前予約制と案内しています。[3] [4]

相談では、共創学部の学生向けの案内を確認し、気になる仕事と授業で取り組んだことを伝えましょう。他学部の実績を自分の学部の実績として紹介する必要はありません。今利用できる求人や学ぶ機会を確認し、次の行動を決めます。

逆転就活塾への相談では、新しい学部での将来の不安や大学名への心配を整理し、企業の調べ方と経験の伝え方を考えられます。共創学部であること、興味のある4分野のどれか、現在の学修や制作の状況を伝えてください。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 帝京平成大学:池袋キャンパス確認日:2026-09-09 / 共創学部2026年度開設
  2. 帝京平成大学:共創学部確認日:2026-09-09 / デジタル共創学科と学部案内
  3. 帝京平成大学:デジタル共創学科確認日:2026-09-09 / 4分野の想定進路、教育、資格、キャリア支援
  4. 帝京平成大学:就職Q&A確認日:2026-09-09 / 1年次からの相談・予約条件

次の選考準備に役立つ記事