心理学部の就職率と進学者数を確認する

大学公式の2025年度卒業者データは2026年5月1日現在の集計です。心理学部は就職希望者112人、就職決定者109人、就職率97.3%です。進学決定者9人の括弧内に大学院進学者9人が記載されており、二つを足して18人とは数えません。[1]

就職決定者には正規雇用のほか1年以上の契約・派遣社員を含み、アルバイトを除きます。留学生を除く集計でもあります。そのため、卒業生全員の正社員就職率や心理専門職への就職率ではありません。[1]

学部紹介には大学院臨床心理学専攻の公認心理師試験合格率の説明もありますが、学部卒業生の就職率とは対象も意味も違います。学部から就職するか進学するかを考えるときは、それぞれの資料を分けてください。[2]

福祉関連だけでなく、企業・公務の実績もある

2025年度の主な就職先には、昭和システムエンジニアリング、日本ビジネスシステムズ、イオンリテール、ベルク、みずほフィナンシャルグループ、LITALICO、ポピンズエデュケア、ベネッセスタイルケア、すかいらーくホールディングスなどが掲載されています。[1]

そのほか社会福祉法人東京都社会福祉事業団、埼玉石心会病院、甲州市役所、埼玉県警察本部、山梨県警察本部なども記載されています。ただし勤務先の名称だけでは、心理職・事務職などの採用職種や人数は分かりません。病院名があることを心理専門職の実績に読み替えないでください。[1]

興味のある勤務先を選んだら、今年の採用案内で実際の仕事と必要条件を確認します。企業名を知っていることより、誰を対象にどんな業務を担当するのかを理解することが、進路比較の入口になります。

臨床・犯罪・子どもの学びを、希望する仕事から整理する

心理学部は臨床の心理、犯罪の心理、子どもの心理の3コースを紹介しています。心の問題、犯罪・非行、子どもの発達や支援など、関心の違いに応じた学びがあります。[2]

大学が挙げる将来の職業例と、卒業生の実際の就職先は別です。コースに所属しただけで、紹介される資格や職業に就けるわけではありません。必要な履修、資格、採用区分を学部や募集元の最新案内で確認しましょう。

関心を進路の質問に変える例
関心調べる質問
臨床・相談誰にどのような支援をする仕事で、何が必要か
犯罪・非行支援、調査、防犯など、どの業務に関心があるか
子ども・発達教育・福祉・サービスのどんな場面に関わりたいか

これは編集部の進路整理の例です。特定コースの採用実績を表したものではありません。興味の対象と職名をすぐに一対一にせず、日々の仕事内容から比較してみてください。

進学と学部卒就職は、目的・条件・時間で比べる

専門職を目指して進学を検討するなら、研究したいテーマと将来担当したい仕事を分けて書きます。希望研究室、必要な履修、費用、準備期間を調べ、自分の予定に入るかを確認しましょう。大学院へ進めば希望職に必ず就けるという前提にはしないでください。

一般企業も考えている場合、進学の検討が終わるまで企業研究を全部止める必要はありません。求人や説明会で仕事を知り、自分が関心を持つ場面があるか確かめる方法があります。どちらを選ぶにしても、不安から逃げるだけの選択になっていないかを相談で整理できます。

資格の名称を応募書類に書く際は、取得済み・取得見込み・学習中を区別します。自分の履修でどの条件を満たせるか不明な場合は、教員や担当窓口に確認してください。

心理学の知識を、相手を決めつけない行動へ

「心理学を学んだから人の気持ちが分かる」という表現では、行動の根拠が伝わりません。相手の話を確認した、反応を記録した、別の可能性を考えたなど、実際に行ったことを説明しましょう。相手の心理を断定する必要はありません。

次は書き方を示す架空の例で、内定事例ではありません。「思い込みで判断せず、相手に確認することが強みです。グループ活動で意見が少ない人がいた際、参加する意欲がないと決めつけず、話しにくい点を聞きました。意見を出す方法を見直し、各自の考えを整理して共有しました。」

自分の経験にするときは、何を確認し、どの方法を変え、どんな反応があったかを具体化します。授業の調査を使う場合も、対象者を特定する情報は出さず、質問や分析の工夫を説明してください。研究や実習の資料を外部へ見せられる範囲は、大学や提供元の取り決めも確認します。

研究の経験が少ない場合は、アルバイトやサークルでの対話でも構いません。資格や派手な成果で埋めるより、自分の行動を質問されても説明できることを目指しましょう。

担当アドバイザーには、迷いを具体的な資料で伝える

大学は全学生向けの個別相談と、3年次からの担当アドバイザーを案内しています。学生限定のWebシステムでは求人や卒業生の採用実績、インターンシップ情報等を確認できます。[3]

相談には、進学で調べている内容と、関心のある求人を持っていきます。「何が違うか分からない」「経験をどう伝えるか分からない」という点を具体化すると、次に確認することを決めやすくなります。専門職の条件や履修については学部にも確認してください。

今週は、仕事と経験を一つずつ具体化する

  • 心理・福祉・企業など、比較したい仕事の採用案内を読む。
  • 必要な資格や学修と、仕事内容を分けて記録する。
  • 授業や活動で確認・対話を工夫した場面を一つ書く。
  • 大学や就活相談で、次の応募・学習・進学調査を決める。

大学名への不安や、心理学部なのに専門職以外へ進んでよいのかという迷いだけで結論を急がず、自分の関心と条件を整理してみましょう。逆転就活塾への相談でも、納得できる進路と経験の伝え方から具体化できます。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 駿河台大学:2025年度就職状況確認日:2026-09-09 / 心理の人数・就職先、内数と統計対象
  2. 駿河台大学:心理学部確認日:2026-09-09 / 3コース、大学院資格試験は学部就職率と別
  3. 駿河台大学:就職支援確認日:2026-09-09 / 担当制・相談・学生システム

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