2025年度は卒業209人、就職116人、進学26人
上智大学の2025年度進路状況報告書では、国際教養学部の卒業者209人のうち、就職116人、進学26人、その他45人、未届22人でした。その他には就職活動の継続、資格試験や進学の準備、海外渡航、アルバイトなどが含まれると説明されています。残りの学生を一括して「就職できなかった」とみなすことはできません。[1]
| 区分 | 人数 | 読む際の注意 |
|---|---|---|
| 就職 | 116人 | 卒業者209人全員の就職希望を示すものではない |
| 進学 | 26人 | 就職と別の進路区分 |
| その他 | 45人 | 活動継続や進学準備、渡航等を含む |
| 未届 | 22人 | 大学への届出による進路が未把握 |
別の公式資料「2025年度卒業 学科別進路状況」では、国際教養学部の就職希望者は139人、就職者は116人で、就職率83.5%と公表されています。これは就職者を就職希望者で割った値です。全学の就職率約97%を学部の数字として使ったり、卒業209人を分母にした割合と混同したりしないようにしましょう。[2] [6]
企業一覧は2021〜2025年度の実績として読む
公式の学部別進路先上位企業一覧は、2021〜2025年度を対象にしています。国際教養学部には、楽天グループ、アクセンチュア、アマゾンジャパン、日本アイ・ビー・エム、ブルームバーグL.P.、ゴールドマン・サックス証券、外務省などが掲載されています。一年度の就職先一覧や、企業別の採用人数を示すものではありません。[2]
外資系企業や国際的な事業のある企業も応募先を探す候補になります。ただし、企業名から海外配属、使用言語、職種を推定することはできません。「英語を使える会社」を探すだけでなく、英語で何をするのか、顧客対応か、調査か、資料作成かを確認すると、必要な準備が見えてきます。
大手や外資系を目指す場合も、大学名や英語で学んだ経歴だけで選考に通るとは判断できません。学位・専攻の条件、仕事で求められる日本語と英語、募集拠点、応募書類の形式を確認します。海外勤務を希望する場合は勤務地の明記された募集を調べ、学部の実績一覧と個別の応募条件を切り分けてください。
英語力に加え、3専攻で何を考えたかを伝える
国際教養学科は英語で学ぶリベラルアーツ教育を提供しています。コア科目で文章作成、スピーキング、批判的思考を学び、専門分野を深める構成です。比較文化、国際ビジネス・経済、社会科学の学びを、自分が分析した対象や判断した経験へ置き換えると、英語力だけではない説明ができます。[3]
| 専攻分野 | 公式の学習内容 | 自分の経験から探すこと |
|---|---|---|
| 比較文化 | 美術・視覚文化、文学、宗教・哲学など | 異なる背景を持つ資料を比較し、解釈を見直した経験 |
| 国際ビジネス・経済 | 経済・経営・会計・統計などを基礎に専門を深める | データや理論を使い、企業活動について説明した経験 |
| 社会科学 | 歴史、政治、人類学・社会学など | 制度や社会の慣行について問い、根拠を集めた経験 |
自己PRでは「英語で議論した」から先を説明します。どの主張が対立し、何を根拠に比較し、自分がどの作業を担当したのかを書いてください。国際的な環境にいたことと、多様な考え方をまとめるために行動したことは別です。後者を一つ示せると、応募先が違っても経験を伝えやすくなります。
編集部の架空の回答例です。「グループ課題で国ごとの消費行動を比較した際、同じ言葉でも調査項目の意味が違うと気づきました。私は定義と対象者を一覧にして、単純に比較できない箇所を共有しました。結論を急ぐより、前提をそろえることが議論の質を高めると学びました」。自分の授業や調査の記録に合わせ、実際の行動だけで構成してください。
進学・留学経験・就職の時期を一枚にまとめる
2021〜2025年度の進学先区分では、国際教養学部は海外大学・大学院49人、上智大学・大学院15人、国内他大学・大学院14人、その他各種学校7人と掲載されています。この5年分の数字を2025年度の進学26人の内訳にしてはいけません。海外進学も選択肢にあると理解したうえで、自分の研究テーマや出願条件を確認しましょう。[2]
留学中や帰国後の就活を考える場合は、帰国予定、卒業予定、希望企業の応募時期、出願・選考で使う資料を同じ表に書きます。英語の授業で作った論文と、企業向けの履歴書は目的が異なります。研究の説明、チームでの役割、応募職種との接点を、日本語・英語それぞれで短く伝える準備をしてください。
学科ページには2027年度以降の教育方針改訂予定も案内されています。この記事の学びの整理は、確認した現行ページのコア科目と3専攻を基にしています。入学年度が違う学生の履修例をそのまま使わず、自分に適用される履修要覧を確認しましょう。[3]
文章の改善と就職準備は、目的に応じて相談する
学部のライティングセンターは、授業のエッセイや研究論文について個別指導を行うと説明されています。自分の主張を明確にし、指導を受けて修正した経験そのものも、学びの振り返りに使えます。就職書類の内容や進路の選択は、キャリアセンターの個別相談などへ持ち込みましょう。[3] [4]
大学の国際派・留学経験者支援には、英語キャリアフェア、英文履歴書セミナー、留学帰国者向けガイダンスなどのプログラム例があります。開催日は掲載例を固定した予定とせず、在学生向けのWCCなどで最新案内を確認します。求人・インターンシップ情報はキャリタスUCを利用する案内です。[4] [5]
今日できる準備は、授業の課題一件と応募候補一件を並べることです。課題で自分がした判断を三つ書き、募集職種で使う場面を考えます。結びつかない部分を相談に持ち込み、「英語力以外に何を示せるか」を整理すると、志望理由と自己PRを同時に具体化できます。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 2025年度卒業・修了者進路状況報告書確認日:2026-09-10 / 印刷2頁/PDF4頁。学部進路、画像確認済み
- 就職・進路統計確認日:2026-09-10 / 学部別上位企業と進学先区分は2021–2025年度
- 国際教養学科確認日:2026-09-10 / コア科目・3専攻・ライティングセンター。2027年度以降の方針改訂予定と区別
- キャリア形成サポート確認日:2026-09-10 / 個別相談・求人情報・WCC・卒業生照会
- 国際派・留学経験者キャリア支援確認日:2026-09-10 / 英語キャリアフェア・英文履歴書などプログラム例
- 2025年度卒業 学科別進路状況確認日:2026-09-10 / PDF1頁画像確認。国際教養の就職希望139、就職116、就職率83.5%