2025年度は就職261人、進学45人。就職率は98.9%

上智大学法学部の2025年度卒業者は335人で、就職261人、進学45人、その他17人、未届12人でした。就職希望者は264人で、大学が公表する就職率は98.9%です。就職率は就職者を希望者で割った値であり、卒業者のうちどれだけが就職したかという割合とは異なります。[1] [2]​‌‌​​‌​‌​‌​‌​​‌‌‌​​‌​‌‌‌‌​‌​‌‌‌​‌‌‌‌​‌‌​​‌​​‌‌‌‌​​‌‌‌​​‌​‌‌‌‌‌‌​

2025年度・3学科の進路
学科就職希望者就職者進学者就職率
法律1251223097.6%
国際関係法717111100.0%
地球環境法68684100.0%
[1]

法律学科の進学30人を全員法科大学院進学と読み替えることはできません。この表は進学者の区分までを示すもので、学校や研究科の内訳を別に確認する必要があります。その他には就職活動継続や進学準備、資格試験準備、海外渡航などが含まれ、未届も就職失敗を意味する区分ではありません。[1] [2]

法学部の進路は法務・法曹だけに限らない

2021〜2025年度の学部別進路先上位企業一覧には、法学部の実績として東京都、楽天グループ、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJ銀行、NTTデータ、アクセンチュア、日本生命保険などが掲載されています。公務員、金融、IT、サービスなど、複数の分野を応募候補として調べられます。[3]

これは5年間の学部単位の一覧です。企業名から法律学科などの採用人数や、法務部門への配属を推定することはできません。法学を学んだ経験は、契約や制度を専門に扱う仕事だけでなく、立場の違う相手の要望を整理する仕事を考える際にも、説明の材料にできます。ただし、応募時に必要な資格や専攻条件は職種ごとに確認してください。

応募先を調べるときの着眼点
関心確認する仕事内容
企業活動顧客との調整、社内の管理、契約や事業の支援のどこに関わるか
行政住民対応、政策の企画、制度の運用など何を担うか
国際分野使う言語、対象地域、取引や協力の相手は誰か
環境分野技術、制度、事業運営のどこから課題に取り組むか

大手企業や官公庁の名前は参考になりますが、自分の内定可能性を示すものではありません。大学名から選考を予測するより、募集条件と、自分が説明できる経験の接点を確かめましょう。同じ課題を別の立場から扱う企業や組織も並べると、応募先の比較が深まります。

3学科の違いから、自分の学びを一文で説明する

法律学科では法の基本的な考え方を土台に、対立する利益や社会的な背景まで検討する学びが示されています。国際関係法学科では法律に加えて政治学から国際関係を分析し、地球環境法学科では環境問題と法制度、行政や企業の役割を学びます。同じ法学部でも、自分が調べた対象によって仕事との接点は変わります。[5] [6] [7]

上智大学法学部は、学科を横断して学べる科目と少人数の専門演習を紹介しています。自己PRでは「リーガル・マインドがある」と言い切るより、事実を整理し、争点を見つけ、相手の主張を踏まえて考え直した場面を示すほうが具体的です。[4]

ゼミ・授業の経験を整理する4項目
項目書いておきたいこと
事実資料で確認できたことと、まだ分からないこと
対立誰のどんな利益や主張が異なっていたか
判断どの基準を使い、他の案とどう比較したか
見直し質問や反論を受け、説明をどう変えたか

編集部の架空の回答例です。「ゼミの討論で、結論に賛成する側と反対する側の前提が違うと気づきました。私は共通して確認できる事実と、評価が分かれる点を分けて資料を作りました。相手を説得する前に、議論している問いをそろえる必要があると学びました」。実際の討論で自分がしたことに置き換え、法律上の結論の正しさを自己PRの中心にする必要はありません。

特修コースと進路は、履修の条件を確認して使う

国際関係法学科には英語による特修コースAQUILAがあり、所定の要件を満たした場合に修了認定を行うと説明されています。地球環境法学科にも環境法を集中的に履修する特修コースがあります。所属しているだけで修了したことにはならないため、応募書類では履修中・修了などの状態と、実際に取り組んだ内容を正確に記載しましょう。[4] [7]

法曹を目指す人には法曹コースの案内もあります。制度の詳しい要件、進学や試験の扱いは、自分に適用される最新の学内案内で確認してください。企業就職や公務員と迷う場合は、それぞれの仕事を選びたい理由、必要な準備、卒業までの時間を並べて比較します。進学者が多い学科でも、周囲と同じ道を選ぶ必要はありません。[4]

法学部の学びを環境や国際分野へつなげたい場合も、学科の育成人材像を自分の就職保証として読まないことが大切です。扱いたい問題と、そこで担いたい作業を分けると、企業、行政、進学という選択を同じ軸で比較できます。

判例やテーマの説明を、専門外の相手に伝わる形へ

今日の準備は、ゼミか授業の課題を一件選び、背景・自分の作業・工夫・学んだことを各二行にすることです。法律用語は必要なものだけに絞り、普通の言葉で短く補います。応募先の仕事内容と照合して、調査、調整、説明など接点のある行動に印を付けてください。

キャリアセンターの個別相談には、そのメモと気になる求人を持ち込みます。「法学を学んだことを営業や企画にどう結びつければよいか」「公務員と企業の予定をどう整理するか」のように、迷っている選択を具体的にすると助言を受けやすくなります。先輩の活動報告や卒業生照会、求人情報も案内されているため、自分の思い込みを実際の仕事の情報と照合しましょう。[8]

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 2025年度卒業 学科別進路状況確認日:2026-09-10 / PDF1頁画像確認。3学科の進路と希望者分母
  2. 2025年度進路状況報告書確認日:2026-09-10 / 印刷2頁/PDF4頁画像確認。卒業者335と区分
  3. 就職・進路統計確認日:2026-09-10 / 2021–2025年度学部別上位企業一覧
  4. 法学部確認日:2026-09-10 / 3学科横断の学び、少人数演習、AQUILA、法曹コースの存在
  5. 法律学科確認日:2026-09-10 / 利益調整と社会的背景、基礎法科目
  6. 国際関係法学科確認日:2026-09-10 / 法学・政治学と国際関係を結びつける学び
  7. 地球環境法学科確認日:2026-09-10 / 環境法、行政や企業の役割、特修コース
  8. キャリア形成サポート確認日:2026-09-10 / 個別相談、求人・先輩の活動報告、WCC

次の選考準備に役立つ記事