2025年度の就職率は98.7%。6学科の進路を確かめる

2025年度の上智大学外国語学部は、就職希望者445人に対し就職者439人で、大学公表の就職率は98.7%でした。卒業者は515人で、進学30人、その他35人、未届11人も含まれます。就職率の分母は卒業者全員ではなく、就職希望者です。[1] [2]​​‌​‌​‌​​‌‌‌‌‌‌​​​​​​‌‌‌‌​​‌‌​‌​​‌​​​‌​​‌‌‌‌​​‌​‌​​‌‌​‌​‌‌​‌‌‌‌​

2025年度の学科別進路
学科就職希望者就職者進学者就職率
英語1711681098.2%
ドイツ語4443597.7%
フランス語65654100.0%
イスパニア語68683100.0%
ロシア語4341495.3%
ポルトガル語54544100.0%
[1]

人数が比較的小さい学科では、一人の違いでも割合が動きます。この表から専攻言語の有利・不利を決めるのではなく、進学を含めた進路の幅を確認してください。「その他」は活動継続や進学準備、海外渡航などを含み、「未届」は大学が進路の届出を受けていない区分です。[2]

航空・IT・商社・官公庁などを、仕事内容から比較する

大学公式の2021〜2025年度学部別進路先上位企業一覧には、外国語学部の実績として楽天グループ、全日本空輸、日本航空、日本アイ・ビー・エム、双日、外務省、防衛省などが掲載されています。これは5年間の学部別一覧で、学科別の採用人数や2025年度だけの実績ではありません。[3]

学んだ言語を使う仕事を希望する場合も、「その国と関係がある企業」に絞る前に、仕事内容を確認します。情報を調べる、取引先に説明する、契約や納期を調整するなど、言語を何に使うかが違えば、準備すべき経験も変わります。航空会社の実績があるから全員が客室乗務員、商社だから全員が海外勤務、と配属を読み替えることはできません。

語学を使う仕事を調べる質問
確認する軸具体的な問い
相手顧客、取引先、社内の誰とやり取りするか
言語の使い方会話、文書、資料読解のどれが多いか
専門知識商品、技術、制度について何を学ぶ必要があるか
勤務地・募集区分勤務地は明記されているか、配属はいつ決まるか

大手を候補に入れながら、似た仕事内容の企業も並べてください。大学名と語学力だけに期待するより、経験を使える場面を具体的に説明できる応募先を増やすことで、志望理由を作りやすくなります。

専攻語と9研究コースを組み合わせた専門性がある

外国語学部は英語、ドイツ語、フランス語、イスパニア語、ロシア語、ポルトガル語の6学科で構成されています。学部は言語の習得と、その言語が使われる地域の歴史・社会・政治・経済などを学ぶことを結びつけています。語学資格の点数だけでなく、言葉を使って何を理解したかが、大学での学びを伝える材料になります。[4]

研究コースは、北米、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、ロシア・ユーラシア、言語、アジア、中東・アフリカ、国際政治論、市民社会・国際協力論の9つです。第二主専攻として系統的に学び卒業論文を執筆する道と、副専攻として自分の関心に沿って履修する道が説明されています。自分がどちらを選び、どのテーマを扱ったかを明確にしましょう。[4]

たとえば地域研究なら、日本語と現地語の資料で説明が違う点を見つけ、発信主体や背景を調べた経験が考えられます。言語研究なら、例を集めて分類し、規則に当てはまらない用例を検討した経験が材料になります。実際に自分がした比較、質問、分類などを一つ選び、相手が理解できる順序で説明してください。

編集部の架空の回答例です。「地域の教育制度を調べた際、翻訳された資料だけでは対象年齢が分からない箇所がありました。私は原文の制度説明と用語を照合し、比較表に条件を追記しました。単語を訳すだけでなく、制度の背景まで確かめて伝える必要があると学びました」。経験に置き換えるときは、使っていない資料や確認していない成果を加えないようにします。

留学経験は滞在期間より、自分の対応を振り返る

留学した人は、期間や行き先に加えて、授業の進め方、資料の読み方、共同作業などで困った場面を探します。何が原因だと考え、相手に何を確認し、どんな行動へ変えたかが説明できると、仕事に結びつく経験になります。留学経験がない場合も、学内の研究や専攻語の資料読解で同じ整理ができます。

留学と就活を重ねる場合は、卒業予定、帰国予定、応募時期、選考方法を一枚にまとめます。大学の支援には留学検討者・帰国者向けガイダンスや選考対策、英文履歴書セミナー、英語キャリアフェアなどの例があります。掲載された時期を毎年の確定日として扱わず、WCCなどで最新案内を確認してください。[5] [6]

学部ページには2028年度以降の教育方針改訂予定が示されていますが、この記事は確認時点の6学科・9研究コースの説明を基にしています。自分の履修や卒業要件は入学年度の資料で確認し、今後の制度を在学生全員の条件として扱わないことも必要です。[4]

語学の説明と、仕事を選ぶ理由を一本につなぐ

まず応募候補を三件選び、仕事内容と、そこで使えそうな学修経験を一件ずつ書きます。「外国語が好き」だけで止まる場合は、誰のためにどんな情報を扱いたいかまで考えてみてください。企業の業務と専攻語の経験が結びつかない場合は、資料を読み比べた力、疑問を質問する姿勢、背景を説明する工夫へ分けると接点を探せます。

キャリアセンターでは個別相談に加え、卒業生情報や先輩の就職活動報告書を参照できる案内があります。在学生向けの求人・インターンシップ情報はキャリタスUCへつながっています。相談には経験のメモと求人を持参し、「語学力以外に何を示せるか」「この職種では専攻の知識をどの場面で使うか」を尋ねると、応募書類の具体的な修正につながります。[6]

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 2025年度卒業 学科別進路状況確認日:2026-09-10 / PDF1頁画像確認。6学科の就職・進学・希望者・就職率
  2. 2025年度進路状況報告書確認日:2026-09-10 / 印刷2頁/PDF4頁画像確認。卒業515、その他と未届
  3. 就職・進路統計確認日:2026-09-10 / 学部別企業一覧2021–2025年度
  4. 外国語学部確認日:2026-09-10 / 6学科、9研究コース、第二主専攻と副専攻。2028年度以降改訂予定は将来扱い
  5. 国際派・留学経験者キャリア支援確認日:2026-09-10 / 留学前後・英文履歴書等の支援例
  6. キャリア形成サポート確認日:2026-09-10 / 個別相談、卒業生照会、WCC、求人情報

次の選考準備に役立つ記事