2025年度の就職率は96.6%。経済・経営を分けて読む

上智大学経済学部の2025年度卒業者327人のうち、就職は258人、進学は28人、その他は21人、未届は20人でした。就職希望者は267人で、大学公表の就職率は96.6%です。就職希望者を分母にした値であり、卒業者全員の就職割合とは異なります。[1] [2]​​​‌‌​‌​​‌‌​‌​​‌​‌‌‌‌​​​​​‌​​​​​‌‌‌‌​‌​​‌​​‌​‌‌‌‌‌‌‌‌‌​‌​​‌​​​​‌

2025年度の学科別進路
学科就職希望就職進学就職率
経済1301261896.9%
経営1371321096.4%
[1]

二つの学科の就職率に大きな差がないからといって、学びや希望職種が同じとは限りません。また、その他には就職活動継続、資格試験準備、進学準備、海外渡航などが含まれます。未届も含めて、就職者以外を一括して選考に落ちた人とみなさないようにしましょう。[2]

コンサル・金融・ITの実績を、職種の比較へ進める

公式の2021〜2025年度学部別進路先上位企業一覧には、経済学部の実績としてアクセンチュア、楽天グループ、デロイトトーマツ、三菱UFJ銀行、日本アイ・ビー・エム、東京海上日動火災保険、NTTデータ、ファーストリテイリングなどが掲載されています。複数の業界を応募先として調べる入口になります。[3]

この一覧は5年間の学部単位の実績です。経済学科・経営学科のどちらから何人採用されたか、どの部門へ配属されたかは分かりません。コンサルティング企業に入った事実と担当領域、銀行に入った事実と業務内容は分けて確認してください。

関心と仕事内容を照合する質問
関心企業研究で確かめること
市場や経済の動きどんなデータを扱い、誰の判断につなげるか
企業の組織や戦略顧客支援か自社運営か、何を変える仕事か
マーケティング消費者調査、商品企画、広告、営業のどの工程か
会計・数字報告、管理、分析など、どの目的で数値を使うか

大手を目指す場合も、大学名や学部の実績だけで選考結果を予測せず、職種ごとの応募条件を確認します。仕事内容が近い企業を複数並べると、知名度以外の軸で候補を増やし、志望理由を具体的に作れます。

経済学の分析と経営学の意思決定を、自分の経験へ

経済学科は経済学の基礎に加え、数学・統計学を学び、理論と実証の両面から社会や経済の課題を分析する構成です。金融・財政だけでなく、都市、医療、年金、環境など幅広い問題を扱うと説明されています。レポートでは、どの問いに対して、何を比較し、どのデータを使ったかを整理しましょう。[5]

経営学科は経営学、マーケティング、会計学の3領域を柱としています。経営戦略論では企業事例を使った考察や討議、消費者心理学では購買行動の理解、財務会計では企業活動の報告と分析を学ぶと紹介されています。授業名だけでなく、判断のために何を調べたかを説明することが大切です。[6]

学部は学科を越えて授業やゼミへ参加できる学びを案内しています。自分の所属だけで経験を狭めず、実際に履修した科目や演習から題材を選べます。ただし、制度として用意されていることと、自分が経験したことは分けて書いてください。[4]

編集部の架空の回答例です。「ゼミで二つの企業の施策を比較した際、売上だけでは評価できないと考えました。私は顧客層と費用の違いを調べ、同じ基準で比べられる点を表にしました。結論を出す前に、数字の背景と比較条件をそろえる必要があると学びました」。実際に使った資料、役割、確認結果に置き換え、売上改善など未経験の成果を作らないようにします。

分析したことと、証明できたことを分ける

経済や経営の経験を話す際、「データを分析したから原因が分かった」と急いで結論づけないことが大切です。比較した対象、期間、採用した指標、考慮できなかった点を整理すると、自分の判断の範囲が明確になります。難しい手法を使っていなくても、資料の条件を確認し、解釈を見直した過程は説明できます。

課題の記録から拾うこと
記録面接で伝える内容
当初の仮説どんな疑問から始めたか
比較表・計算の手順何を同じ条件にそろえたか
反対意見・追加資料どこで判断を変えたか
結論と限界分かったことと、追加で調べたいこと

グループ課題なら、チーム全体の成果と自分の担当を分けます。資料を集めた、比較基準を提案した、説明を直したなど、他のメンバーにも確認できる行動を書くと、面接で質問されても話を具体的に広げられます。

英語で学ぶ経験や進学を、仕事の目的から考える

経済学部の英語特修プログラムは2年生以上を対象に、専門科目を英語で学ぶものとして案内されています。履修・修了の条件があるため、参加していない制度を自分の強みとして書かず、実際に扱った課題や議論を説明してください。英語を使う仕事を希望する場合も、誰と何のために使うのかまで確認します。[4]

進学を考える人は、さらに検討したい問い、必要な研究方法、指導を受けたい分野を整理します。企業就職と迷う場合は、学部卒の応募職種、進学の費用と期間、研究を深める目的を並べます。周囲の人気業界や選択だけで決めず、自分の関心と条件を比べることが大切です。

求人一件を、授業で学んだ分析の対象にする

まず気になる求人を一件選び、仕事内容と応募条件を書き出します。その仕事に関わる企業の事業、顧客、競合を調べ、自分の学修経験から説明に使える部分を探してください。企業研究を単なる情報収集で終えず、「なぜその仕事を選ぶのか」という判断へ結びつけます。

キャリアセンターでは個別相談、卒業生情報、先輩の活動報告、求人・インターンシップ情報を案内しています。比較表と経験メモを持ち、「経済分析の課題をこの職種でどう伝えるか」「会計を学んだが専門職以外には何があるか」を相談すると、次の応募書類を具体化できます。[7]

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 2025年度卒業 学科別進路状況確認日:2026-09-10 / PDF1頁画像確認。経済・経営別の就職希望者と進路
  2. 2025年度進路状況報告書確認日:2026-09-10 / 印刷2頁/PDF4頁画像確認。卒業327、進路区分
  3. 就職・進路統計確認日:2026-09-10 / 2021–2025年度学部別企業一覧
  4. 経済学部確認日:2026-09-10 / 2学科横断の授業・ゼミ、英語特修プログラム
  5. 経済学科確認日:2026-09-10 / 数理基礎・経済理論・実証と学習例
  6. 経営学科確認日:2026-09-10 / 経営・マーケティング・会計の3領域、演習と科目例
  7. キャリア形成サポート確認日:2026-09-10 / 個別相談、求人、活動報告、卒業生照会

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