就職者66人、実就職率90.4%と国家試験を分ける

就実大学薬学部薬学科の2025年度末の進路は、卒業73人、就職66人、大学院・その他への進学はともに0人です。大学が公表する実就職率は90.4%です。[1] [2]‌​‌​​‌​‌​​‌​‌​‌‌​​​​‌‌‌‌​​​‌‌‌​​​‌​‌‌​​‌​​​​​‌​‌​‌​​​‌​​​​​‌‌‌‌‌

2025年度の薬学部で確認できる数字
項目公表値・対象
卒業者73人
就職者66人
大学院・その他進学者各0人
実就職率90.4%
薬剤師国家試験合格率90.1%(新卒対象)
[1] [2]

実就職率は、卒業者から進学者を調整する等の計算による指標です。一方、薬剤師国家試験合格率は新卒対象の試験結果であり、就職者数や卒業者数と同じ集計ではありません。大学の表は小数点第2位以下を切り捨てて公表しています。[2]

就職が決まること、卒業すること、国家試験に合格して資格を得ることは別の段階です。就職先の条件と、実習・学修・試験への準備を分けて管理しましょう。

病院と薬局等の就職先を、仕事内容で比較する

2026年3月卒業生の主な進路先には、病院や薬局・ドラッグストア等の企業が掲載されています。次の表はその一部です。企業のグループ名は公式の掲載名として示しています。[3]

2026年3月卒の主な掲載例
区分就職先の例
病院等岡山赤十字病院、倉敷成人病センター、高松赤十字病院、鳥取大学医学部附属病院、岡山大学病院
薬局・小売系企業等日本調剤、アイングループ、津山調剤薬局、マツモトキヨシ中四国販売、ザグザグ、コスモス薬品
[3]

一覧だけでは、具体的な配属先や仕事、勤務形態は分かりません。病院ならどのような業務を順に学ぶか、薬局なら地域の患者や医療機関との連携、ドラッグストア等なら調剤とその他の業務の関係を確認します。大手企業も店舗や地域によって働く条件が異なるため、採用法人と配属の考え方を確かめてください。

求人に掲載されていることと、自分が希望する条件で採用されることは別です。過去の実績を参考にしながら、応募年度の募集と自分の希望を照らし合わせましょう。

6年間の学びを、実務と就職準備へ段階的につなげる

薬学科は6年制の教育を行い、薬剤師国家試験受験資格を案内しています。基礎的な薬学から実験・演習、臨床系の学びへ進み、4年次の共用試験、5年次の病院・薬局実務実習、6年次の卒業研究や国家試験対策へつながる構成です。[4] [5]

学修と進路準備を結びつける観点
時期学びの例準備の観点
1~3年次基礎薬学、実験、対話・演習関心のある分野と苦手な科目を整理する
4年次実務実習の事前学習、共用試験現場で確かめたい仕事や役割を考える
5年次病院・薬局での実務実習経験を振り返り、希望する環境を比較する
6年次研究・卒業・国家試験に向けた学修応募先の条件と学修日程を両立させる
[5] [6]

実習や試験の予定は、所属学年の最新の案内で確認します。就職先探しを始めても、学修の計画を後回しにせず、必要な科目や課題を教員と確かめて進めましょう。

対話演習は、知識を相手に伝える工夫から振り返る

学部は低年次からの対話演習や少人数での学びを重視し、患者や他職種とのコミュニケーションを学ぶ機会を設けています。臨床薬学教育研究センターには、模擬病室や薬品情報室等があり、現場を想定した事前学習を行います。[6] [7]

経験を話すときは、専門知識を説明したことに加えて、相手に伝わっているかをどう確認したかを振り返ります。ロールプレイと実際の患者への対応は区別し、学生として取り組んだ範囲を明確にしてください。

編集部の架空の例:「演習で説明が専門用語に偏っていると気づき、相手の理解を確かめながら言葉を選び直しました。教員の助言を受け、情報を一度に伝えすぎないよう構成を見直しました」。自分の学修を具体的に説明するための例です。

実習と研究は、情報を確かめた過程を伝える

センターの医薬品情報に関する演習では、情報源の特徴を学び、必要な情報を検索・収集し、内容を評価して整理することが示されています。こうした学びは、何を根拠に考えるかを身につける機会です。[7]

実習の説明では、気づいたこと、調べた情報、指導薬剤師に相談したこと、振り返って学んだことを整理します。自分の判断で治療を変更したように広げず、指導の下で取り組んだ内容を伝えてください。個人や施設の未公開情報は省きます。

研究なら、問い、方法、自分の担当、結果と限界をまとめましょう。実験が予想どおりにならなかった場合も、条件をどう見直したかを説明できます。装置名や研究室名だけでなく、自分の行動を話すことが大切です。

職場見学では、最初の仕事と学び続ける体制を聞く

職場を比較するための質問
観点質問の例
新人の仕事最初にどの業務を担当し、どの順序で学びますか
相談・指導分からないことを相談する担当や仕組みはありますか
配属病棟や店舗等の配属希望はどのように確認されますか
働く場所異動の範囲や勤務形態はどの資料で確認できますか
継続学習研修や専門性を深めるための支援はありますか

初任給や名称だけでなく、毎日の業務と学習環境を比較します。病院の専門領域、地域での患者支援、在宅に関わる業務などに関心があれば、実際にどのような経験ができるかを見学で確認しましょう。

企業の奨学金等を利用する場合は、勤務に関わる条件や返還の扱いを契約書で確認し、分からない点は窓口へ聞いてください。周囲の選択だけで決めず、自分の希望する働き方と条件が合うかを考えることが必要です。

薬剤師以外の仕事や大学院も、条件を具体的に調べる

学部は、病院・薬局のほか、薬学の知識を生かす製薬企業や行政機関、さらに学ぶ大学院等の道も案内しています。これは進路の選択肢であり、全員が同じ条件で応募できるという意味ではありません。[4] [6] [8]

企業や行政に関心がある場合は、薬剤師資格を要する募集か、どの専門や学位が求められるかを確認します。研究を深めたい場合は、大学院の研究テーマ、指導体制、入試、費用と、その後の進路を調べましょう。

実習で病院と薬局の両方に関心を持った場合も、すぐ一つに絞る必要はありません。興味を持った業務と働く条件を同じ項目で並べ、教員へ相談して次の見学先や調べる内容を決めてください。

薬学部の学年別ガイダンスを、学修計画と一緒に使う

薬学部の就職支援は、4年次に現役薬剤師によるトーク等のプレガイダンスや業界研究、5年次に書類・小論文・筆記・面接等の対策、6年次に合同企業・病院・薬局説明会を案内しています。担任による学習・進路の相談体制もあります。[6] [8]

今週は、実習や演習で印象に残った場面を一つ整理し、関心のある職場の募集資料を二つ集めてみましょう。配属、育成、勤務条件の未確認点を書き出して相談すると、見学や選考で聞くことが明確になります。

大学の就職実績や国家試験の数字は、自分の結果の保証ではありません。卒業・資格・就職の条件をそれぞれ確認し、学修と応募準備を無理なく進める計画を立てましょう。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 学生数等の情報確認日:2026-09-11 / 2026/5/1公表。進路は2025年度末。p1学部別、旧教育2学科。新心理・教育学科卒欄なし
  2. 実就職率確認日:2026-09-11 / 2025年度実就職率、分母注。進学中就職を加え卒業者から進学者を調整。小数第2位以下切捨て。新卒薬剤師国試別
  3. 進路実績・主な進路先確認日:2026-09-11 / 2026/5/1更新、2026年3月卒企業。心理欄は旧教育心理と明記。図就職率分母明記なし、実就職率と混同不可
  4. 薬学科確認日:2026-09-11 / 6年制、薬剤師国家試験受験資格、基礎・医療薬学、学習支援
  5. 薬学科カリキュラム確認日:2026-09-11 / 1~6年の流れ、4共用試験5実務6研究・国試
  6. 薬学部での学び確認日:2026-09-11 / 担任・対話演習・実習・研究・アドバンスト。時点不明の海外募集条件不使用
  7. 臨床薬学教育研究センター確認日:2026-09-11 / 事前学習・模擬病室・医薬品情報演習等。末尾実習6ヶ月は学科5ヶ月と不整合で期間不使用
  8. 薬学部を卒業したら確認日:2026-09-11 / 4年プレガイダンス、5年書類面接等、6年合同説明会。2023~25卒企業は不使用
  9. キャリア・進路確認日:2026-09-11 / キャリア支援・開発部の個別相談、保育教職支援部

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