卒業者217人、大学院進学110人、就職決定87人

静岡大学の2026年5月1日現在の2025年度卒業者資料では、理学部の卒業者は217人です。就職希望者95人、就職決定者87人、就職未決定者8人とされ、大学院進学110人、その他12人も掲載されています。[1]‌‌​‌​​​​​​‌​​​​​​​‌​​‌​‌​‌‌‌‌‌​‌‌​​‌​‌‌‌‌‌​​‌​‌​​‌​‌​‌‌‌​‌‌‌‌‌​‌

2025年度理学部卒業生の進路
項目人数・割合
卒業者217人
就職希望者95人
就職決定者87人
就職未決定者8人
就職決定率91.6%
大学院進学110人
その他12人
[1]

91.6%は、就職決定者を就職希望者で割った割合です。全卒業者の就職割合ではなく、大学院に進む学生も多いため、就職率だけで学部の進路を捉えることはできません。各学科や本人の採用可能性を示す数字でもありません。[1]

情報・製造・金融などの企業と、公務員・教員の進路

就職決定者87人の内訳は企業等70人、公務員9人、教員8人です。教員には非常勤講師を含むとの注記があります。教員8人をすべて正規採用として扱わず、就職決定率と教員採用試験の合格率も分けてください。[1]

2025年度の学部の主な就職先には、TOKAIホールディングス、静岡銀行、ヤマハモーターソリューション、日立システムズ、キヤノンITソリューションズ、本田技研工業、キオクシアエンジニアリング、アース製薬、静岡ガスなどが掲載されています。[2]

官公庁の欄には静岡県教育委員会、静岡県庁、国土交通省、警察庁、中部経済産業局、名古屋国税局、特許庁、原子力規制庁などが掲載されています。ただし、一覧には採用区分や職種、組織ごとの人数は示されていません。[2]

学部サイトの学科別進路ページは令和3~5年度、つまり2021~2023年度の資料です。本記事の最新の社名は2025年度の全学資料の学部欄から確認しています。学部と修士、単年度と複数年度を混ぜて実績を増やさないことが大切です。[2] [8]

企業の大きさだけで就職の良し悪しを判断せず、研究、開発、分析、システムなど実際の仕事内容を確認しましょう。大手企業の定義と該当人数がないため、この資料から大手就職率は算出できません。

業種と職種を分けて、応募する仕事を調べる

産業別では情報通信業20人、製造業19人、教育・学習支援業10人、学術研究・専門・技術サービス業8人、金融・保険業6人などが掲載されています。学んだ分野と企業の業種が一対一に対応するわけではありません。[1]

就職先所在地は静岡県39人、県外48人です。県内で働きたい場合も県外に出たい場合も、求人の配属や転勤の条件を確かめてください。所在地の集計だけでは、卒業生の具体的な配属や将来の勤務地は分かりません。[1]

求人を比べる項目(編集部の提案)
項目確認する内容
業務実験・解析・設計など、担当する仕事
専門必要な学問分野や技術、学位の条件
配属職種別募集か、入社後に決まるか
成長入社後に学ぶ内容や研修
選考研究説明や試験など、求められる準備

数学・物理は、前提と検証の説明を具体的にする

数学科の紹介は、自由な発想と論理的に厳密な思考を重視しています。学習や研究を説明する際は、何を明らかにしようとしたか、どの前提を使い、どのように結論へ進んだかを短く整理すると、専門外の人にも伝えやすくなります。[3]

証明や計算を選考で話す場合、難しい問題を解いたという結果だけでなく、見通しが立たないときに何を試し、どこで方針を変えたかを示しましょう。共同で考えた内容と自分の工夫を分けると、本人の取り組みを説明できます。

物理学科は、自然の現象を実証的・数量的に捉え、法則から理解する学びを案内しています。実験や解析の経験では、仮説、条件、測定や計算の方法、結果とのずれをどのように考えたかを説明できます。[4]

予想と違う結果が出た場面も、誤差や前提を検討した経験として整理できます。専門用語だけに頼らず、何を知りたくて何を確かめたのかを一分程度で話してみてください。

化学・生物は、対象と手法、解釈の限界を示す

化学科は有機化学、無機化学、生物化学、物理化学の4分野を案内し、1~3年の専門科目から4年の研究室での研究へ進む学びを紹介しています。本人が扱った物質や反応、分析の条件を、研究の目的と結び付けて説明してみましょう。[5]

同じ物質や手法を使っても、目的や比較条件によって評価は変わります。何を変え、何を一定にし、どの結果から結論を考えたかを整理してください。実験手順を守ったことに加えて、本人が考えた点も伝えます。

生物科学科は、分子から個体群までの幅広い対象を、講義、実験、演習を通じて学ぶ構成を案内しています。研究や実習を説明する際は、対象となる生物や環境、観察や測定の範囲を示すことが大切です。[6]

限られた試料からどこまで言えるか、別の条件でも確かめる必要があるかを説明すると、研究の判断が伝わります。生命科学を学んだことを、医療職など別の資格を持つことと混同せず、本人の専門と経験を正確に示しましょう。

地球科学は、現場と分析を結び付けて話す

地球科学科は、室内分析、野外調査、数理解析などを通して地球環境を理解する学びを案内しています。地球ダイナミクスと生物環境科学の講座があり、地震や火山、構成物質、古環境、海洋などの視点から研究します。[7]

野外での経験は、行った場所や日数だけでなく、観察する対象をどう選んだか、記録をどう残したか、室内の分析とどうつないだかを整理しましょう。安全や役割分担の中で、本人が担った判断を明確にします。

地球科学を学んだ経験があることと、特定の企業や官庁の専門職に採用されることは別です。希望する仕事の業務、応募区分、必要な知識を確認して、学習や選考準備の優先順位を決めてください。

進学か就職かは、研究したいことと仕事の条件で比較する

大学院進学者110人という数字は進路を考える参考になりますが、周囲が進学するからという理由だけで決める必要はありません。研究を続けたい問い、希望職種の学位条件、費用や時間を並べて比較してみましょう。[1]

学部で就職する場合も、専門を捨てると考える必要はありません。実験や解析、論理的な説明などの経験を、求人の仕事と照合できます。進学する場合は、学びたいテーマと、研究を深めた先で何に関わりたいかを考えてください。

相談の際は、気になる求人を3件、研究や授業の経験を一つ用意しましょう。本人の目的、役割、判断、結果を短く書き、教員や就職支援の窓口に伝わり方を確認します。研究室の未公開情報や共同研究の内容は、外に出せる範囲を指導教員に確認してください。

大学名や他学部との比較から不安になるときも、まず実際の募集条件に目を向けましょう。基礎科学で学んだことを自分の言葉で説明し、必要な準備を具体化することが、進路を選ぶ助けになります。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 静岡大学 学部卒業就職者数・進学者数・主な就職分野等確認日:2026-09-11 / 2025年度卒、2026年5月1日
  2. 静岡大学 2025年度卒業者・修了者 主な就職先確認日:2026-09-11 / 1頁理学部、2頁院とは別
  3. 静岡大学理学部 数学科紹介確認日:2026-09-11 / 論理と発想
  4. 静岡大学理学部 物理学科紹介確認日:2026-09-11 / 実証と数量的把握
  5. 静岡大学理学部 化学科紹介確認日:2026-09-11 / 4分野、専門科目と研究
  6. 静岡大学理学部 生物科学科紹介確認日:2026-09-11 / 分子から個体群、講義実験演習
  7. 静岡大学理学部 地球科学科紹介確認日:2026-09-11 / 室内分析・野外調査・数理解析
  8. 静岡大学理学部 卒業・修士課程修了生進路先確認日:2026-09-11 / 令和3~5年度資料、最新2025と区別