経済学部の就職率と、経済・経営学科の違い
| 区分 | 卒業者 | 就職者 | 就職率 | 実就職率 |
|---|---|---|---|---|
| 経済学部全体 | 308人 | 272人 | 98.9% | 88.6% |
| 経済学科 | 198人 | 178人 | 98.3% | 90.4% |
| 経営学科 | 110人 | 94人 | 100.0% | 85.5% |
就職率の分母は就職者と就職活動継続中の者の合計、実就職率の分母は卒業者から大学院進学者を引いた人数です。経営学科の就職率100.0%は、卒業者110人全員が就職したという意味ではありません。学部全体には大学院進学者1人、一時的な仕事6人、就職活動継続中3人、その他26人も記載されています。[1]
二つの学科の差を、そのまま就職の有利・不利と解釈しないでください。本人の進路希望や応募内容はこの表では分かりません。在学生にとって重要なのは、同じ学部でどんな企業に進んだ先輩がいるかと、今受けられる採用枠をどう探すかです。
主な就職先を、企業名から仕事内容へ読み替える
| 領域 | 学部の掲載例 | 募集要項で確認すること |
|---|---|---|
| 物流・関連事業 | 日本通運、NX商事、NX・NPロジスティクス | 営業・運営管理等の採用区分、配属範囲 |
| 銀行・信用金庫 | 常陽銀行、筑波銀行、京葉銀行、亀有信用金庫 | 法人・個人向けの仕事、勤務地と転勤 |
| 保険・証券 | 明治安田生命保険、かんぽ生命保険、アイザワ証券 | 採用法人と職種、顧客、評価制度 |
| 小売・サービス | セブン-イレブン・ジャパン、ライフコーポレーション東京本社、サイゼリヤ | 初期配属、現場で担当する業務、勤務時間 |
表の企業は学部の主な就職先からの例です。経済学科の学生がすべての企業に採用された、経営学科なら特定職種に進める、という意味ではありません。また、現時点の募集職種を表が保証するものでもありません。企業の採用ページで募集年度と区分を確認して候補に加えましょう。
銀行と物流は別業界ですが、法人の困りごとを聞き、関係者と調整する仕事という観点で比較できます。一方、同じ金融でも個人向けの提案と企業向けの支援では、関心を持つテーマが違います。まず「誰に何を提供する仕事か」を一行で書ける状態を目指してください。
経済学と経営学を、志望動機の材料にする
流通経済大学の経済学部は経済学科と経営学科を置いています。学部の学びを会社に伝える際は、所属名だけで専門性を主張せず、自分が実際に扱ったテーマと考え方を取り出します。履修していない科目や研究内容まで、自分の学びとして付け加える必要はありません。[2]
経済の学びなら、物価や地域の産業を調べた際に、どの資料を比較し、どの見方だけでは説明できなかったかを整理します。「経済を学んだので金融に興味があります」から一歩進み、企業や生活者がどんな判断に困るのかを説明すると、仕事への関心が伝わりやすくなります。
経営の学びなら、組織や販売活動を扱った経験から、課題の発見、情報収集、提案の順序を取り出せます。商品の売上を分析した授業がある場合も、結果の数字だけではなく、比較条件をどうそろえたかを話しましょう。仕事との接続は「即戦力として解決できる」ではなく、「こうした点を学び続けたい」までにとどめても十分具体的です。
物流・金融・小売で志望動機を使い分ける
- 物流:荷主や届け先が困る場面を調べ、輸送だけでなく情報共有・納期・在庫のどこに関心があるかを決める。
- 金融:地域、顧客層、提供するサービスを比較し、その会社で関わりたい課題を一つ選ぶ。
- 小売:客として好きな理由に加え、品ぞろえ、店舗運営、従業員の連携など働く側の課題を考える。
例えば物流を志望する仮想例なら、「社会を支えたい」だけで終えず、「アルバイトで入荷情報の共有が遅れると売場対応も遅れると気づき、物の流れと情報の流れを支える仕事に関心を持った」と経験からつなげます。実際に経験していない人が、そのまま転用するための例ではありません。
さらに企業研究で一つ具体例を添えます。公式採用情報や事業紹介で調べた担当業務を挙げ、自分が関心を持った理由を説明してください。創業の支援関係や卒業生の就職実績だけを理由に「入れそうだから選んだ」とすると、入社後の意欲が伝わりにくくなります。
大学名に不安がある人ほど、応募を止める原因を分ける
不安の中身が「応募資格が分からない」のか、「書類の中身に自信がない」のか、「面接で大学を聞かれるのが怖い」のかで対応は違います。資格なら募集要項の確認、書類なら添削、面接なら回答の練習です。すべてを学歴の問題にまとめると、直せる部分まで見えなくなります。
大学を選んだ理由を聞かれた場合も、他大学との比較や自己否定に長く時間を使う必要はありません。入学時の事情を事実に沿って簡潔に話し、その後に選んだ学びや行動へつなげます。「本当は別の大学へ行きたかった」で止めず、今何に取り組んでいるかを伝えましょう。
準備の配分は選考予定から逆算します。応募書類と適性検査の締切が近いなら、資格の勉強を一から増やすより、提出できる書類と必要な試験の準備を先に確保します。学歴への不安を埋める目的だけで資格を増やさず、希望職種との関係を確認してください。
両キャンパスの相談で、候補と書類を具体化する
就職キャリア支援センターは新松戸と龍ケ崎にあり、個別相談、面接対策、エントリーシート添削、学内合同企業説明会などを案内しています。大学の実績に載る会社だけでなく、希望条件に近い学内求人や企業との接点を相談する入口になります。[3]
- 候補の比較表:会社名だけでなく、職種・勤務地・締切・気になる条件を書く。
- 自己PRの下書き:何をしたかに加え、その判断をした理由と自分の担当範囲を書く。
- 質問:金融と物流で迷う理由、応募資格の読み方、面接で説明しにくい経験を一つずつ持参する。
相談の後は、調べ直す会社、直す文章、応募する日を決めます。準備が整うまで何週間も応募を止めるのではなく、締切に合わせて小さく改善を重ねる進め方が現実的です。どの支援を使う場合も、合否を保証するものではないため、自分で募集情報を確認する習慣は残しましょう。
納得できる就職先へ、まず比較できる候補をつくる
最初の目標は、有名企業の名前を大量に覚えることではありません。同じ仕事で比較できる会社を数社集め、条件の違いと応募したい理由を言葉にすることです。経済・経営の学びと自分の経験を一つずつ用意すれば、応募先を変えても使える準備の土台になります。
逆転就活塾の無料相談では、大学名への不安も含め、応募先の整理と経験の伝え方を考えられます。まずは大学の支援も活用し、今止まっているのが企業選びなのか書類なのかをはっきりさせて、次の応募につなげてください。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 流通経済大学|進学・就職の実績確認日:2026-09-09 / 2025年度経済学部・学科別実績と学部の就職先
- 流通経済大学|経済学部確認日:2026-09-09 / 経済・経営の2学科
- 流通経済大学|就職キャリア支援センター確認日:2026-09-09 / 個別相談・書類添削・面接支援