2025年度の就職272人と、その内訳を読む

キャリア教育センターの2025年度資料では、国際地域創造学部の卒業者327人、大学院進学者9人、就職希望者284人、就職者272人です。就職率95.8%の分母は就職希望者で、卒業者全員を分母にした値ではありません。[1]​​​‌‌‌‌‌​​​‌‌​​‌​‌​‌​‌​​​‌​​‌‌​​​‌​​​​‌​​‌‌‌​‌‌‌‌​​‌​​‌‌‌​‌​​‌​‌

2025年度・国際地域創造学部の就職者の内訳
大学の区分人数
民間221人
公務員45人
教員6人
就職者計272人
うち県外(内数)98人
[1]

就職者には非常勤職員・臨時教員などの非正規の職も含まれます。また、表は学部・学科単位で、専門プログラム別や昼間主・夜間主別の人数は示されていません。学部全体の数字を、自分と同じ履修者だけの実績として扱わないようにします。[1]

自分の進路を考えるときは、民間や公務員への人数の多さをそのまま正解にするのではなく、関心のある課題をどの立場から扱いたいかを考えてください。大学院進学も含め、必要な準備と締切を比較することが出発点です。

観光に限定せず、県内外の掲載先を調べる

2025年度の主な就職先一覧では、県内・県外のさまざまな企業や官公庁が掲載されています。以下はその一部です。業界の幅を知る材料にし、掲載企業の特定職種への採用を保証する情報とは考えないようにしましょう。[2]

2025年度・国際地域創造学部の主な就職先から抜粋
原資料の区分掲載先の例
県内沖縄電力、沖縄セルラー電話、琉球銀行、日本トランスオーシャン航空、沖縄県庁
県外大林組、大和証券、エイチ・アイ・エス、オリエンタルランド、外務省
[2]

一覧には、一つの企業・団体に複数名が就職する場合があることや、一部を表示上省略する場合があるという注記があります。掲載社数を採用人数とみなしたり、企業名から配属先を推測したりはできません。[2]

たとえば観光に関心がある場合でも、交通、宿泊、地域の産業、自治体など、関わる組織によって仕事は異なります。実績一覧を見た後は募集職種を読み、扱う課題、顧客、担当業務を確認して候補を絞りましょう。

5プログラムの学びを、自分の専門に合わせて整理する

国際地域創造学部には、観光地域デザイン、経営、経済学、国際言語文化、地域文化科学の5プログラムがあります。夜間主コースで選択するのは経営、経済学、国際言語文化の3プログラムです。1年次の共通の基礎を経て、2年次から専門分野の学びを深める構成が紹介されています。[3] [4]

学びと経験を整理する視点(編集部提案)
プログラム経験を振り返る問い
観光地域デザイン観光と地域の関係を、誰の立場から検討したか
経営組織や事業の課題を、どのような根拠で考えたか
経済学データと政策・歴史の背景をどう結び付けたか
国際言語文化言語や文化の違いを理解するために何を工夫したか
地域文化科学史料やフィールドワークの情報をどう比較したか

学部の紹介では、観光と地域開発、経営組織や戦略、経済の統計分析、外国語と文化、史料読解やフィールドワークなどを扱うことが示されています。上の問いは、その学びを就活用に振り返るための提案です。自分が履修・経験していない活動まで含める必要はありません。[3]

「国際的な視野があります」「地域に貢献したいです」だけでは、他の応募者との違いが伝わりにくくなります。扱った資料、話を聞いた相手、分析した対象、考えが変わった理由を、自分が担当した範囲で具体化してください。

地域への関心を、応募先で取り組みたい仕事につなげる

志望理由は、関心を持ったきっかけ、大学で調べたり試したりしたこと、応募先で関わりたい仕事の順に整理します。沖縄での学びを伝える場合も、地域の魅力を紹介するだけでなく、どの課題を理解しようとしたかを示しましょう。

編集部の架空の例:「地域の観光について調べる中で、訪問者向けの発信だけでは生活者の視点を捉えにくいと気付きました。複数の資料を比較し、誰にとっての利点や課題なのかを整理し直しました。この経験から、関係者の立場を確認しながらサービスを考える仕事に関心を持ちました」。実際に取り組んだ内容へ置き換えて使う構成例です。

この後に、応募先の具体的な事業や職種との接点を加えます。事業内容をよく理解しないまま「地域創生に携わりたい」と結ぶより、どの仕事でどの相手に向き合うのかを調べるほうが、面接で説明しやすくなります。

県外企業を希望する場合も、沖縄で学んだ経験を無理に捨てる必要はありません。地域や文化が異なる場面でも使える、情報を集める方法、立場を比較する姿勢、説明の工夫を整理しましょう。

仕事内容・勤務地・選考の進め方を並べて比べる

応募先を比べる表(編集部提案)
項目確認すること
仕事内容職種名だけでなく、入社後に担当する業務
地域初期配属、転勤、希望を伝える仕組み
学びとの接点授業・ゼミ・活動のどの経験を説明できるか
育成新人教育や仕事を覚えるための支援
応募日程必要書類、選考方法、移動と授業の日程

県内の知名度や全国的な規模は比較項目の一つですが、働き方や職種を代わりに示すものではありません。まず条件の違う候補を二つ選び、自分が重視することを言葉にしてから応募先を増やしていきます。

教職を希望する人はプログラムと昼間主・夜間主の条件にも注意してください。学部の資格・進路ページでは、国際言語文化の昼・夜は中学・高校英語、経済学の昼間主は中学社会、地域文化科学は中学社会・高校地理歴史の教職課程が示されています。自分の入学年度の履修要件を確認し、免許取得見込みと採用試験の準備を分けて進めます。[5]

比較表と経験の下書きを持って相談する

キャリア教育センターは県内外の企業・団体、公務員の相談に対応し、履歴書・エントリーシートの添削や面接対策を案内しています。求人やイベント情報も就職支援システム等で確認できます。[6]

個人面談は琉球大学キャリア・就職支援システムで予約します。原則対面ですが、本島外での活動など所定の事情がある場合は遠隔相談を利用できます。県外選考の前に、利用できる条件と手順を確認しましょう。[7]

まず、専門の学びから説明できる経験を一つ選びます。次に候補の募集要項を二つ読み、仕事内容と締切を比較してください。その下書きを持って相談し、経験と希望職種の接点を確かめると、幅広い学びを自分の志望理由へまとめやすくなります。

参照した資料

大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。

  1. 琉球大学 2025年度 学部卒業者の進路状況確認日:2026-09-11 / p1/2、327卒284希望272就職95.8%、民221公45教6
  2. 琉球大学 2025年度 学部別就職先一覧確認日:2026-09-11 / p1国際、入口courseが令和7年度
  3. 琉球大学 国際地域創造学部確認日:2026-09-11 / 5プログラム・夜間3・学ぶ内容
  4. 琉球大学 国際地域創造学部 カリキュラム確認日:2026-09-11 / 1年基礎2年専門、課題解決
  5. 琉球大学 国際地域創造学部 資格・進路確認日:2026-09-11 / 教職の昼夜別プログラム対応
  6. 琉球大学 キャリア・就職支援内容確認日:2026-09-11 / 県内外支援・ES面接
  7. 琉球大学 個人面談(進路・就職相談)確認日:2026-09-11 / 予約・原則対面と遠隔条件

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