就職199人と大学院進学104人を別々に確認する
2025年度の進路資料では、工学部の卒業者317人、大学院進学者104人、就職希望者202人、就職者199人と掲載されています。就職率98.5%は就職を希望する202人に対する割合です。進学者を就職できなかった人と扱う数字ではありません。[1]
| 区分 | 人数 |
|---|---|
| 卒業者 | 317人 |
| 大学院進学者 | 104人 |
| 就職希望者 | 202人 |
| 就職者 | 199人 |
| 就職者のうち県外(内数) | 115人 |
就職199人の内訳は、大学の区分で民間171人、公務員27人、教員1人です。非正規の職に就いた人も含むという注記があります。コース別の就職先や、学部卒と大学院修了者を合わせた実績ではない点を押さえてください。[1]
進学するか迷う場合は、研究したいテーマと希望職種を先に整理します。研究を深めたい理由、募集で求められる学位や専門分野、進学後の学習計画を教員に相談し、人数の多さだけで選ばないようにしましょう。
県内外の企業名から、募集職種へ進む
2025年度の主な就職先一覧には、県内・県外の建設、製造、情報通信、電力などに関わる企業や官公庁が掲載されています。以下は工学部の欄からの抜粋です。[2]
| 原資料の区分 | 掲載先の例 |
|---|---|
| 県内 | 沖縄電力、琉球セメント、ちゅらデータ、沖縄総合事務局、沖縄県庁 |
| 県外 | 大林組、清水建設、九州電力、KDDI、日立パワーソリューションズ |
一覧は学部単位で、配属された職種やコース別の人数を示していません。一つの企業に複数名が就職する場合があり、表示の都合で一部を省略するという注記もあります。掲載企業に入れる保証や、大手への内定率として読むことはできません。[2]
同じ企業でも、設計、生産、施工、システム開発など募集の仕事によって必要な説明が変わります。企業名を見つけたら募集要項へ進み、担当業務、必要な知識、学位、勤務地、研修を確認しましょう。ここに挙げた職種例は比較の観点であり、卒業生の配属実績ではありません。
コース名の変更時期と、自分の専門を確認する
工学部は工学科の7コースを基盤としています。2026年度には、エネルギー環境工学コースがエネルギー機械工学コースへ名称変更されています。また、社会基盤デザインコースは2027年4月1日から環境都市工学コースへ名称変更するとの告知があります。現在の名称と今後の名称を混同しないようにします。[3] [4] [5]
2026年度のコースは、機械工学、エネルギー機械工学、電気システム工学、電子情報通信、社会基盤デザイン、建築学、知能情報です。大学の紹介には旧名称が残る箇所もあるため、応募書類の所属名は自分の正式な在籍情報で確認してください。2025年度の卒業実績を、新名称の入学生だけの実績と説明することも避けます。[3] [4] [5]
| 専門領域の例 | 経験を整理する問い |
|---|---|
| 機械・エネルギー | 設計や実験で、性能と制約をどう両立させようとしたか |
| 電気・電子情報通信 | 回路や計測、通信の結果をどの条件で検証したか |
| 社会基盤・建築 | 安全性、利用者、環境などの条件をどう比較したか |
| 知能情報 | 実装した機能をどう試し、問題を切り分けたか |
エネルギー機械工学コースでは、エネルギーの変換・制御や材料に加え、複合分野をまとめて考える学びが紹介されています。このような専門の説明を参考にしつつ、自分の研究や課題で実際に扱った範囲を具体的に伝えます。[4]
大学院進学とGEプログラムを、研究目的から考える
工学部には、学士課程から博士前期・修士課程へ接続する6年間一貫のグローバルエンジニア(GE)プログラムがあります。3年次開始時に選抜する制度で、英語の講義・実習、国際・地域貢献や国際インターンシップなどが紹介されています。全員に適用される制度ではありません。[6]
進学を考える際は、GEへの参加の有無だけで決めず、深めたい研究、指導を受けたい分野、修士段階で取り組みたい課題を説明できるようにします。希望職種の募集条件と、研究室で学ぶ内容を両方確認しましょう。
学部卒で就職する人も、研究の成果が完成するまで応募準備を待つ必要はありません。現時点の目的、方法、確認できた結果、まだ解決していない点を分け、研究の進行に合わせて説明を更新できます。
進学条件、学内推薦や応募の手続き、資格に関する扱いは入学年度や所属コースで確認します。別コースの案内を流用せず、指導教員や学科の担当窓口へ、自分の計画を持って相談してください。
実験・設計の結果より、判断の過程を説明する
研究説明では、専門外の面接官にも伝わるように、何を解決したい研究かを最初に短く述べます。次に方法、自分が担当したこと、結果の確かめ方、残る課題を順に説明します。装置名や手法名を多く並べるだけでは、自分の工夫が伝わりにくくなります。
編集部の架空の例:「実験結果のばらつきが大きかったため、測定条件を一つずつ確認し、記録の取り方を見直しました。比較できる条件をそろえた上で再測定し、結果の違いを説明できるよう整理しました」。構成例です。自分が行った実験へ置き換え、実際には得られていない改善率や成果を加えないでください。
| 項目 | 点検する内容 |
|---|---|
| 目的 | 専門外の相手にも研究の狙いが伝わるか |
| 役割 | 研究室全体の成果と自分の担当を分けたか |
| 検証 | 何を比較して、その解釈に至ったか |
| 限界 | 確認できていないことを説明できるか |
| 仕事との接点 | 希望職種で生かしたい姿勢や知識が具体的か |
共同研究など外部と関わる内容は、公開可能な範囲を教員に確認してから説明資料へ使います。新規性を強く見せるより、取り組みの範囲と判断の根拠を正確に示しましょう。
説明会とキャリア相談で、候補の違いを確かめる
工学部の実施報告では、2026年4月23日・24日に後援会会員企業によるインターンシップ・就職説明会を開き、93社が参加したとされています。これは説明会の参加企業数で、採用社数や内定者数ではありません。次回の日程は学内の最新案内で確認してください。[7]
キャリア教育センターでは県内外の応募先の相談、エントリーシートの添削、面接対策を利用できます。個人面談は支援システムから予約し、原則対面で、所定の事情がある場合は遠隔相談も案内されています。[8] [9]
最初に候補の職種を二つ比べ、研究や実験の説明を短く作って相談へ持参します。専門内容は教員に、相手への伝わり方はキャリア相談で確認すると、企業選びと応募書類の準備を具体的に進められます。
参照した資料
大学・機関が公開する情報と、編集部による進め方の提案を分けて掲載しています。採用条件や支援の受付状況は変更されるため、利用時に公式情報をご確認ください。
- 琉球大学 2025年度 学部卒業者の進路状況確認日:2026-09-11 / p1/2、317卒104院202希望199就職115県外
- 琉球大学 2025年度 学部別就職先一覧確認日:2026-09-11 / p2工学、入口course2025年度
- 琉球大学 工学部確認日:2026-09-11 / 7専門領域・学部修士・島嶼
- 琉球大学 エネルギー機械工学コース確認日:2026-09-11 / 2026旧環境→機械・教育内容
- 琉球大学 工学科コース名称変更のお知らせ確認日:2026-09-11 / 2027.4.1社会基盤→環境都市予定
- 琉球大学 グローバルエンジニア(GE)プログラム確認日:2026-09-11 / 3年開始選抜6年一貫
- 琉球大学 インターンシップ・就職説明会実施報告確認日:2026-09-11 / 本文2026.4.23/24、93社。延べ数不使用
- 琉球大学 キャリア・就職支援内容確認日:2026-09-11 / 県内外・応募支援
- 琉球大学 個人面談(進路・就職相談)確認日:2026-09-11 / 予約と対面/遠隔条件